【火野正平・出演TVドラマリスト】おまけ資料
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16週「禁じられても…」 1/15-1/20 |
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86) 玄関先で記念撮影する徳永一家。〜シャッターが切れると昭和45年・春 17歳になった由利子(邑野みあ) 、清志中3受験(榎田貴斗) 登中1ケンカばかり(長澤翼 隆6年生野球に夢中(中村孔哉) 亜紀2年生(鍋元穂乃香) 45年は大阪万博の年。学生運動、安保反対、ベトナム反戦、フォークソングブーム。 市電は姿を消し、自動車が走る。町には、パンタロン・ミニスカ・チューリップ法度の若者の姿〜 喜八郎が亡くなり、翌年・母イシも奄美で病気になり他界していた。 町子は相変わらず執筆に大急がし。 医院の待合室には、なれた様子の鶴田編集者(黒神龍人)と 新人の亀山編集者(田中綾子)。 受付には 、藪下めぐみ(大下里紗)。鯛子「藪ちゃん。あと何人?」 藪「患者さん終わりました。あとは〜鶴亀」「コレコレ;」 亜紀は、アメリカンクラッカーに夢中♪町子もカチカチ登場〜 健次郎「あんたもかいっ!?」町子「あはは」 居間に集まるか家族。2階からレコードの音。青春真っ只中の由利子の部屋は、フォーク歌手のポスターだらけ; 居間・夕飯〜 健次郎「レコードの音小さいかけなさい」由利子「歌詞聞こえへん;」 健「それと、8時以降禁止や」「そんな早いわ;」 町子「ちょっと8時は…早いわ;」健「早ない」 町子「誰のレコード?」 由利子「借りてん。岡林信康」「クラスメイト?岡林君て」 由利子「岡林は歌手で、借りたんは千春ちゃん。ギターひいてやんねん。私もほしいんなぁぁ〜」健「弾けもせんのに」 亜紀「万博連れてって〜」健「何度見ても、月の石一緒やで」「お父ちゃんにはロマンがないなぁ〜」 町子「あはははは」 亜紀「おばちゃん!日曜にいこう!」 町子「お仕事せな;」 由利子「あたしも行くとこあんねん」 夜中に電話する由利子「内海さん来はるの♪ほな日曜日にね!」 健次郎の目を気にしながら、ササと部屋へ戻る。 晴子仕事から戻る。2階からレコードの音。晴子 「フォークの集会見にいったって。嬉しそうに言ってたわ」「集会?」 「反戦歌とかメッセージソングとか。どないする?ヘルメットで暴れたら、」健次郎「そんな、なるかいなぁ」 晴子「若い子は、信じたらまわり見えへんようになるからね」健次郎「そんなぁ」町子「脅かさんといて〜;」 健「年寄りみたいなこというなぁ」 日曜日〜 朝からでかける由利子。みすずとすれちがう みずす独り言 「…由利子ちゃん?えらいご機嫌さんやなぁ」 ←友近ワールド(≧▽≦) 応接間のみすず「若かったら絶対行ってたな!ベトナム戦争反対のプラカードもって歌うねん♪ ボブ・ディランや ジョーン・バエズみたいに。」 「そんなん興味あんの?」 「今やったらいかれへん。学生だから、時間あるから行くねん。岡林、高石友也、赤い風船人気あんねんから〜」 勉強になった町子。新宿の集会は機動隊も出るほどらしいと聞いて、心配がつのる。。 集会の会場は教会〜 由利子に声かける千春(林明日香)。その隣に、内海ススム(達山智宏)←ちょっとイイ男。 ギター弾き歌う千春の声は、とても素晴らしく、皆が聞き入る。憧れと誇らしさを感じながら見つめる由利子。 注)教会の牧師役は、大塚まさじ(ザ・ディラン) 集会が終わった後もダベリ。 内海「どんな唄が好きなの?」「禁じられた恋(森山良子)…かな」「かわいらしいなぁ」 内海「喫茶店でもいこか?」 由利子「あの…」 千春「お父さんに怒られるから」 内「お嬢様なんや」 由「違いますっ!」ムキになる。 内「自立しよう思うたら、親だますぐらいの気合が必要や。ほないこー」 夜11時。連絡もなく帰宅が遅れた由利子を心配し、不安になる町子と健次郎。 町「 いきなりどなったりせんといてね」 健次郎「言わなあかんことは言う」
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87) 由利子こっそり帰宅するが、健次郎に呼び止められる。「ただいま、やないやろー!!」大落雷☆ 由利子「友達としゃべってたら、あっという間に…」 健次郎「時間忘れてしゃべるな!」 由「お父ちゃんかて朝まで喋ってるやないの」「健「…;」 町子「有効!」 健次郎、怒って退場〜 町子「心配するから、今度から電話して」 由利子素直に「はい。」 凹んでる様子で2階へ。 町子、足元にチラシを発見。「教会?詩の朗読〜?」 朝の居間〜 健次郎にチラシ見せる町子「面白そうでしょ?私も行ってみようかな。」 由利子に「連れてって」というが「絶対いや!」と、断られる〜 仕事場で、純子に相談「保護者同伴なんて〜;関係ないところで行かれては?」変装したらどうかーと町子。 〜 町子の 変装シーン〜 パンタロンにヒッピー風の服。 純子、思わず創造し「い…いけません;絶対ダメ!」 週末の土曜〜 健町純。タイガースの新人・タブチの話題で盛り上がっているところに、学校から電話。 由利子が、高校の窓に、友達と「ベトナム戦争反対のビラ」を張ったことが発覚し、学校から呼び出される。 一度は学校へ向かった健次郎「阪神巨人戦のデイゲームがある」と戻って来てしまう;あきれる町子 健次郎 「由利子がやったことで呼ばれても、説明でけへん。理由があってやろう」TVに没頭。 町子もなぜか納得し 「帰り、まってみよか。」と言い出す。 晴子「普通やあらへん;あの夫婦」 純子「信頼してらっしゃるんですよ」 登「ボクの専売特許なのに〜」 夕方、由利子帰宅。千春も一緒。部屋へ行こうとする由利子に、健次郎「何かいわなあかんことあるやろ。」 由利子「あたしとこだけrだったよ。誰も迎えに来えへんの」 健次郎「何で迎えにいかなあかん?」 町子「怒られてたん?」由利子「みんなでビラはがしてた。お昼食べてへん。ラーメンでもつくろっか?」 健次郎「アホ!! しょうもないことして;」 由「何がしょうもないの?戦争反対の呼びかけやもん。平和運動やで」 健「親のスネかじって何が運動や。高校生が政治に口はさまんでもええ」 由「文部省と同じこと言うてる。ベトナム戦争、おかしいと思えへんの?」 健「お前らで、どうなるもんでもないんや」 由「そんな大人にまかせたたら、今こうなった。改革せにゃ」 健「まだ子供。親のいうこと聞くもんや」 千春「誰かがやらないと、世の中変わらないんです。」 健「二度とやったらあかんで。ええな」 台所でラーメン作る、由利子と千春。 由利子「封建的なんやから!お父ちゃん」「心配してはんねん。箱入り娘」 町子見に来る「ちゃんとできるの? 千春ちゃんも一緒にビラ?」 千春「ちょっとお手伝い」 由利子「千春ちゃんすごいねんよ。歌作って教会でも歌うてるねん」 「そうなん!? …叱られたの?」 「みんな黙って見てた。日和見主義者や。 おばちゃんも食べる〜?」 呑気な
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88) 日曜〜 毎週フォーク集会に出かける由利子。千春も一緒。 応接間に亀山編集者。純子に、ベトナム帰りの報道カメラマンとの対談の仕事を持ちかける。記事を見せながら、 亀山「花岡先生と同じ年くらいの、野村寛司さん。大阪出身で、戦中戦後は大阪に。読書家で話し好き。 口癖はーほんまのトコ 」 はっ、と気づく純子「わかったぁ!大先生実は…」と健次郎に打ち明ける。 居間〜 純子「先日の対談の健ですが、お受けしてよろしいですか?いろんな話題が〜♪」 ベトナムと聞いて、町子「話聞いて見たいね」 「絶対面白いな!」とあおる健次郎。 町子がその気になり、健次郎・純子は喜ぶ。カンジ君だということは内緒〜。 健次郎と亜紀は万博へ。 教会〜 ベトナム戦争について語り合う若者達。意見を求められる由利子。ビラ張りした事も知れている。 千春は由利子の母が「花岡町子」だと暴露。皆、父がカモカ、実母が作家だということも知っていた。←スゲー 気になる内海君に勧められ、由利子は詩を書くことに。 夕飯〜 傍らに万博土産。動く歩道が気になる町子。亜紀「宇宙へ行きたい」 清志「宇宙飛行士どや?」 健次郎「」女がそんな働かんでよろし。電車でいけるとこにしとけ」 町子「女のほうが社交的。宇宙人ともー」 部屋で勉強していた 由利子、町子を呼んで相談事「詩の本貸して欲しい」 自室〜 詩がかけず、苦労している由利子「簡単そうで難しい。書けるかな?」 励ます町子。 翌朝・医院〜 由利子「夜、息苦しくなる」と鯛子に相談。藪「特定の人の事考えてへん?相手は?」 藪ちゃんの、しつこい詮索に逃げ出す由利子; ある日の夕方〜 たこ芳貸し切って、対談をする町子「野村さんが?粋な方ですね」 純子「野村さんが先生のエッセイごらんになってて、どうしてもたこ芳でって」 喜ぶりん。 町子「どんな方?」 純子「うっふふふ」とごまかす。 店に、亀山編集者とメガネのカメラマン(平田満)が入ってくる。町子「はじめまして」 寛司「うっわーひさしぶり!野村カンジです!」町子「はじめまして。花岡町子でございます。」 寛「なんや。わからへんの?おれそんな変わったかな?ホンマのトコ」 町「へ…?」 メガネはずして「カンジ!カンジッ!」自分を指差す。 町「カンジ?…!野村カンジ君!?」 〜カンジ♪回想〜 町子「けどびっくりした!報道写真?」 寛「ボクの方こそびっくしりた!あんたが〜あんたなんて言うたらあかんな;」 町子「昔のままでええの。」 寛「賞とったのはしってたけど、楽天乙女にオレのこと出てくんねんもん。びっくりしたわー」 町子「ほんまのトコーでしょ?」笑 町「純子さん、人が悪いわ〜」 対談は、大阪、ベトナムなど〜話題がつきなかった。 町子「ようそんな大変な場所(ベトナム)に」 寛司「自分の目で見て確かめて、正確につたえなあかん思うたんや。 今そこで何が起きてんのか。お父さんに最初に写真を教えてもろうたとき、言うてはった 」 町「え?」 寛司「真実を写すと書いて写真と読む。芸術も報道も、真実を写すことは一緒やて 今でも、大事なお守りみたいな言葉やわ」 町子「危険な目見も遭うたんでしょ?戦場は人の命が簡単に奪われる場所やからね。」 町子「結婚は?」 寛司 「してるけど、こんな仕事やろ、両立はむずかしいで;」 続きは家でーと誘う町子 「今日は約束があって;日をあらためて」と寛司。 町子「美味しいもの作るわ」寛司「ホットケーキより?」 あれはうまかったーと盛り上がる2人。 詩がかけない由利子。部屋でイライラー
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89) みすずから電話「一緒に教会の取材に」ーと誘われる。 乗り気じゃない町子。純子に勧められ行くことに。
次の日曜〜 詩が書けず、憂鬱な顔で出かける由利子。 居間では、町子と純子が変装の準備 純子「素敵〜先生!わからないっ♪サイコー」 タメゴロ〜のようなサイケなハデハデ服にズラ; 襖から健次郎「知らんでぇ〜;」 教会、トンボメガネにキャスケット帽の町子。ペイズリーシャツの純子。 OLスーツのみすずは、牧師に挨拶。 純子「なんだか生き生きしてますね、由利子ちゃん」ワクワク ♪ともよ〜夜明けはぁ近い〜 町子「岡林や」 千春。さすが唄うまい ♪わたつみのうた 手を叩いてノリノリの町子「ハッ!ハッ!」と声だして、由利子にバレバレ; 由利子の作詞した歌は大阪弁。千春のギターで♪皆目わからへぇん〜 調子っぱずれな唄で、会場は微妙な空気に; 晴子と内海が慰める。千春「おばちゃん。この前はアリガト」 ←今日はいい子や。 町子「唄よかったよ♪」 由利子 「私はアカンわー;」 部屋で悶絶する由利子 居間・夜〜 健次郎「皆目あかんわ(笑」 町子「志はわかる。書きたいという意欲は、尊ぶべきやね」 「ごめんください〜」と男の声。 警官(松のりひこ) と千春。 警官「暗いところ歩いててー誰にも連絡つかへんもんで」 千春「電話しても無駄や」 居間で話す健次郎と千春「兄が家でて京都にいます。親は心配なんてしてません」 迎えにきた、晴子の父・安男(浪花勇二)「なにをしてんのや!お宅の娘さんもそんあ吹きだまりみたいなトコに?」 町子「吹きだまりって…;」 父「唄で食って生きたいて、世間で笑われるのは親ですわ;アホらし」 「そんなだらしないトコ、ホンマ母親に似てる!」 町子「お母さんの悪口はやめて!」 出て行こうとする父子。 町子 「ねぇお父さん。千春ちゃんの唄きいたことありますか?」「いや」 「ものすごい、いい唄でした。せめて聞いてから判断してあげはったら」 「帰るで!」 千春「おやすみなさい」と頭下げて帰る。町子「ひとりの人間として見てあげたらいいのにね」 健次郎「せやから、急いで大人になろうとしてんねんやろな」 千春の両親がひどい不仲だと話す由利子。
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90) 朝の居間〜 由利子「今度の日曜、広島のフォークコンサートへ行きたい」と言い出す。
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91) 教会では、広島行きの準備「ほな今夜11時に梅田駅前集合な」キップ受け取る由利子。 千春・内海登場。打ち合わせがあるので先に出かける。由利子ヤキモキ。テンション↓ダウン 待合室〜 場所取り用の古新聞捜す由利子ーない;町子、部屋に新聞もってきてくれる。 机の上にキップ発見「ギターひいてないでしょ?」「才能ないみたい」 町子「えらいあきらめるの早いね」「牧師さんにもいわれた:なんの才能もないみたい…」 「まだ17年や!才能いっぱいつまってる」と励ます町子 居 間・夜〜 晴子が帰宅。由利子が要ってしまうのではと心配する晴子。 「たこ芳いってくれば?」とすすめる町子、健次郎「いってくるわ〜」 晴子「なんでこんな時に??」 町子「2人見張ってるっちゅうのも不思議な話やもんね。わたしも原稿書いてこ。」 衝突避ける、、、 りん「広島で集会?♪フランシーヌやね。心配? ちょうど今、美味しい生牡蠣あんねんけど」 和尚。工藤、俊平が、酔って乱入。 10時10分〜 荷物つめながら、考え込む由利子。 町子、仕事をするも、気になってならない; たこ芳〜 生牡蠣たべつつ。和尚「まだ、高校生やないか。絶対危ないわ;」 呑んでる場合かと、工藤。 健次郎「いうことは言うてある。あとはまかせなのぉ」 りん「親やんのも、えらいこっちゃ;」 こっそり、階段を降りてくる由利子。気づいているようだが、仕事続ける町子。 夜遅く、健次郎帰宅。真っ暗な中、居間の明かりをつける。ーーーと、縁側に町子「おかえりなさいー」 町子「…いてやるよ」 健 「…行かへんかったのか」「うん」「そうは。ふろ入る」 町子笑顔に。 由利子、暗い部屋で、写真を見る。写真には「由利子・千春・内海」 ♪禁じられても〜会いたいと〜 小さな声で歌う由利子。 翌日、寛司がベトナムに発つ挨拶にくる。健次郎に一升瓶わたす。町子「早めに言うてたら用意してたのにー」 寛司「あのーマコちゃん。話が…」「?」 仕事場〜 町子「ものすごーちっちゃいんよ」 寛司「へーここで書いてんのか」 座る。寛司「嫁はんとの事なんやけどーもうちょっと続けてみよういうことになった」「ほんまに♪」 寛司「話し合うたんや。こないだ、2人みててtな。時間かけてしゃべってみたんや」「ああ。それでお礼ってー」 「由利子ちゃんは?」「フォークの集会はあいかわらず行くって。この先はわからへんわ」 寛司「大丈夫や。無茶するような子やあれへん。 ーーあ。これ(写真)お父さんや!」懐かしそうに見る 「ああ。やさしそうに笑ろてはる。考えたら、写真撮るの教えたもったのに、お父さんの写真1枚ももってへんで。 ほんまのとこ、オレ、最近わからへんようなってたんや。何でこんな怖い思いして撮ってんのやろーって。 今、お父さん。オレの撮った写真見たらなんていいはるやろな。歳おいこしたな。2人とも 町子「お父ちゃんきっとね。ええ写真やなーーっていうと思うわ。 それでね、カンジくん死んだらあかんぞ。待ってる人がいてるんやから」 寛司はベトナムへ〜 数日後・由利子の部屋〜 「学校やめんの?」千春「日本中のあちこちの集会にも言ってみよう思うてる」 もっと曲つくってな。自分の唄。聞いてもらおうって思うねん」 恨めしげに、じっーと見つめる由利子。 夕方〜 縁側に座る由利子。町子「千春ちゃんきてたの?」「学校辞めるねんて。音楽でがんばっていくねんて」 町子「そお。千春ちゃんは、他の子よりちょっと早よ大人にならなあかんかったんやね。 誰でもそんな時期は必ず来るの。あせらんでええのんよ。」 うなずく由利子。 そして〜 万博にでかける、隆・町子・亜紀「最初は月の石やったわね」 健「あれ?由利子は?」 町子「やっぱりいかへんて…」 家からレコードの大音量。こんどはロック!? 箒もって、シャウトする由利子「やっぱこれからはロックやなー!」 まだまだ青春真っ只中。
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17週「しもたっ!」 1/22-1/27 |
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92) 月刊誌に毎月新作発表し、忙しい町子。さらに毎朝新聞の連載の仕事の以来も。 ふすまの陰では、編集者2人が聞き耳。これ以上遅れたらーと心配;10円ハゲまでできとる。 編集者に胃潰瘍やハゲはつきものらしい; 編集者見送りながら。純子「作家って、業務上過失傷害で訴えられませんか?」 町子「月刊2つ週刊1つ。締め切りが重なって;」 「お体大丈夫ですか?」「アタシは元気だぁぁぁぁ」 昼ごはん。(うどんじゃない) 新聞の連載引き受けるーと町子宣言。 藪ちゃんは、待合室で、待ちぼうけの松岡編集者とインスタントラーメン。鯛子さんあきれる; 午後、男が来客。同人誌時代の友人だと名乗る。 「ちょっとトイレ」と家の中をウロウロ〜 診察室〜 一真和尚が、香港土産をぎょーさん持って来る。酒、お茶、千手観音? 「一目見て気に入ったんや!くくく…口で言えんくらい!」 様子が変; 旅先でお腹を壊したという和尚。そこへ、町子乱入「栄養剤もらおうと思って」 居間でお茶飲もうと、一同土産を持って移動。 観音様を運ぼうとした町子、うっかりゴロン; 手がポロリ 居間で、謝ろうとする町子。 だが、そこで健次郎が「大変な値打ちモンらしいで!なっ」 和尚は「あ。う…うううん;汗」 町子、苦し紛れに「よかったら貸しといてもらえませんやろか?小説の参考にー」 和尚「どうぞどうぞ」と快諾 「京都のお寺のミステリ〜;ミステリィ;」とごまかし、仕事場へ逃げ込む。 仕事場〜 観音様の腕をなんとかしようとしていると、さっきの男が乱入。 純子;怒 「二ノ宮留夫(マギー)です!以前、スズカケという同人誌でー。わーこれ古いですね」観音様に興味 「実家が骨董屋なんです。」と留夫「コレ折れてますね!〜アレ?同じのみたな〜用意しますから弟子に」 唐突な発言に驚く町子・純子。「仕事もやめてきた」と留夫。町子は「そんな大それた〜と断る」がひかない。 留「踏んだりけったり読みました」町「降ったり照ったり」 留「スットコドッコイも!」純子「おっとどっこい」 明日も来ます〜と、退場。 純子「正直に言ったほうが。」「」タイミングが;」 同じものを用意してお詫びしようということに。 夕方松岡研修者が帰宅。原稿胸に涙ぐむ; たこ芳〜 町子とみすず。久々に2人で呑んでいる。みすずは、「たこ芳のたこ」に喜♪ みすず「かもかシリーズ読んでたこ芳に来たいという人が…」と告白。男性らしい。 「接着剤で応急処置はした;」「弟子志願?」と今日あった事を話す2人。 みずすのカレは「骨董が趣味でーー 家庭持ち」 突然の告白に驚く町子。
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93) たこ芳から戻った町子。 居間でビール飲んでいる健次郎「新聞の仕事やる気か?女の人は欲深いなー」 町子「え?不深い?」 健次郎 「深い深い。だいたい人の持ってるもん欲しがるのも女の人や」 みすずの不倫告白を思い出す町子…; 健次郎「観音様、早よ返さんと」町子「…お風呂はいるわ、、、」と退散 健次郎 「あ。それとなー」 町子「(ドキ…)」 「体の事考えてな。」 ←町子。隠し事できないタイプや; 居間・朝食〜 話題は観音さんに。町子ーオドオド; 晴子「具合悪い?主治医がちゃんと診てあげなー。ごちそさま」 隆「折れた!」 町子☆ドキドキ! 「ーお箸の先」 仕事場で、接着剤試すが、腕付かず…ポロリ; 観音様に手をあわす町子 ←(≧▽≦) 「わあっ;」玄関から晴子の声。靴をピカピカに磨く留夫、自己紹介&深々と頭下げる。 町子「昨日お断りしたじゃないですか!?」 留夫 「許してくださるまで、動かない覚悟です!」町子クラリ〜@ 健次郎「どうすんねん?」 留夫「コレ読んで、判断してください」ぶ厚い小説の束差し出す。 留夫「あの。カモシカのおっちゃんからもお口添えをー」 健次郎 「…カモシカ?」 町子・健次郎、目をパチクリ☆ 悩む町子「観音様のバチやろか?」 町子の変わりに留夫の小説を読む純子。 純子「出だしは現代の恋愛モノ。主人公の恋人はかぐや姫」 町子「SFですか?」 純子「2人の逃避行は時を超えて、近未来〜江戸時代。そして舞台も世界をまたに駆け」 途中まで読んで、力つきた純子;放心。 さて、どう断ったものか; 待合室で、ラーメン食べ、鯛子さんに叱られる藪ちゃん。留夫も一緒。 町子留夫に声をかけると「朗報です!観音様見つかりそうです!」妻子持ちだと発覚。 急な往診で、急ぎ出かける健次郎。 「ボク車できてますケド」なにかと、タイミングの良い留夫。 たこ芳〜 「1人になりとうて」と町子。そこへ和尚が登場「寺の場面にはわしも出してな」とご機嫌 その頃、徳永家には俊平と工藤「ええなぁ海外旅行」と和尚の話題。「自慢の観音さんをみたい」ということに 健次郎、観音様を取りに町子の部屋へ。真っ暗な中つまづいて…「あっ;」、、、手が折れた(と思い込む) 部屋に戻り「見つからんかった」とごまかす健次郎。俊平「えらい汗かいてるで?」 たこ芳〜 和尚と入れ変わりに、みすずとカレシ・桑山九州男(大竹修造) 「エッセイトと同じや」と興味津々の桑山。「〜なぁ。みーちゃん」ラヴラヴな2人。 桑山の半紙によると、千手観音は60万くらい? 町子仰天☆「また新連載増やさないと・・・」 店の前で別れる、みすずと桑山。「あえて約束せず、いつ電話来るかな、と待つのが楽しいねん」とみすず。 「たまに受話器に手おいた瞬間鳴ったりして。食べ物の趣味が一緒は大事やね♪」楽しそうその頃、徳永家では、英語の辞書を探す晴子。 晴子に頼まれて、町子の部屋にいく隆。同じくつまづいて…「ああああっ!!しもたっ」、、、手が折れた(と思い込む
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94) 居間・朝食〜 清志のおかわりよそう町子。釜をガチャ;イテテ「バチ当たったんやろか?」 隆・健次郎・晴子(ギクッ;) −−観音さまの犯人たち; 健次郎「町子。話があんねん」隆「ボクも。ーいやお父ちゃんから;」 譲りあう2人 玄関先で叫ぶ晴子。二/宮留夫が庭掃除。 晴子「昨日は靴磨き、今日は庭掃除。明日は象にでも乗ってくるんと違う?」 留夫の扱いに手を焼く町子。しかし忙しく放置ーー 料理も得意な二ノ宮。機嫌よく焼きそば作る そんな時、留夫の妻・かなえ(衣通真由美)が訪問。観音様の件で。 「すぐ手に入ります。よろしくお願いします。夢をかなえてやりたい」と熱弁。 困る町子さん。でも、観音さんは欲しい、、 診察室〜 健次郎に告白しようとする晴子。そこへ和尚乱入でうやむやに。 和尚「旅行は帰ってから疲れが出るわ」 健次郎「あのな…観音さんやけどー」 「ええやろ♪みんなが拝ませてくれと。〜そろそろ返してくれんかな?」健「…;」 居間〜 留夫にキッパリとダメだししようとする町子&純子。 遠まわしに、小説が面白見にかけるー荒唐無稽ー登場人物が〜という町子。 イライラした純子「才能がないんです!」とバサッリ斬! 町子「本当にごめんなさい!」頭下げる町子「」わかっていただけた?」 留夫「わかりました。」 ホッーとする町子と純子〜* 夕方〜 観音様をもってきた、かなえさん「安くなるよう私どもで交渉します」 町子「だんなさんは?」 「部屋にこもって、また張り切って書いてます♪的確なご指導いただいて」 町「仕事辞めて反対しなかったんですか?」 か「私、公務員ですし。あの人の才能を開花させるのが、私の才能の開花でもあるんです! 先生!あの人才能ありますよね!? 」 町子「小説化には向いてないと思います!」とハッキリ☆ 仕事場〜 健次郎、観音様の事話そうとーーそこに由利子「病院の前で女の人が…」 かなえ、徳永委員の前で倒れ。運びこまれた。 健次郎「胃けいれんやな」 「先生…」 町子「わかってはるわ。ヨカッタ*」 健次郎「かなり前からでしょう?発作」 そこへ、迎えにきた為夫「何があったんです?」 今まで、気づかなかったらしい; 為夫「また、明日きたときに、様子報告させて「もらいます。」 町子 「あなた、もう2度とここへ来たらあきません」「え?」「あなた小説家には向いていません」「…そんな冗談」 町子「お断りさせていただきます。ごめんなさい」 留夫「諦められません!1作読んだくらいで…」 健次郎「向いてへんわ!」渇!「何を見てたんや。奥さんが病気なのに、気づかなかったで済むか? いちばん身近な人の事も見てへんのに、できるはずないがな。子供さんもいてはるんやろ。」 留夫「結婚して、夢持ったらあかんていうことですか?」 町子「それは違います!夢だけですばらしい小説かけるんですか? 小説というのはね、そんなに甘いもんやないんですよ」吼 しんみりと続く〜
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95) 留夫が帰った後の居間、町子「あきらめてくれるかなぁ。。ええ年して夢ばかり見て…」 健次郎「ええ歳してー子供なんや」 留夫は、翌日から姿を見せなくなった。 ある休診の日〜 町子、2対の観音様を並べ「微妙〜っに、違うのよね;」憂鬱。。 「これをお返しするよりないもんね…」と壊れたほうの観音様を片付け、部屋を後に。 その隙に、接着剤をもった健次郎。さらに、ボンドをもった晴子。 健次郎「おっ。折れてない!?何で???」驚く肩越しに晴子「引っ付いてる!?」 健「な、なんやっ;」 お互いの手に握られた接着剤を見て「あっ☆」 居間〜 朝食の支度する町子の傍らで、健次郎と晴子が、ヒソヒソ話。 (お前夢でもみてたんじゃ?)(兄ちゃんこそ)(たしかに折ったよ)(なんで元通りになってんの?) 町子「なんやのコソコソと。観音さんなんですが、今日お返ししてきます。」 健次郎と晴子、硬直; 隆登場「あかん!ほんまのこと言わんと、ボク気持ち悪い; ボク、観音さま壊してしもてん。ごめんなさい!」素直にあやまる隆くん。 仕事場〜 「申し訳ございませんでした;」 正座してあやまる町子、呆れ顔の健・晴・隆+純子 「みんなが倒す前から…折れてたんです」 健「最初から?」 晴子「ほな私ら、、」 その日の午後・居間〜 一真和尚来訪。(かしこまって)健次郎「わざわざすいません」 町子「あのーこれ。」 観音さま差し出す 和尚「おお♪役に立ったか?」 もげた手を持って、ジーっとみる和尚。平謝りの町子・健次郎; 和尚 「やっぱりアカンかったか〜いっぺんは、ひっついたんやけどな。 荷物入れるときおれてしもうてな。」 町子「ほな最初から?」 和尚「うん。」あっけらかん。 健次郎「よう、高価なもん壊して、平気でしたな?」 和尚「帰りの飛行機で、友達に聞いたら、この店、ニセモン掴ますので有名なんやて」 そんな和尚を冷ややかに見つめる、健次郎・町子。正座してた足をくずす;ヤレヤレ 仕事場〜 町子「この数日、間返してほしぃぃぃ」 純子「この観音様も、ご縁があってきたわけですから〜隆くんが勇気があったって事ですね。 二ノ宮さんも、あきらめる勇気があればいいんですけど* 」 数日後〜 二ノ宮留夫から手紙「小説教室に入ることにしました。夜間のクラスで基礎から習います。 ちゃんと社会に出て、人間観察もします。 」池内先生の教室だった。 電話ー池内先生から。町子「二ノ宮?弟子じゃんあいですよ!推薦て?ウソです、ちゃいます!」 たこ芳〜 健次郎「あっはっは。粘り強い男やな」 工藤と俊平乱入。 りん「このあいだの…この店のこと書いてもいいか、電話くれはった」 みすずの話題に〜 俊平「その人!結婚式の時に着物着てた〜♪様子のええジェントルマンと一緒だったって〜」 愛人談義に。俊平「嫁はんと愛人はちゃいまんねん。」 工藤「寝顔みられて平気なのが嫁さん。みられとうないんが愛人」 俊平「おならが、プッとできるのが嫁はんの前。できないのが愛人の前や」 健「体にわるいやん。どっちも一緒やん」 町子「今なんていうた?怒」 健「一緒やろうと「思う」の話や; なにが違うんや。一様にかわいい女のや」 工藤「愛人とはフレッシュでロマンチック?」 町子「男の本音て、小説より面白い」 純子と笑いあう。 仕事場〜 翌日、早速昨日の話をエッセイにしている町子。みすず来訪 みすずは、今日は「別口」のボーイフレンドとデートとか? 「年下のカメラマンやねん。最初のデートでは、ビフテキ3人前食べて〜(おいしいわ)って。かわいらしな♪ その後な。バーでナッツ食べながら(ピーナツ以外の豆初めて)て」 仕事だけじゃ、気持ちがささくれ立ってしまうーとみすず。 あきれる町子。 「ついていけんわぁ。はぁ〜@」
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96) お昼はきつねうどん。(鯛子さんは週1回の参加らしい…) 藪ちゃんを気遣う純子。「インスタントラーメンのことを責めたら出て行った」と鯛子 するとー玄関から騒ぎ声; 藪ちゃんが、ラーメン汁をかけちゃった相手は、信夫くん(←久々♪) 藪「待合で食べたらあかんて言われたから。お天気もいことだしー」鯛子さん怒 営業の途中で寄った信夫。お茶すする。「ちゃんと食べてンの?」と世話やく町子。お母ちゃんみたい。 町子「カステラ食べるか?」信夫「うん♪笑顔。 お姉ちゃん。実は話あってきてん」 母・和代が仕事を辞め、理由もいわないので聞いて欲しいとのこと。 町子「大騒ぎになるから孝子には言うたらあかんで」話しながら、カステラ切っている。 「んじゃぼちぼち行くわ」カステラを手でつかみ帰ろうとする信夫(笑顔♪) 「あ!そうや。アレ面白かったわ〜。ふんだりけったりや!」「町子「…降ったり照ったり;」 信夫「…まがんばって」カステラ頬ばって退散 翌日の午後〜 玄関に着物姿の和代「相談がある」町子は打ち合わせで留守;健次郎も不在。 純子「今日行かれる予定だったんです」とホテルに電話入れる。 亜紀帰宅「あ。おばちゃんの…おかあちゃん」嬉しそうな和代。町子は夕方帰宅予定。 亜紀「テストで92点取ったので走って帰ってきたのに…」←カワイイ* 亜紀、宿題すると退場 「時間つぶしてくる」と和代。純子に薬局の場所を聞く。心配する純子、帰宅した町子・健次郎。 居間〜戻った和代に町子「仕事辞めたて?」和代「言うてなかった?」体も健康そのものだと言う。 和代「もう歳やし、好きなことしようと思って。長唄習ってんねん♪若いときから習いたかった。 それとお習字な。婆も曾祖母上手やったから恥ずかしかってん。あんたがヘタなのも私のせいやと…」 肝心の相談とは。パスポート差し出す和代。町子「パスポートォ!?」 和代「来月ハワイいくねん!いっぺん海外旅行いってみたかってん」町子「ハワイィィィ!?」 和代「旅行会社で、マナーや英会話の勉強もせなあかん。もぉ覆い急がし♪」町子「で、相談て?」 「みてくれる?」とパスポートの写真見せる和代「大失敗!何かの犯人みたいやろ?」 税関でとめられるんじゃないかと心配で来たらしい〜和代「再発行してもらおうかしら?」 診察終わった健次郎「お待たせしました〜」 和代「実はー日焼け止めを塗るようにいわれたんですが、1日何回くらい?予防接種は?」 あまりのくだらなさに、心配&あきれるて、怒り出す町子; 健次郎「久しぶりだから、一緒にご飯でも」の一言で和み、笑顔が戻る* 夕食〜 由利子「ええなハワイ♪」 隆「ボクも行きたいなぁ」踊りだす(笑) 亜紀「お土産買うてきてね♪」 見送る町子「休み取れたら一緒にいくのに〜」 和代「来月じゃなと意味あれへんのっ」 「…?」
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97) たこ芳の前で話す、町子と和代。店から出てきたりんに挨拶。暖簾をくぐって出てきたのはみずず。 すでに 酔っているみすずに誘われて、マhしこ・和代も中に。町子「今日ひとりなの?」みすず「一人じゃ悪い?」 年下くんを家に上げたら「ちょっと都合つけてー」と、カネの無心をされたのこと;「GFと旅行いきますねん」て。 和代「ハウマッチ。ハウマッチ?」りん「上手でえすねぇ〜」隣では、英会話教室している。 「サイトシィーング」せかっくだからーと和代。 みずず「やっぱり桑山さんがええわ。」年下クンのことがバレて、こちらも 音沙汰ナシに; 町子「自業自得や」 「すき焼き行く約束だったのに〜」 桑山は、妻の作る関東風のすき焼きが、気に入らないらしい。 和夫「最後にひとつ。ぎちそうさまーは?」 りん「?」 あきれる町子。 酔いつぶれたみすずは、応接間の椅子で寝てる。 町子「おはあhちゃんは英語話し出すす、みすずは酔い潰れるしー こっちの方は、ほっといても「明日のジョーみたいに立ち上がると思うけど、、心配なのはお母ちゃん」 本気で、一緒に行こうと考えるが、やはり無理; 待合室〜 予防注射しに来た和代。町子「再来月だったらなんとか…」和代「今いかんと意味がない!」 和代、健次郎だけに自白「娘には照れくそおて言われへんけど。内緒にしてくれはります?」「わかりました」 「あのね。もうすぐ、記念日やの。亡くなった主人との結婚記念日。生きてたら43年になりますやろか。 結婚したての時にね、写真を1枚みせてくれて。広い海と、広い砂浜と、背の高いやしの木が並んでてー これハワイいうとこやでーって。ハイカラなこと好きな人やったから、いつかこのビーチいうとこ歩いて ほんまもんのビフテキ食べようなって約束しましたん。 けど、戦争が始まってしもうて、日本がアメリカと仲直りしたら、きっと行こな、って。」うなづく健次郎。 和代「こないだ、ふっと思い出して、そや、今のうちに子の目でみとかんと、徳一さんに話してあげられへんて思うて」 その夜・たjこ芳〜 また呑んでいるみすず。桑山登場、隣に座る。よそよそしいみすず。 次の週末〜 徳永家は、すき焼きで、 お母ちゃんの壮行会。和代「おおげさですわなー」 健次郎「すき焼きは、ボクの係りです!」 関西風すきやき教室〜 肉を焼いてから、砂糖をまぶし、野菜を焼いてから最後に醤油。 食べ終わった鉄鍋を片付けようとする純子に「明日、牛肉ごはんにするからそのままに」と町子 「おかあちゃん。これ」お守り差し出す町子「天神様でもらってきてん。あのーお父ちゃんの分まで、 本物のビフテキを食べてきて下さい!」 和代、横目で健次郎を見て「男のくせにおしゃべりやねぇ」 健健次郎「こう見えても、おしゃべりなんです」(笑) 和代「おおきに。わざわざ天神さんで」 町子「気いつけて行ってきてね♪」 和代「YES!Id
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18週「いつか光が・・・」 1/29-2/3 |
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98) 昭和45年10月。新聞の連載も半年、疲れがたまっている様子の町子。 カモカシリーズもかかえて大変な町子。純子は休ませてあげたいが、松岡編集者は次の仕事を待っている。 徳永医院〜 和尚さんはカラオケに夢中「声出すってのは体にいいな」 持ち歌「♪無法松の一生」 数日後のたこ芳〜 俊平「♪星影のワルツ」で盛り上がる。町子「♪恋の季節」 仕事終わりの流し(北川肇)がギターで伴奏。さらに盛り上がる〜 その頃〜 隣町のあるスナックに、ある女が〜 「せっかっくですけど。疲れたンです!」南野福子(天道よしみ)追いすがる男を突き放す。 スナックに入る2人。男は、事務所の社長か? 福子は、漫才の相方と2年で3度のコンビ別れをしている。 (追記:男は、マネジャー兼社長の小柳(鈴木ヤスシ)) 「亭主にまで逃げられてしもてー」とぼやく福子。 社長「あんたが辞めたらミス・福子のファンはどうなんのや!」「大きな声で;はずかしい」 「子供といたいし、転職する」と、社長の説得にも耳を傾けず。 店の女の子「あの人アレや!」「ああ。小説書いてはる」とマスター(入川保則) たこ芳帰り〜 庭で素振りする隆「もすうぐ大会のレギュラー決めんねん!」 町子「♪レギュラーて何塁守る人?」健「アホ;」 「まかしといて!」とがんばる隆に励まされ、町子も仕事に気合! 深夜の居間〜 電話する晴子。担当の患者さんが亡くなって凹んでいる。 何も聞かずに、コーヒー入れる町子「なんかあった?」 晴子「ううん。町子さん、顔色わるいけどー」涙がポロリ。ひとりにする町子。。。 深夜・仕事部屋〜 町子寒さに「ブルッ;」 スケジュール表を見て、再び気合! 机の上の写真の隅っこには、笑顔のお父ちゃん。 隣町のスナック〜 「小説家の花岡先生ですか?」と坂本(国木田かっぱ) 「やっぱりそうや!」 と堀之内(ほんちおさむ) 福子、酔っ払いと盛り上がる。 居間〜 隣町の騒ぎをよそに、フラフラの町子。台所で薬を飲んだ後、机に倒れこむ。 あたりが黄色いもやに包まれる・・・ 「町子…無理すなや」 父・徳一の声。 〜幻覚か? 町子「健次郎さん?」 写真機の横に立つ徳一「町子。無理してんのとちゃうか?顔色悪いで」 町子「お父ちゃん?」 徳一「そない、よおさん仕事して、体壊したらどないすんねん。お前はちっちゃい時からいっこも変わってへんな こうと決めたら、それしか見えへん。全力でビューッて走ってしまう」笑顔「おじいちゃんも心配してんねんで。なぁ」 写真機から、顔出す 常太郎。 町子「わぁーおじいちゃん*」目を潤ます町子。 常「頑固なんわ、わし譲りか。しょーもないとこにいってしもうてから」 徳一「ちゃんと体休めなあかんで。」 常太郎「親の言うことは聞くもんや」 うつろな目の町子。どてーーーっと倒れる。 徳一「町子!」 常太郎「町子!?」・・・ 徳一「しっかりしい!」 抱き起こす「誰かいてへんのか?誰か!町子!町子・・・・」 町子「お父ぢゃぁ〜〜ん」 ・・くたり。 「町子!」町子を支える健次郎。町子「お父ちゃんは?おじいちゃんは?」「何、寝ぼけてんの。えらい熱や」 「健次郎さん…」コトリ。 し、死んだのか!?
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99) 診察台に寝かされた町子。パジャマ姿で、世話する健次郎と晴子。そのまま入院〜 「浪花大学付属病院」晴子の勤務先〜 健次郎「家老やて」 「肺炎やなかった」と安堵する晴子「仕事しすぎや」 晴子「大事にならんでよかった。気いつけてやらんと…」いったん帰宅。 町子「うーん」と目を覚ます「ここどこ?病院?」「過労や」「ねー健次郎さん。のど渇いたー」健次郎、退室〜 「うーんまぶしい」顔にタオル乗せる町子。 純子到着「!…先生っ!ええっ!?」死んだと思い、泣きすがる 町子「電気けして…」 純子「ぬぉーっ;驚」 健次郎「純子さん。慌てもんやー」 純子「あたくし、心臓止まるかと思いました。よかたtです。命があって」 町子「朝帰ったら、お仕事間に合うよね?」 健「アホ。入院や。帰れるかいな」町子「連載が…」 最終回は、覚えてないが、書きあげていたらしい。 町子、初の入院生活が始まる。 鶴亀コンビ。お花もって自宅へ見舞いに。 純子「まだ、トロトロと眠ってらっしゃいます。疲れがいっぺんにでたんですわ…」 病室〜 うつらうつらの町子。 常太郎「いやいや。そんなことあらへんて。お前も相当頑固やて、わしのせいにすんな!」 徳一「お父ちゃんの半分も頑固じゃあらへんわ。」 ベッドの横に徳一。町子「お父ちゃん…」 足元に写真機セットする常太郎「おじjちゃん…」 徳一「仕事、仕事言うのは、お父ちゃんの遺伝やな」 常太郎「わしは仕事とだけやあらへンで。ちゃーんと息抜き遊びぁて大事なことや」 お前も町子も、寄席に芝居に人形浄瑠璃。よー見につれてってたやろ?忘れたんかいな」 徳一「忘れてへんて。けどな…」 町子「そんな事で、2人言い合いせんといてよ」 徳一「そやけどーお医者さんと一緒なって、これやったら安心やて思てたのになー」 常 「カモカなぁ。アレはいまひとつ。女の操縦法を心得てへんやってな」 町子「操縦てーそんな人とちがうもん。。」 徳一「アレもナカナカの頑固モンみたいで」 常「その上5人の子持ちや。 わしらが生きとったらもっちょっと楽なとこに嫁にいかせたのになぁ。」 町子「苦労なんてしてないよ」 常「賢い子やと思ってたけど、ひょっとしたらアホなんとちゃうか?」 ←何でこないなこと言うネン? 町子「おじいちゃん!」怒 健次郎。参戦! 町子「あ。健次郎さん」 常「噂をすればや。なっ」 健「お父さん、おじいさん。はじめまして。徳永です」ぺこり 常「孫がなにゃご縁があって」 2人。お辞儀。 徳一「お世話んなってます。けどmなんやね。お父さんは照れくさいな。お宅のほが年上やからね」 健次郎「あ。そうですね」 町子(笑) 常「けど、あんたがついてて、コレどないなってますねん?」「申し訳ありません…けど聞かないんです。頑固で」 町子「ちょ。ちょっとぉ;」 徳一「やっぱりなぁ」 常「男たるもの、嫁はんには、ガーンと言うてやらなあかん」 健次郎「それはそうなんですがー聞くところによると。婆婆婆ちゃんには、お爺さまも頭あがらんかったとか?」 常「むむむむ。それ言われると弱いな」 徳一ニヤニヤ。 健「お父さんも、和代お母さんにはーナカナカ。ねぇ?」 徳一「はぁ。おっしゃるとおりで;」 健「町子。いえあの、町子さんも、1つガンと言うと、10倍になってガガガガガン!と返ってきます」 徳一「昔からそうでした。」 町子「・・・おとうちゃん?」 徳一「ほんに、女性は難しい。」 健「男にとって永遠のテーマですな」 常「時代を問わんテーマっちゅうことやな」 最後は意気投合♪ 徳一。町子に向き直り「けど、ほんま。体だけは大事にせなあかんわ。大事な家族。おいてくようなことしたらアカン!」 健「無念やったででしょうね。町子はお父さんのこと大好きでしたから。いえ今も…こんな歳になっても」 常「大丈夫や。子の子はお前より心も体も常備にできてる。それにこっちこられても; 婆婆婆ちゃんと、嫁のイトだけでも怖いのにー。この子に怒られそうで」 町子「もう。おじいちゃんはー」涙あふれる 常「健次郎。ちょっとかしを変えて、おなごについて語りまひょか?一杯やりながら」 健「いいですね♪」 「タコでもつまんで」「よろしいね」「いきまひょ」」 部屋を出て行くーーー 町子「ちょっと?どこ行くの?おじいちゃん?お父ちゃん?健次郎さん。どこ呑みに行くの?3人で!」 目覚める 町子。健次郎入室「おじいちゃん、お父ちゃんとどこ呑みに行くの?ね?」 健「何を寝ぼけてんねん。行ける訳ないいやろ」「夢かー3人仲良う話てんの」 健「そりゃーありうるな。 あんたの夢の中で話しができたン。ぼくは♪」 町子「会いたい?」「そりゃ会いたいな。一緒に呑んだら楽しそうや♪」 「あたしの悪口で呑むんでしょ。 ーーーあたしどこが悪いの?」 健次郎「肝機能障害や」 町子「ええっ!?・・またふたりでお酒のめるようになる?」 健「一番の心配はそれか?」 町子 「美味しいお酒で、いっぱーいしゃべらなおもしろないもん」「そのために治すンや」 町子「晴子さんもね。何べんも見に来てくれはる。なんか様子かわったとこない?泣いてはったから」 健「仕事で何かあったにゃろ。なんにもない仕事はないからな。」
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100) 過労で倒れた町子は入院。晴子は仕事でミスで落ち込む; たこ芳〜 ひとりで呑む和尚、町子の話題に りん「働く女は原田だけが味方や。大事に使うて、手入れして、長持ちさせんと。」 和尚「古い型やから、部品あれへん」りん「いけずな坊さん」 和田ママがおでん買いに来る。 ママ「他所で歌ってるらしいなー」と嫌味イッパツ 「唄うまいンやてな〜町子さん。隣町のスナックで美空ひばり絶品やて!」 入院中してるはずの町子の唄が評判に!? 隣町のスナック〜 福子の再来店を喜ぶ、ぼんち&かっぱ。(福子を町子だと思い込んでいる) そこへ、マネージャ。「秘書です」とごまかす福子。ぼんち「今日は、奢らせてください!」 福子「それじゃ〜甘えちゃおうかな?忍法ごちそうさま〜!」ニンニン〜 ♪真っ赤に燃えた〜 とひばり熱唱 帰り道〜 マネージャ「花岡先生やて?」 福子「勘違いしてるだけやないの。このくらいかまへん」 「20年以上やってて、持ちギャグは、ニンニンだけ;」とボヤく福子。 翌日・病院〜 病院の夕飯食べる町子「もう帰ってええよ。こちそうさま」 健「ちゃんとたべなー」 大浦医師(南条好輝)と、片桐婦長(山田スミ子)入室 片岡「残ってます;」怖っ 晴子と知り合いの大浦医師「こないだみたいなことあったら…外科医は大変ですな…」 健「?」 大浦「大きな手術の助手を断ってきたと、外科部長も心配をー」 健 「妹が?」 居間・夕食後、晴子に問いただす健次郎「患者さんが亡くなったこと聞いたで」晴「お腹閉じるとき任された」 ミスはなかったが、患者が3日後に亡くなり、責任感している主治医の晴子。 手術を断ったのは 「検討会と重なったから…」だとという。。 晴子「お兄ちゃんは、医者に向いてると思う?」「向いてるんやろ。長くやってるから」「そっか…」 例の スナック〜 ぼんち「先生おもろいな〜♪」 福子「今夜はおごりや。お寿司もとろうな♪」やけに羽振りイイ。 「花岡町子」ーとサインする福子「うっかりしてて。手持ちが足りないんです…」と言い訳。おさむちゃん快く了解。 病院〜 深夜に原稿書いている町子。婦長が見に来て寝たふり。バレバレで、原稿没収☆ 婦長「ここ病院!あなた患者!寝なさいっ!!」怒って退場〜 町子は寝たふり。 ふとんの下から原稿用紙。花瓶からペンを取り出し、懐中電灯で再び書き始める町子。 部屋の明かりが点灯〜睨む婦長; 深々とお辞儀して眠る町子。 徳永家・深夜の廊下〜 物音に気づく晴子。バット持って、町子の仕事部屋へ。 「泥棒〜っ!誰か!ダレカ」 「ワタシ;ワタシ;」と町子の声? 「なんや?」と健次郎 居間〜 大騒ぎに、子供達もおきてきた。 町子「これだけ取りに来てん」 机の上に資料の束 健次郎「アホォ!!」怒鳴 子供退散 健「仕事のし過ぎで倒れたンやで。(ため息)帰ろか」 晴子「婦長にバレたら大変ー」 病室〜 晴子「そんなに気になるの?」町子「休んだことないから…」 晴子「自分の為だけやないのよ。医者かて、患者さんになんかあったらつらいの…帰ります。」 町子「ありがとうございました。」
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101) 入院4日目。 純子、病室でスケジュールやりくり。町子は感謝♪ 徳永医院〜 患者の老女・南野きぬ子(鳴尾よね子)と、付き添いの孫・麗子(大西土筆子)。 きぬ子「胸が痛いが、引っ越してから10日ほど薬を飲んでいない」 孫・麗子「お母ちゃんは二日酔いで寝てる」 南町に引越ししてきた一家。 母は旅回りの芸人だったが、一生に住むことになったーとか。 検査の紹介状を書く健次郎「保険きくからー」というが、不安そうなきぬ子…。 居間〜 晴子に電話。病院か。来週のオペについてー断る晴子。 病室〜 晴子を心配する町子「相談にのってあげたら?」「来るならなー」と健次郎。 隣町のスナック〜 福子。町子になりきり「かもかのおっちゃん」について話す。大ウケ☆ 福子「忍法。今日もアタシとっても楽しい−の巻〜♪」 マスターのギターで歌いだす福子。マドラーマイクに ♪勝つと思うな〜思えば負けよぉ〜(柔) ←さすがのワンコーラス! たこ芳〜 町子の唄が噂に。 俊平「町子さんが飲んでるわけあらへん!」 工藤「でもなーサインまでしてるて」 スナック〜 サインする福子「文学一筋 花岡町子」 マスター「一生大事にします!」 おさむ・かっぱ「一緒にのめるだけで♪」 今夜も〜福子「忍法。ごちそうさま−の巻〜♪」 病室〜 片山婦長登場「おとなしうしてました?」「はい…亡くなった事あります?」 婦長「もぉ30年以上。何べんもあります。鳴れることはありません。けど仕方ない。それがこの仕事。 だけど、元気に退院するから、続けていける。抜け出したりなんかは?」「絶対にありません;」 朝の玄関先〜 素振りする隆。由利子が朝食呼びに来る。手の甲を見つめる隆… 待合室〜 「町子が夜な夜な出没の噂」と藪ちゃん 「そんなはすあらへん」と鯛子 健次郎「ひょっとして歌ってた?」 藪「上手でびっくりってー」 翌日の日曜・病室〜 子供達がお見舞いに。町子「もう元気!隆君は?」 健次郎「野球の練習や」 亜紀「人形もってきた!」あの赤い人形♪ 子供達果物剥くため退場 健次郎「あんたが、お酒飲んで歌ってるて噂流れてる」 町子「どうなってんの?疑ってんの?」 健次郎「なんぼアホかてそんなー」 町子「疑ってる!ムスー」 居間〜 野球帰りの隆。晴子に、右手の怪我を見抜かれる「スジ痛めてる」 隆「お願い!包帯なんかまかんといて;」 町子。ベッドの上で困惑の表情〜;
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102) 隆の様子に気づいた晴子。隆「包帯はだめ。レギュラー外される」というが却下。 健次郎「アホか。練習なんかして。動かないようになったら、どうすんねん!」叱る 「監督に言うように」と健次郎。 隆「せっかく、レギュラー目指してたのに…」がっかり、、、 病室〜 隆の一件を、町子に報告する健次郎「まったく、どいつもこいつも。頑固で無茶する」 隆は家でふて寝〜 「かわいそうに…」心配な町子 翌日・徳永医院〜 先日の老女・南野きぬ子が孫と来院。保険証がない様子。 そこへ、福子が入ってくる「保険証なんですが、引越しでどこかに紛れ込んでしまって;」 健次郎「わかりました。ちょっとこちらへーー」検査入院を勧める「手術も必要かも。」 福子「いくらぐらい、かかるんでしょう?」健「5-6千円。嫌がってるようですが、娘さんからもー」 待合〜 孫・麗子「医者で藪とはこれいかに〜♪」藪ちゃん・鯛子さん大笑い。 「お母ちゃんのほうが面白いネンで。漫才師やネンもん♪」 福子「余計なこと;もう漫才師やない」 麗子「え…」ショック、、、 病院の外〜 麗子「お母ちゃん。何で辞めた?」「もう辞めた。ええやん」 そこへ配達の工藤。 福子「ここ。ええお医者さんですか?」 「名医名医!かもかのおっちゃん」 福子「えっ!花岡先生のお宅!?」 麗子「何で辞めんの?」福子「何でも!」 たこ芳〜 一真和尚「語りや!ほっとけん!」 俊平・工藤も心配する。 その夜のうち、隣町のスナック「波止場」に乗り込む和尚・俊平・工藤。 和尚「ほななんですか!夜な夜な来ると?」俊平「ええかげんな事!」 モメモメ マスター・かっぱ・おさむちゃん「失礼な!サインかて。ほら!」 かっぱ「週刊誌と同じ顔やった」 おさむ「かもかの話もー」 工藤「先生は、ご馳走になって、お礼に唄ってると?」 かっぱ「プロ並みの唄やな〜」 「町子さんが、文学一筋なんて書くかい!」さすが見抜く和尚「お金かしてへんやろな?」 おさむ「ちょっとだけですよー」 かっぱ「現金あらへんていうからー」 次第に焦り;マスターも; 工藤 「本人は入院中や…」 ♪カランコーン 「こんばんは〜」福子登場 …気配を察して。すぐ逃走。 俊平「逃げた!?追え追え!」 入り乱れて、ぐちゃぐちゃ〜@ 工藤「逃げられた〜; ーん?どっかで見たな? あっ!あの時の」思い出した☆ 徳永家・居間〜 健次郎に報告する、工藤と俊平「唄も話も上手いんや。忍法!ごちそうさま〜っていうんやて」 警察に届けるか?ーと相談中。 由利子「隆がいてへん」 健次郎、方々へ電話するが、隆はみつからない。由利子「おばちゃんとこは?」 病室〜 町子と看護師(植栗留美) 、そこへ晴子「今日、子供ら来た?」キョロキョロ 看護婦に、こっそりと原稿の投函を頼む町子。晴子にバレる 町子、ベッドでため息。 隆、公演のベンチでため息。 福子、同じく 公演のベンチでため息。 夜〜 隆、健次郎に連れられて帰宅。「公園で知らないおばちゃんにあんぱんもらった」と隆 健「お礼いったか?」 隆「うん。忍法!ごちそうさま〜って」 由利子「え?」 健「ああ;」 深夜〜 具合悪くなって、南野きぬ子が運び込まれる。 麗子「お母ちゃん帰ってこないから」 きぬ子「先生すんまへん。保険料滞納してて。働かれへんし。娘はやけになって飲んでばかりで」 そこへ福子「…お母ちゃん!大丈夫か」 病室〜 眠れない町子「熱でたかな?」
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102) 徳永医院にかけつけた福子。入院すると聞き、お金の心配をする福子。 健次郎「他人を語って、お金を借りたのは、検査のことをきいたからか?」と率直に言う 「申し訳ありません」と福子謝罪。「みんなに持ち上げられ、ええ気持ちになってしまって… けどなかずとばず。なんにもあらへん;」 健次郎「アホォ!!」怒 「あんたには、あんたにしかない才能と、健康な体もある。お母さん、子供もいてる。」じーん きぬ子は入院することに。健次郎「うちの子に、あんぱん下さったそうやね。ありがとう」頭下げる 福子は、先生にお詫びをしたというが、あいにく入院中; 健次郎 「夢は手放さないーと、病院でも原稿を書いていて困ったもんや」 病院〜 純子「入院中に原稿があがるとは、亀山もビックリ!」 町子「熱が出て、婦長におこられた;」 晴子が来て、純子と「見張り」交代。 町子「書くことは生きること。夢。」 晴子「辞めたいと思ったことは?」 町子「プロになる前、応募しても通らずにつらかった。 − でも辞めたいと思ったことは、いっぺんもありません。 何でも苦労はある。同じ苦労するなら、好きなことをやって苦労するのが幸せ。」 病室に看護師「先週の患者さん再手術です!」あせる晴子「他に誰かー」「急いでください!」 町子に励まされ、意を決して部屋を出て行く晴子。 翌週・隣町のスナック「波止場」〜 白状し、マスターらにお金を返す福子。 堀之内おさむ「僕らかて楽しい思いさしてもらった」 かっぱ「返して貰うたしな」 マスター「頭あげなはれ。またいらっしゃい」 なんて気のいい人たちや〜♪ 福子は、店の前で待っている麗子と仲良く帰宅。 そして退院の日〜 町子、お人形に「一緒にかえりましょね♪」 婦長さん「やっと出て行ってくださる。不良の患者さん♪」 健次郎「まいどまいど。じつは、澄子もお世話になってん」 驚く町子 「無理なさらないように」と釘刺す婦長。 家では、退院祝いのパーティー。子供達の手書きの垂れ幕* 主役が料理「私がやりたいいんですからー」 健次郎「お好み焼きは、主役が焼くものーと江戸時代から決まってるの。」亜紀「えー!?」 由利子「信じたらあかん」 町子流〜お好み焼きレシピ披露。 「おめでとぉー!」と乾杯!食べ始めるーと玄関のブザー。純子が応対 晴子「町子さん。ありがとう」笑顔 町子「二回戦はイカ玉にします〜!」 純子「速達です」 封筒の差出人は「南野福子さん」 町子「誰?」 健次郎「ああ。ミス福子!これ見てみい」 福子と麗子の写真「親子漫才することにしましたーって」 町子「似てるかな?」 隆「あ。忍法ごちそう様〜のおばちゃんや!」 町子「忍法ごちそう様〜」ブイブイ*
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