【火野正平・出演TVドラマリスト】おまけ資料

 

八丁堀捕物ばなし

〜とりものいちらん〜

 

●あらすじ●

江戸北町奉行所を舞台に、若き同心たちの活躍と、 江戸庶民の生活を
丁寧に描いた本格時代劇。「ギャラクシー賞」を受賞した。

狩谷新八郎は、数々の難事件を、持ち前の才能を生かして解決していく。
同心仲間や岡っ引き達の、生き生きとした姿も、とても魅力的に描かれている。

いかりや長介・田中邦衛・根津甚八・古谷一行・野際陽子など、
個性派俳優が わきを固める重厚な作品である。

季節感や風情にあふれる、情景も毎回楽しみ。

−1993年11月17日〜1994年3月2日・水曜8時・フジテレビ系・全13話−

 

●キャスト●

八丁堀同心・狩谷新八郎
北町奉行・左衛門尉景元
北町同心・秋山久蔵
臨時廻り同心・江藤十兵衛
江藤の妻
髪結い職人・藤吉
中堅同心・杉山虎之助
杉山の妹・佳代
小室玄蔵
玄蔵の妻・妙
若手同心・栗原
岡っ引・政吉

…役所広司
…古谷一行
…根津甚八
…いかりや長介
…野際陽子
…田中邦衛
…火野正平
…渡辺梓
…渡辺哲
…森口瑤子
…田中実
…三ツ木清隆

●エピソード●

第1話 「同心殺し」

八丁堀で同心が殺される事件が起きた。
下馬廻りの狩谷は、働きを認められ定町廻り同心の仲間入りをする。
初回90分SP。古谷一行・根津甚八・田中邦衛など、豪華キャスト総出演!

【今日の杉山】切れ者・狩谷の登場にヤキモキ。この物語では、正ちゃんのアドリブが冴えそうだ*
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監督:富永卓二/ゲスト:美保純・益岡徹

第2話 「女と手首」 切り落とされた手首が、屋根の上に発見される。
現場を目撃した男の話から、もう1人殺害された者がいたことが解る。
手首の持主は?もう1人の男の行方は?

【今日の杉山】不気味な手首をあずかり、途方に暮れるー

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監督:小笠原佳文/ゲスト:山本みどり 米倉斉加年

第3話 「花あらし」

花見の頃

杉山が8年前に島送りにした「洲崎の文蔵」が、復讐のため江戸に舞い戻った。
文蔵は、裏切られた仲間や女つたを殺し、行方をくらましてしまう。
花見途中の、佳代に「兄に世話になった」と声をかける文蔵。次に狙われるのは杉山か!
狩谷と秋山は、杉山には明かさず、佳代を囮にし、河原の小屋に文蔵をおびきよせる。
平幹二朗の迫真の演技が光る。芸術的で冷酷な殺しの手口は「羊たち…」のようだ

【今日の杉山】 自分が囮だーと騙されていた虎は、真実を知り佳代を守ろうと必死に走る
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監督:斎藤光正/脚本:吉田求/ゲスト:平幹二朗・伊佐山ひろ子

第4話 「おとうと」 杉山があしげく通う下谷広小路の水茶屋で、心中(相対死に)騒ぎがおきる。
弟が水茶屋の女に入れ込み心中したと思った、浪人の兄は、冷たい態度をとる。
心中に見せかけた殺しではないかと推測した杉山は、兄に詰め寄る。

【今日の杉山】 水茶屋に居合わせたことを、はぐらかすが、同心仲間はお見通し〜

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監督:原田眞治/脚本:浅田直亮(デビュー作)/ゲスト:清水鉱治・喜多嶋舞
第5話 「誘拐」
-かどあかし-

質屋・倉田屋の息子ら、三人の子供が誘拐され、それぞれ百両の身代金が要求される。
犯人からの指示書に翻弄され、同心たちが右往左往する間に、倉田屋に同心装束の男が現れ
指示変更だと言い放ち、千両を持ち去ってしまう。
その男は、貧しい浪人・山脇主馬が質入れした名刀正宗を見つめていたという。
やがて、二人の子供が解放され、倉田屋の息子が桶屋に監禁されている事が解る。

【今日の杉山】手紙による策略で、町を走り回りヘトヘト; 鰻−美味しそうだったのに

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監督:原田眞治/ゲスト:萩原流行・塩見三省

第6話 「同心の恋」

お正月

江戸は静かな正月を迎えた。美しい武家娘・妙が、怪しい一味につけ狙われる。
山根藩江戸屋敷の女中である妙は、江戸に来たばかり。材木商黒木屋までの使いの途中だった。
小室が、妙を自宅に匿うことになったが、恋心を抱き仕事も手につかない。
顔は閻魔様のようだが、心やさしく一途な小室に 妙も惹かれてゆく。
が、皆が案じていたように、いいなづけが現れ妙は屋敷に帰ることになる。
妙の幸せを願い身を引く小室だが、実は、いいなづけは悪党で…;
見終わった後に、なんとも心温まる話です。お薦めの作品!

【今日の杉山】妙を預かる事を皆に反対されガックリ;狩谷と一緒に小室を慰めるシーンが楽しい

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監督:三村晴彦/脚本:吉田求/ゲスト:森口瑤子・竹村健 →ここから1994年放映

第7話 「兇刀」

岩井道場の師範代岸川が、見事な刀さばきで左腕を落とされた無残な死体で発見された。
道場には後継者がなく、他に、後藤・佐々部・林の4人の師範代がおり、林は失踪していた。
単なる跡目主いではないと考えた狩谷は、道場破りに変装し、師範代たちの腕前を試す。
先代の一人娘・美尾は、道場の前であやしい風貌の男を見て、驚き後をつける

【今日の杉山】狩谷と賭けをした虎は、まんまと二分取られる。栗原に借りた銭は返したのかな?
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監督:富永卓二/ゲスト:渡辺裕之・岡まゆみ

第8話 「待ち伏せ」

江戸で悪事をはたらいた盗賊の運平が、故郷の甲州で捕まり、江戸送りになった。
かつて、江戸で運平を取り逃がした与力・梶原長門が護送を志願し、狩谷・杉山も同行する。
運平の女お仙の率いる手下は、裏街道で奪還をもくろむ。秋山もお仙に雇われていた。

【今日の杉山】太目峠の宿の風呂で、お仙の誘惑に惑わされ、裏木戸を開けてしまう;
とほほ
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監督:原田徹/ゲスト:石橋蓮司・清水ひとみ

第9話 「野良犬」

夏の終わり頃

朝市で、朝顔の鉢を買う、仲むつまじい夫婦・源蔵とおもんがいた。
その、経師職人(きょうじ:障子や襖を張る人)の源蔵が、ある晩、斬殺された。
おもんは、元女郎で、五十両で源蔵に身請けされたばかりだった。
藤吉の知合いイサの証言によると、源蔵は、南町奉行所同心板倉の犬(=下っ引き)をしていた。
板倉は、1年前の捕物の際に斬殺されていた。
身請金の出どころが気になる狩谷は、板倉の同僚・島村忠介に、捕物の様子を聞きにいく。

【今日の杉山】昼寝も〜どこに行くのも〜狩谷と一緒。虎は狩谷に惚れ込んでいるのだろう*
夏でも同心達は黒足袋だが、虎はいつも裸足。小室の赤フンなど〜衣装設定にも拘りを感じる

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監督:小笠原佳文/ゲスト:伊藤麻衣子・本田博太郎・三浦浩一

第10話 「送り火」

お盆の頃

蘭学者の反幕府思想が町民の間に伝わる。探りをいれていた同心鳴沢が、墓場で殺された。
狩谷は急な胃痛をおこし、薬種商・小杉屋のぶに、薬を照合してもらい、美しいのぶに惹かれる。
墓守の老婆の話によると、下手人は、小杉屋の彦次郎だという。
彦次郎は、思想のために店を放り出し、何年も妻子の元へも戻っていないというーーー
徐々にみえてくる、のぶの壊れ具合にはゾクッとさせられた。終盤のスローが独特の雰囲気

【今日の杉山】目撃者の老婆の話を、カメラ目線で説明する、汗だくの虎が最高に可笑しい!
薬種屋の廻りを張り込む、同心たちの変装も楽しい。虎は商人の格好。香具師か…?
江藤の家で、わらび餅を食べるシーンの、和やかな雰囲気もいい

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監督:井上昭/ゲスト:芦川よしみ・鷲生功

第11話 「大盗賊」

端午の節句

丑三ツの半兵衛は、人を傷つけず当座の金も残す、古風な掟を守る大盗賊であった。
しかし、半兵衛の仕業である証拠の「錠前と丑の字」を残す、凶悪な手口の盗みが続いた。
かつて、半兵衛に世話になった、髪結いの藤吉は、とても半兵衛の仕業とは思えない。
藤吉は、追いつめられた半兵衛を、弟子と偽って切り抜ける。

【今日の杉山】
虎は現場検証には積極的だが、捕物は苦手なようだ。
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監督:菅光璽/ゲスト:加藤武・草薙幸二郎

第12話 「約束」 井戸の中から与助の死体が上がった。与助は、弁蔵の子分の錠前はずしだった。
亡父の法事のため、寺に赴いた狩谷は、帰路に白金山中で雨宿り中に、瀕死の女お袖から
赤子たまを預かることに。子供の父は、鶴吉という煙管職人で、赤坂の小物問屋の嘉兵衛を頼り
江戸に向かったという。まもなく赤子が生まれる小室の妻妙に、たまをあずけ、狩谷は父親を探す。
鶴吉を知らないという嘉兵衛に、狩谷は不審を抱く。やがて、嘉兵衛と弁蔵の繋がりをつかむ

【今日の杉山】「(狩谷が)いても一緒だろ」「おりゃ(乳は)出んぞ」。相変わらずドライな虎;
捕物では「栗原〜ッ!」と助けを求め、小室に助けられる。もっとガンバレ虎!
朱色の衣の赤子を抱く狩谷の姿が、ちぐはぐで滑稽♪珍しく食事シーンなし

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監督:三村晴彦/脚本:吉田求/ゲスト:杉本哲太・金子研三・高峰圭二

第13話 「花晴れ着」

桜満開

雨の中、鼻緒の切れた狩谷が往生していると、美しい女が走り去る。
翌日、造り酒屋の舞阪屋・太兵衛の女房おえんが、刺殺された姿で八丁堀に浮かんだ。
野次馬の中に、太兵衛の囲い女・おぬいをみつけた狩谷は、昨晩の女だと気付く。
取り調べをするが、おぬいは太兵衛と一緒に「雨音を聴いていた」と証言をする。
太兵衛に、女房殺しの容疑が及ぶと、おぬいは「自分が殺した」と訴え、牢獄に入れられてしまう。

【今日の杉山】おぬいは町でも評判の器量良し。その「首切り役」を言い渡された虎は苦悩する。
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監督:斎藤光正/脚本:安倍徹郎/ゲスト:鶴田真由・堀内正美

「八丁堀捕物ばなし2」 も見る


*独自に調査して、まとめましたが、間違いがあるかもしれません*
*不明箇所をご存知の方はご一報下さい*

update:2022.5.11