【火野正平・出演TVドラマリスト】おまけ資料
→作品紹介/1-5週 | →6-8週 | →9-11週 | →12-13週 | →14-15週 | →16-18週 |
→19-21週 | →22-23週 | →24-25週 | →26週(終) | →セット見物 |
6週「思いやる心」 11/6-11 |
||
31) 徳永家の家事を任された町子。仕事の電話や、10人分の食事の片付け仕事で休む間もなし 健次郎 「来週から来てもらうからな。お手伝いさんにきてもらう体がもたん」 町子は「できる」というも、ハイ決定! 翌週近藤ヌイがやってくる。ガサツそうな、金歯のお婆さん。 「電話もでますの?最初からいっといてもらわんと」つー感じで、言われたことしかやりまへん; 「あの金歯。飯場(ハンバ)でためこんてますよ」と鯛子(さすが!鋭い) 仕事する町子に「手紙かいてんの?」「写し作ってんの?」「自分で書くんかいな?」 調子っぱずれなヌイは、邪魔ばかり。 健次郎は往診。留守番の晴子、患者さんは山内さん。「ただの腰痛〜シップだしといて〜」という山内に 「腰痛は病気のサイン。血尿でてないですか?」重病をならべたてて、脅す晴子。山内さんは逃走〜: 「構成(なんたら)この作品に思いをぶつける!!」と電話で意気込み語る町子の言葉を 「こーせい!ぶつけるで〜」と「解釈したヌイ。「町子は、ああ見えて乱暴だから用心せぇ」〜と編集さんをビビらす。 そんなこんなで、余計に集中できなくなった町子。前途多難
|
||
32) 徳永家夕食。ぬいの失敗談で盛り上がる。 「(由利子に)味噌汁よそって〜」「女だから男の世話を〜」で、またまた揉める; 腰痛の山内さんは来なかった。「病名並べられ怖がって。人間の気持ち考えろ」と晴子叱られ、診療室で落ち込む; ヌイの戦いは続く−−−編集者に居留守バレるわ;話は噛み合わんわ; で、 町子は喫茶店でみすずにグチる 〜徳永家〜 洗濯するヌイ〜金歯がキラーン☆ 清志・亜紀ちゃんと、のりで遊ぶヌイ…なにやらヤバイ予感; 「人使うのはむづかしい」町子まだグチっている。 隣の席で、怒る女性「プラン変更なんて!」 上司「女のくせにさからうな!」 工藤酒店で立ちのみする3人トリオ。健次郎は「山内さんとこ配達いくか?」と心配する。 そこへあの女性「シャンパンありますか?」自分に豪華退職祝い。5000円也 徳永家。登ートイレの紙までノリでイタヅラされ怒! 清志は、町子の原稿が入った封筒と、新聞もノリ付けしている。そこへヌイがやってきて、チリ紙交換に!?
|
||
33) 登のいたずらで、大切な原稿がちり紙交換に… 郵便局に行こうとした町子。原稿がない事に気づき、ダッシュ!〜酒屋の工藤の自転車を奪って追い掛ける。 晴子は、山内さんが来ないのを気にする。会話や仕事から尿路結石の疑いー会いに行くことに。 原稿は無事戻った。「♪は〜れたそらぁ〜」とお気楽に家事するヌイに、町子が爆発! 身に覚えのないことを責められたヌイは泣きながら退場〜; 町子、冷静になって後から封筒をみるとのりが? 徳永医院待合室〜熱が下がらない純子「熱が下がる注射してください!私は働かなきゃいけないんです!」 仕事・仕事・おんなが仕事ーーと、同じようなことでここでも揉める。が健次郎が根負け。 山内さんがやってきた。やはり尿路結石にようだ。痛いみたい; 居間では、兄弟喧嘩。登が隆がまだ読んでいない本をのりで貼ってしまったらしい。泣きじゃくる隆(カワエエ) 晩酌タイム〜晴子帰宅。 健次郎は「ええ勉強になったやろ」しかし晴子も反撃「最悪を想定するのも一流」 「意地っ張りなやっちゃな」 …判っているんだけどね。素直にいえません。 心ここにあらずの町子に「話したいことあるやろ?」と健次郎。「あんた小説家のくせに、嘘がへたやな」 話したくないことは聞かないのが健次郎。 登への疑いを口に出せない町子だった
|
||
34) 徳永家朝食〜清志に「ボクのパンも焼いて」と言われるも 「たのまんといて」と由利子。 「ボクの体操着も出しといて〜」と言っても「自分の事は自分で!」ん?由利子。誰かに似ててきたゾ; ヌイが辞めた後、登の様子おかしい…気になる町子。 回想〜 少女町子。42点のテスト。死んだ方がまし; 先生に「恥じて反省の機会に」と言われた後、テストは改修され、各家に回覧される。 お母ちゃんにバレたら叱られるーーと心配する町子。 一家は〜栗ご飯で浮かれる一家。凹む町子。母に試験の結果を聞かれるがごまかす。 ついに回覧がやってきた〜玄関先に置き、こっそり逃げる町子。カンケリ・ケンパ・一人減り〜家に帰りたくない町子。 帰りが遅くなり「かもかに掠われる」とバァバァばーちゃんに叱られる; 何も言わないお母ちゃん。ムッツリ夕飯を食べている。嵐の前か… 夕食後「ごめんなさい!ごめんなさい!」と町子の声が家中に響く 「嘘はあかん!恐ろしい子や」答案もさることながら、嘘を重ねた町子にお母ちゃんは激怒 徳一と孝子も階段でビビる;そこに、ばーばーばぁの助け舟がー 2階まで、ゼーゼーを息きらせて上がってきたばば。和代をなだめ町子と一緒に懸命に謝ってくれる。 仕事部屋〜写真の中で笑う優しいばばば。 町子は、庭にいた登に声をかける。 登「僕とちがうで。あのおばちゃんが括ってたの見た」 町子「それは嘘ね。登くんが出かけた後のこと…」 突然、現れた健次郎が登に平手☆ 驚く町子
|
||
35) 登を叩く健次郎「何で嘘つくか!」驚いた町子。健次郎を突き飛ばす〜健次郎は塀にゴツン☆ 「何で小さな子供叩くの!口で言えばわかる」またまた大揉め。登はポカーン 健次郎「嘘は卑怯なこと。謝り」登に、もうしないと約束させる。3人でヌイの家に謝りに行くことに。 いつになくおだやかなヌイ。「お父ちゃんお母ちゃんが謝ってくれたこと忘れたらあきまへんよ」 ヌイに また働いて欲しいと切望するも「次の仕事が決まった」と断られる。 健次郎の額のキズを見たヌイ「猫に引っ掻かれました?」「…凶暴な猫に…」 帰り道〜「あれは嘘では?」このままでは後味が悪いと、健次郎の「ほっとき。口実や」も聞き入れず、引き返す町子。 自分の事を話すヌイ「大家族。楽しかった。子供の声が切なくて…」ヌイは夫と子供を亡くしていた。 町子も父がなくなった事、母が女手ひとつで働いて育ててくれた事を話す。2人して涙。 「お気持が変わったらいつでもきてくださいね」やっと解りあえたのだった。 夕飯をモリモリ食べる登。もぅ安心。 町子は由利子に「(父親に)叩かれたある?」と聞く。「一度だけ。足の不自由なクミコちゃんをいじめて泣かせた時」 遠い目をしてうなずく町子。 酒屋〜工藤・住職・俊平。また川柳の話。店の前をシャンパンの女性が通り掛かる。今日は笑顔で会釈* 花束をもって病院にお礼にきた純子。仕事が決まった。 「お祝いのシャンパンですか?」先日、工藤酒店にいたのが健次郎とわかり大笑いの純子。 居間〜家政婦さをさがさにゃあ。額をおさえ「あいた〜」それがきっかけで、 また「叩く・叩かない」で揉めはじめる。 健次郎「そんな事で子供五人大きくできますか!アホ・ボケ」 町子カッチ〜ン☆ 戦いは続く。。
|
||
36) 徳永家。居間「憎くて叩くわけやない」と健次郎。子どもの叱り方で口論になる2人。 町子「お父ちゃんは叩いたことなかった」と反撃。「やめやめこれまで」と〆る健次郎だが町子は納得いかない。 「怒られたことあるわ!」少女時代を振り返る町子 回想〜紙芝居横目に走って家に帰る町子〜 新品の赤い筆入れを見つめ「コレ気に入らん」。おやつの焼き芋をエサに孝子に「返してきて」と頼む。 戻ってきた孝子「お金は返されへんから〜欲しかった千代紙に交換した」と なんで!?私の筆入れなのに!!なんであんたが?町子は激怒;孝子に こぶしを振り上げる。泣き叫ぶ孝子。 大騒ぎの姉妹に驚き、2階から降りてきた父徳一。町子を制し、事情を聞く。孝子を2階にあげ、町子と2人きりに…。 そしておだやかに言う「自分が行くのやな事、人にいかしたらあかんで」やさしく を頭撫でる−−− 再び居間〜町子「叩かれるより堪えた」 健次郎「最後は自分。考えるのは自分」 登は落着〜も、家政婦がいなくなり、また困る; 工藤親子は、川柳大会に出場するらしい。副賞の東京→ハワイ♪と夢を膨らます。 町子は、審査員になることに。担当は、八木沢純子に決まる。川柳本を読み笑う町子。 病院の前にサングラスの怪しい男。往診に出た健次郎を物影から見送り病院の前へ。 3人の小学生がじっと見ている。手招きし近寄ってきた子供らに〜おかしなポーズで威嚇? ゲラゲラ笑いながら逃げる子供達 「ええなー子供は素直で」 スナックアムールの前(たこ芳のはす向かい) 「あーこんなんなかったな。二年半?三年ぐらいなるもんな」と説明的なセリフ ドアからややくたびれたママ登場「や高いの?」「ママ一人でやってんの?」「かわいこ居てる?」質問攻め 「ま。あたしには負けますけど〜」と聞くと「あっそ」とサックリ帰る素振り〜そこへ若い娘(美晴)登場♪♪ 「よってこーかしら。お名前は?レッツゴー晴美。盛り上がるぞー」ウキウキと、店の中に消えてゆく 健次郎〜ゾクッと背筋に悪寒? また嵐の徳永家であった。
|
7週「おくりもの!?」 11/13-18 |
||
37) 徳永家「おーい。白衣あたらしいの出して」胸にシミができている; クリーニング出したままだった町子「ええこと思いついた!」登の名札をつけてみる」 健次郎「お医者さんごっことちゃうで…;」 晴子「やはりお手伝いさんが必要。(冷蔵庫開けて)牛乳ないからこうといてね」出かける パシられてムカ〜# そこへ電話(じりりぃん) 電話に「ウるサイ!」 …鳴りやみビックリ☆ 工藤酒店に、あの怪しい男=昭「旨い特級どこ?」「ご進物ですか?」「うん」 工藤のお勧め品を指して「ほなこれ二本包んで」 川柳本を手にとって「お宅これ風流でんなぁ」「わかりますか?」 昭一グラサンはずして。「おっ【もう未練ないが糸くずとってやり】ええのこれ」 「なんぼ?それねーすまんけど届けて欲しいねんけどな。そこの徳永医院に。たのむわな」 工藤「お名前は?」 昭一「〜さすらいの男」 「…は?」 その男〜背中越しに左手を挙げ去ってゆく〜 健次郎背中がゾクゥ〜;; ←登の名札つけてるし。「院長」になおしてあるよー(笑 酒屋の奥さん。さっそく配達に 「贈り主は?さすらいの男?」 「川柳大会で身がはいらんから」と謝る妻; 工藤は子供と川柳の練習。「もぅあきた」と子供はいうが「優勝はカラーテレビやで」と やる気マンマン! 徳永家〜健次郎 「兄貴や」町子「あの鶏の? 」面白い♪〜ちょっと楽しみな町子。健次郎は憂鬱そう; 母も「敷居が高いんでしょ」とそっけないが、こっそり写真見つめ微笑む。 川柳大会控え室〜初めて広報部八木沢純子と出会う。おたがい好印象* 広報部長・篠崎「なにしてんねんコーヒー!」 ←女性差別?なんか感じ悪い人; 川柳会場(阪急デパート?屋上) ♪あ〜あ〜川柳ぅ〜 (やけに耳に残るテーマ曲) 俊平・工藤・和尚 トリオもやってくる。俊平は8ミリでカメラマン 舞台袖〜町子が、何かを復唱する母娘を不思議そうに見る。 徳永医院〜玄関に東北訛り?のハデな女性。 「昭一さん出してけれ」昭一が病院の経営者と思い込んでいる。泣く女性。結婚の約束して、金も貢いでいる様子; 「石」を置いて居なくなったらしい。「じぇーったい結婚するンだー病院の前張り込んでやるぅ!」いきまく。 健次郎「はあ…何が経営者か」あきれる 川柳控え室〜純子から、町子に本日のお代が伝えられる。 「 あの親子…?」復唱していたのがコレだと気づく町子。 川柳会場〜制限時間は20分。カメラ回す俊平〜町子は、あの母娘が参加者だと気付く。 娘の川柳はなかなかよい。「子供の日 いつものように 怒られる/中川多恵子」部長もノリノリで推薦! 町子「いいのがあったが…お代が漏れてる事はないでしょか?」 部長は否定するが、純子は、部長と母娘が密談しているのを目撃! 険しい顔の町子「ゆゆしきことやわ…」
|
||
38) 川柳会場〜イマイチの出来だった酒屋が、「前もって知ってればなぁ」とボヤく。 「嫁も勝て!姑も勝て!と中道派」俊平と和尚にからかわれる。「よ〜そんなんで予選通ったなぁ。」 母娘の不正に気付いた町子。純子が広報部長を「どうして?」と問い詰める。部長「筆頭株主の娘。おとなしうしとけ」 審査発表は遅れ、あせる部長。町子に「お決まりでしょうか? 時間もないしさっきの作品に…」 町子怒り「物を書く者への冒涜。ちゃんと説明してください!」 謝る純子 町子「あたしにじゃなく参加者に謝ってください」 部長逆ギレ「えらそうに。おたくらの賞かておなじやろ。何様のつもり」 これに、町子じゃなくて純子がムカーッ!! 部長に平手かます純子「謝罪してください!」興奮「お前上司にむかて〜クビジャ!」つかみ合い。町子が制止; 徳永医院「いだ〜」純子右手打撲;「カッとすると手が出る癖があるんです。 しかしお相手が徳永先生だなんて〜♪」 最近、近所に越してきたという純子「ここが話題の大家族?」 町子「住み家でございます」 いも芳〜例の3人飲んでいる。「予選審査過程の手違い」で商品券をもらった。 町子ら3人もやって来る。 俊平・和尚「あ。シャンパン!」 川柳大会は、説明とお詫びで済んだらしい 川柳談義などでなごやかに夜はふける〜 翌日、待合室にあの女性。鯛子が柱の陰から見ている… 和尚の血圧チェキる健次郎「あかん!こっちも血圧あがる」待合室へ「こまるんや〜必ず連絡させるから」睨まれる 昼はやはりうどん〜健次郎「顔見してもな。相手したらあかんで。どーーせろくなこと考えてへんねやから」 「旅行やめよかしら?」と母。 父が楽しみにしてるらしい 肉屋の前〜町子と亜紀ちゃん 「亜紀ちゃんコロッケにしよか♪コロッケ20個ください」 ハデな女性「なぁ何にする?」アムールの晴美〜後ろからポケットに手の男・昭一「コロッケ美味しそう♪」 昭一「あかんあかん俺の前でね、そんな庶民的なコロッケなんか食べたらいかん」豪勢なカップル〜とみる町子 「折角の休みやすき焼きにしよか。お兄ちゃん。すき焼き用のね、えーとこ500ほどくれん?」 晴海「そんなに食べたられへん」 昭一「なんでや折角の休みやし友達も呼んどったらええやん」 晴美「二人じゃないの?」 昭一「鍋っちゅのわな、大勢で食べるのがものすご旨いの!うちの田舎の奄美なんかな〜 山羊汁ん時にはな、こんな大きい鍋で村中全部あつまって…」 町子たまらず声かける 「お兄さん?ですよね?」 「あびっくりした☆」昭一、振り返りグラサン外す 「どなた?」 町子「健次郎さんの新妻です」←(≧▽≦)ギャハハ 「あ☆こらこないだ結婚した!あっあはは」笑顔満開「結婚したとこやのに、もうこんな大きなのいるんですか?」 町子「この子は前の…」 昭一「あっそうかー君が1番下の子やな〜えと〜亜紀ちゃん!」 しゃがんで話す昭一「わかるか?おっちゃんやでーわからんな無理ない会たんはじめてやもんな」 肉屋に「なんぼ?」1000円かー 町子ちょっちょっ「はろといて。何何何?」 町子 「女の人が探してましたよ」 昭一「違うねん。きよったか。健怒ってる?」 「かなりーー」 「向こうの勘違いやねんけどなー頃合い見て顔出しするから〜今日おうた事黙っといて」 町子「へ?」 「いこか」女と去っていく「あせや!お酒届いた?特級」お礼述べる町子「うんっ行こ行こ」 呼び止めるが手ぶりて「しーっ。お願い。バーイ」 見送る町子「さすがさすらいの男やわ〜」 徳永家夕食〜話そうか迷う町子。イシには話したい様子。父はウキウキ温泉の話。 昭一の話題に。清志「おじちゃん来るの?」子供は嬉しそう* 亜紀ちゃん「おっちゃん来てたよ」 あわあわあわ〜ごまかす町子。やはり言い出せない… いも芳の前〜健次郎「話て何?」 店の中からは「六甲おろし」ノリノリで歌うは純子。りん「もぅ3コーラス目」 純子笑顔で手を挙げ「はい!また失業しましたぁー」 町子口あんぐり
|
||
39) いも芳〜にて。健次郎・町子・会社を辞めた純子。 「また殴った?」と健次郎(笑 純子は、札幌に移動となり、辞職を決意「辞めるのは悔しいが福岡の父も心配で辞表をだした」とのこと。 前の会社も規模縮小でやりたいことできなくなったので辞めた「我が儘ですね」と、飲む純子〜 話し変えるりん 「お手伝いさん決まりました?」 なかなか決まらないようだ。 純子「年寄りから子供まで〜医者に作家、これは家庭よりむしろ会社〜秘書が必要では?」 「心あたりあると」町子。みんなニヤニヤ。 「まず1週間。次が決まるまででも」と純子が徳永家に来ることに。 帰り道。いも芳の前〜。健次郎「話て何やのん?」 町子「そやった〜忘れてた〜」 (…私も忘れてたよ;) 町子 「お兄さんのこと。帰っても喧嘩なんかせんといてね」 健次郎「勝手ばかりしよる〜怒;」 町子ふと見ると、健次郎の肩越しに☆スキンヘッド!? アムールから昭一が出てくる。大焦りの町子「あれ光ってるのUFOちがうかな?あれ」ごまかす 健次郎「夜間飛行や。 ー−兄貴はな、女みたら運命やゆうて病気やなアホや」 どこからか〜低い声で「運命やな」 驚いた健次郎☆振り返ると、すぐ後ろに、女を口説く昭一の姿!! 「昭一さんロマンチストなん?」〜女はうっとり。「運命を信じてるだけや」 つかつかと歩み寄る健次郎(怖い顔) 女が指差す方向を振り返る昭一「おおぅ☆」 健次郎「何してんねん#」 昭一。健次郎の肩を掴み「忘れてた〜健次郎君☆結婚おめでとう!(≧▽≦)」 健次郎固まる 徳永家 居間〜「あんないい加減な男このウチにはいれません!」怒りの健次郎「なんでだまってたん?」 町子「話ぐらい聞いてあげたらどやのケチ!お母さんも会いたいのでは?」 健次郎 「余計心配するだけや〜」 ドンパチ☆ 町子はイライラ。コップの水を気飲み! 翌日〜純子が元気に出勤してきた。手にはピンクの花束「ご挨拶代わりです」←さすが!できるっ 家事もしてくれる純子。晴子挨拶「きつねうどんはいりません」 町子の仕事場に質問に来る純子 「あの〜ミキサーは?」「焼きたてパンは?」「テーブルクロスは?」 「コーヒーミルは?」 …はたしてお昼ご飯は何っ?? 診察室。鯛子「晴子先生何座ですか?」「乙女座」「水難ですて」「そんな非科学的なもん」 「幸運の鍵は魚のムニエル!」「なもんこの家には一生ないわ…」 ところが〜お昼は「魚ムニエル」(≧▽≦) スープも美味〜 健次郎「うちは Fox Noodle(けつねうどん)や!」爆☆ 食事中も、電話がかかり〜バタバタ〜 鯛子が「あの〜お客さん」というやいなやーー じゃーん!颯爽と兄貴登場!!!!(≧▽≦) 一同固まる; 晴子「お兄ちゃん…」 「お洗濯しますので」席をはずす純子。気が利くわい。 居間に3人兄弟コーヒーをすする昭一 晴子、兄達の間に入り通訳? 昭一「せやからな津軽の子は誤解やて」 →晴子「誤解やて」 →健次郎「お金盗られたらしいで」 →晴子「お金盗ったん?」 →昭一「ちゃうちゃうて。現金なかったから持ってるもんと交換してもろた。 それ相当の値打ちもんやで」 →健次郎「あのしょーもない石やったら僕に押し付けていった」 →晴子「石て何?」 →昭一「しょーもない?ここへ置いていきよったんか。値打ちモンやったんやで」 →健次郎「病院経営してるとか…」 →晴子 「ほんまなん?」 →昭一「向こうの勘違い」 →晴子「勘違いやてーも二人で直接しゃべりーな。面倒くさいな」 健次郎「梅田のホテルにいてはるわ。話つけて」 昭一「わかたわかた」 晴子「お兄ちゃん元気にしてたん?津軽て?」昭一「ん。まサービス業つとこかな」 健次郎「小さいスナックの雇われマスター言うとったで」 昭一 「……。親父お袋元気にしてるか?」←話変えた 晴子「うん。今温泉いってる」 昭一「へーのんきやな」 健次郎(黙って横目でじーっ。「あんたがやろ」ーと言いたげ) 昭一「なんですか?」 健次郎「仕事してこ」と退場〜 昭一・晴子2人きりに。 晴子「で。こっちには出張?」 とたんに表情やらかくなる昭一「まそんなとこや」 晴子「仙台は何のセールスやたけ?」 昭一「あれな先月で済んだ」 晴子「2階におふとん出しといて貰うわ♪」 昭一「すまんな。…晴子。ちょとまって。これな。手かしてみ」 手のひらに、ペンダント 昭一「内緒やで。これなボリビア産のシルバーやで」 晴子「綺麗〜♪ありがとぉー」と退場 昭一満足ゲにコーヒー飲む 「ほぉ。いい豆使こうてんな。ちゃんと儲けてんのやな」 やはりウラがあるのか? 「…ブラジルのマリア元気にしてるかなぁ。。」とポツリ… 庭先に元気がない清志。家の中から、心配そうに見つめる町子。
|
||
40) 朝飯時〜 子供達にオモシロ話する昭一 「ほいでな。おっちゃんの事、食おうとした鰐がくちばーとあけたとこ杭をぱっと差し込んだら わにが口閉じられへんと〜はんぐぁ〜はんぐぁ〜ふーんとなんねん」 …ありえね〜(≧▽≦)ノ 登「ひえ〜!」隆「ほんでほんで?」登と隆は大興奮!! 「わに顎外れたね〜」 子供達「それから☆それから☆」 昭一「学校帰ってからの続きにしよ。」子供「え〜;」 昭一「飯食お。飯食お」 昭一子供の隣に座る「あ。そこ清志の席」と由利子。 清志は朝早くでていったとのこと。 驚く健次郎&町子 「新聞配達でもしてんの?」とボケる昭一。 遅れて清志が着席 昭一「席こっちや」と清志の手を引く 清志「いた!」 昭一「あれ怪我でもしたん?」 清志「何でもあれへん」 両手に怪我、転んだという… 町子心配そう「薬ぬっときましょか」 昭一「そらえわ売る程あるもんな〜」笑 昭一町子の隣に席移動「俺らのちっちゃい頃は虫に刺されても蛇にかまれても薬草塗って治しとったな。 熱でたら山羊汁、貧血にはハブの蒲焼き、ハブをちっさい頃から食べてると10歳ぐらいでみごとに脱皮するね」 町子、大驚き「へぇぇ〜!?」 昭一「…すいません嘘ついてました。お茶碗差し出す。」子供達は大笑☆(≧▽≦) 町子、目を伏せて供達に「さっさと食べなさい〜#」 昭一のお茶碗はしかと。 昭一「…汗;」 清志が気になる町子。今日は「書斎拝見」の取材。 普段着の町子に 純子が「御召し物は?」 ピンクの明るいスーツに、コサージュまでコーディネートしてくれる純子。 町子ルンルン「 どう?」 健次郎「カラーで撮ってもらい。清志のこと?ほっとけほっとけ」 2階から昭一降りてくる。「清志のこと?またいした事ないやろ。ほっとこ」 町子「 さすが兄弟。よぉにたはるわ〜〜〜」と感心。 インタビュー受ける町子。焼きたてのクッキーを出すなど、ソツがない対応の純子。自慢げな町子♪ 鯛子さん。健次郎を占う「家庭内トラブルあり。幸運の鍵は兄弟」 鯛子「もてはるでしょうね〜あのええかげんそうなとこが魅力なんですよ〜わかりません?んふふっ」 健次郎「わかりません。」 庭で作業する昭一。脚立と竿を縄で括っている。傍らには清志。インタビュー抜け出してきた町子が声をかける 昭一「あ。物干し竿かりました」「何してんの?」 …昭一答えず。 昭一 「洗濯もん取り込んでいたから〜よしこれでいけるな」「何してはるんですか?」 …また答えず。 「よし!清志いこ。」 竿の片方を脚立に結びつけ、もう一方を担ぐ昭一 「えーか片足で思い切りけるねんで。よいしょ!あかんな〜。もいっかい。せーの」 理由を話し出す昭一「クラスでねこれできへんのこいつだけなんですわ。練習してこの手ぇに怪我してーー あかんてあのお尻をな、くぃ〜んとあげんねん。空向かってがーんともいっぺんやってみ。せーの」 2人の懸命な様子に、たまらず庭に下りてくる町子 「ふとももでガーントあげんねん!」竿につかまる町子; 昭一「あの…」いやな予感;; 町子われを忘れて「いくでこやてね!」ついに、実際にやってしまう町子☆ 「肩がっ肩がっ☆」昭一悲鳴 〜メリメリっ! ドスン!いーてっ☆ −−−竿は無残に折れ、倒れる町子。昭一はすんでの所で逃げたみたい…(笑 助けようとてをかす昭一「 腰うった?」 大騒ぎに驚き、純子もやってくる「大丈夫ですかっ!先生!?」 後ろからカメラマンが「カシャカシャ!」純子取り乱し「写真撮らないでくださーい☆」 昭一、も制止「あかんあかん撮ったらあかん」 純子、昭一に「何ボーっとしてんですか!お医者さま早く!!」 診療室〜健次郎「あんたアホか?」 聴診器で遊んでいる昭一。頭や心臓をぺたぺた。 町子「ついね〜」健次郎「つい物干しで逆あがりか?」「清志くんみてたら…」「めかたが違う」 昭一「またいした怪我じゃなくてよかったやないか。俺わやな〜清志が逆あがりでけへんて相談するからな」 健次郎 「余計な事せんで」ムカー 昭一「あの歳で逆あがりでけへんかったらカッコイイ悪いやないか。だいたいお前知ってたんか?」 健次郎、やべっ「…」 昭一「忙して、子供の事ほったらかしとったちがうか?」さらに攻撃。 健次郎が反撃「人の事より自分の事なんとかせぇ!」 昭一「なんとかてどーゆー事やねん!」 健次郎さらに攻撃「えー歳して仕事もたんフラフラ借金女だまして〜」 昭一言い訳「あれはちゃんとしてきたよもー。あーそーか。家庭もってへんかったらハンパもんか?」 町子たまらず止めに入る 「お兄さん;」 「町子さん悪かったな」昭一出ていく。 入れ替わりに純子が診療室へ〜 「すっころばれた時の写真はおのせ戴かないようにお願いしました」 町子しょぼぼん「よかた〜ぱんつチョイ見えなんやもん」 「まる見えでございました」 健次郎、必死に笑いこらえる 夕飯〜まだ「いたた」と町子。隆は「授業参観日大丈夫?」と心配する。 清志「ぼくあかんねん運動音痴やから…」投げやりになっている清志。皆が励ます 「もーええねん。怪我したくない。できなくても死ねへんし」町子は心配でたまらない; いつもの 晩酌〜町子「なんででけへんのやろ。自転車誰に習うた?」 健次郎「誰やろなーわすれた」寝室へ退場〜 町子「お兄さんやー」と確信! 酒屋の前〜 公衆電話で話している昭一 昭一「まだやねん。いやもう2、3日待ってくれよ。友達やろ。えー他が相談にきてんの?」 純子たまたま通りかかる 昭一「ほらまーいい物件やもんな。俺も気に入ってるから何とかしょうと思うねん。金は折り合いつくよ。 それや。保証人や。あとは保証人だけなんや。今な心あたりあたってるから〜あと3…いや2日でええわ。まってくれ」 翌朝・居間〜 登「はよいって練習しよか?」清志「いらん!」 登(ムカー;) 隆「授業参観ぜったいきてや。約束や」楽しみな隆 ←かわええ♪ 原稿をしあげねば、参観日に行けないので、あせる町子でした;
|
||
41) 日曜の授業参観をすかっり忘れていた町子は純子に相談。 週末には締め切りがあった。「あたたたた」まだ、鉄棒でいためた腰が痛い; 純子「昨日の帰り…」と、昭一の電話(保証人)のことを打ち明ける 和尚診察中〜 健次郎は石が気になる。和尚が「エメラルドの原石とちやうか?」高校で考古学クラブだったらしい。 「兄貴の石。いいかげんなもんや」と否定するも、和尚は「ほら光ってるほらここここ。2-3万はするでぇ〜」 徳永家の前のとおり〜塀に新しい物干し竿を立てかける昭一 町子「お兄さん。わざわざこうてきてくれはったんですか?」 ←町子が逆上がりで竿折ったので; 昭一「や。なかったら不便やろな思て。まだ痛いん?腰」 並んで、縁側に座る二人。 昭一「お詫びのしるしに後で洗濯さしてもらうわ」 町子「そんな事もしはるんですか?」「洗濯?」「うん。健次郎さんは絶対してくれません」 昭一「俺は〜独りがながかったしな。旅も多いし」「いっぺんも結婚してはらへんのんですか?」 「正式にはありません」「うちもね。まだ婚姻届だしてまsんねん」「なんでよ?」 「うーん。なんとなく」「チ(舌打ち)あいつぁーしゃないやっちゃな」「私がまだいってませんねん;」 昭一。町子の方を向きなおし「な。あんたおもろい子やな。俺と一緒になったらよかったのにな」 町子。昭一の目を見て「私と健次郎さん。運命の出会いなんです」 昭一「ヤラレター☆」 町子「照れるわ」と大笑い。昭一も「ええなぁ」と笑う。 縁側で和やかに話す2人を、廊下から不思議そうに眺める健次郎。「?」 昭一「今晩一晩泊めてもろて、明日かえるわ」「お仕事おわらはった?」「ああ。済んだ」 町子昭一の目を、穏やかにじっと見つめる町子。 昭一縁側から立ち上がり「あんたの顔みてるともぅ嘘つけへんな」 「あんね。千里にええ出物あってね。レストランできるとこ探してたんやけどーもっじき万博あるやろ。 道もようなるし、人も増える。ええとこみつけたんやけどな。そろそろ落ち着こうかなとおもうてたんやけど…」 昭一。町子に見送られてフェードアウト。。。 公園〜 清志の練習を少し離れて見ている由利子。後ろから昭一が登場 「もうちょっとやのにな。なんであんな一生懸命やんのやろ?」「あんな…」「んー?」 由利子昭一に耳打ち 昭一「あ。そうか。あー」「清志に口止めされてんねん」 「ん。わかった。男と女の約束やな。」 (…山鳩がホッホー…) 診察室。健次郎。石がない!? 鯛子「漬物石にちょうどいいからいただこうかと」 健次郎「「あかんあかんこりゃエメ……。漬物石には小さいぞ」 「あーはいはい…ケチッ」 仕事場。参観の時間気になる町子。純子がこれから旅行会社に面接にいくという。 「がんばってください。」 しかし、さびしくてたまらない町子。 徳永家夕飯〜締め切りの電話。逆上がりの話題むし返す登; ドンパチコ☆由利子が助け舟。 食後〜町子「お兄さん頼みごとあるんじゃ…」 保証人の件を、健次郎に打ち明ける。 「困ってはるのでは?」と心配な町子。「こっちから言われへん。あんたは知らんから。同じような事が何度もあった。」 「 金じゃないねん。親を安心させたろう気がないねん。」 立ち直って欲しい町子「けど今度はって…」 健次郎念押し「それはあかんで。保証人は」 「かんがえてないって!!ほんま」 昭一が帰宅〜 町子笑顔で「おかえりなさい*」 昭一「お帰りなさいってええなぁ。」笑顔。健次郎に「世話になったな明日帰るわ。」 「…そぉか」 「ほなおやすみなさい」 もどかしい町子。 翌朝・居間〜サングラスのずらし、健次郎をじーと見つめ、コーヒーをすする昭一。 サングラスを置き、炊事する町子の方へ「世話んなったね。おおきに」頭下げる 「もういかはるんですか?」「んっ。あんなー町子さん。参観日行ったってほしいねん。 忙しいやろけども見に行ったってほしいねん」「できるだけ行きたいと思ってます」 「あ。あんねーなんぼ子供でも、男っちゅものは、好きな女の人の前で恥かくのが一番嫌なんや」 ええとこみせたいねんな。」町子怪訝そうに「はぁ…」 昭一笑顔で「たのむわ!」 昭一カバンととグラサン持って「健。頼みあんねんけどな」 健次郎「何?(ほらきたっ)んっ」 昭一「……」 (…家の外で車がビブーン…)
|
||
42) 診療室〜昭一の血圧を測っている健次郎「上113の下85。ま正常やな」 昭一「あ。そぉか♪よかったおおきに。これで安心して酒飲めるな」 健次郎「仕事は?次のあてあるんかいな?」「あるよ。東京の友達に誘われてる。奄美料理のな店の手伝いや」 「へー」 (なんや決まっとるのか…と同時に疑いの目で見る健次郎;) 昭一少し乗り出して笑顔「ええ子やな。町子さんや。お前ええ嫁はんもろたな。安心した」 「親父やお袋によろしゅうな。東京きたらいつでも行こう言うて言うてた言うといて」 「お母ちゃんの古希や。誕生祝で温泉行ったんやがな。わすれとったんやろ?」「誕生日かーそっか」席を立つ昭一 健次郎「兄貴」「ん?」「千里の店の話は?」「町子さんに聞いたんか?…あれ流れた。一足違いで買い手がついた」 「あぁ」 少し寂しそうな健次郎 「ほな行くわ」「顔みせてったらどや?お母ちゃんに」「いや。これ以上おったら迷惑かけるだけや。元気にしとった言うといて」 「ん」「行くよ」「ん」「ほなな」「気いつけて」「おおきに。そっちも」「ん」 部屋を出て行く昭一。 詳しい行き先も告げず、またふらりと出て行った昭一。 寂しげな健次郎−−− 夕方。帰宅した両親。旅行に話で盛り上がる。(喜八郎がハイカラな格好をしててカワイイ) 健次郎「兄貴来とってな。これな、誕生祝いにゆうて置いてった」赤いリボンの箱を差し出す。 中からあの石! 「ブラジル土産やっていうてた。エメラルドの原石や。指輪かなんか作たらええて」 町子「ロマンチックやわぁ〜」 イシ「うっふっふ。あの子らしいわ♪」両手で大事そうに石を持つ母。嬉しそう♪ 商店街・肉屋の前〜 昭一「九州の生まれか。近いな僕もそやねん」近所の奥さんを口説いている昭一。 サングラスをはずして〜「運命の出会いやね*」 店員に「せやなおっちゃん」「はい!」 「おっちゃん。はい言うてはるわ。」とびきりの笑顔で「んっふんふ〜ん♪」 そして週末。原稿催促されている町子。筆が進まず鶴を折っている;参観日の心配する由利子。 町子は仕事場で、「参観日のお知らせ」を発見!3年生「図工」・4年生「算数」・清志の6年は「体育・鉄棒」だった。 急にやる気出す町子。(夕飯はサンドイッチ←美味そう) 翌朝。8割できたが不安な町子「参観日は絶対に行く!」といきる。そこへ純子が出勤。休みなのに間違えた; まだ原稿が仕上がらないが、学校に来た健次郎と町子。 純子のサポートで、原稿の続きは、喫茶店で仕上げることに。 健次郎は隆。町子は登の教室へ急ぐ。 登は嬉しくて張り切って手をあげ「はいっ!わかりません!」町子苦笑い 途中で入れ替わる。廊下を走りハイタッチする町子と健次郎。隆には似顔絵を描いてもらう町子。 校庭では体育の授業。順番が来て、鉄棒の前に呼ばれる清志。…できない。 先生 「どした。練習でいっぺんできたんやろ?」 「清志くーん」町子声かける。純子も「がんばれ!」 ついに☆できた!(≧▽≦) みんなが拍手♪できたできたと喜ぶ町子。健健次郎「あんたに見て欲しかったんや」 帰宅「はぁーつかれた。足いたい」 純子がお茶いれてくれる。「今日は、ありがとうございました」頭下げる町子 「たのしかったです♪」と微笑む純子「花岡先生。あたし先生のところで…このまま…働いてはいけませんか?」 「このままですか?」 町子。困惑顔
|
8週「おおきに」 11/20-25 |
||
43) ずっと働いてくれるという純子。健次郎「願ってもないことや」ふたりで祝いの晩酌 町子「ちょっと抜けたはるとこもあるんやけどね」 健次郎「その辺がちょうどええのや」 「この家が。ここが好きみたい。」「僕にほれたか?」「よういわんわ」笑 翌日から純子が正式採用* 酒屋〜店先で飲んでいる健次郎「お宅も(奥方が)秘書や。工藤「秘書が寝ている社長の頭またぎまっか」嫁ムカー; そこへ俊平。健次郎「また喧嘩か?」「暇で暇で赤字や」ボヤく。健次郎「TVみてるんとちゃがうか?」 嫁「ウチはもらい損ねたけどなぁー」 ←川柳大会の商品だった;俊平「潰れてもこの歳じゃ映画俳優もなれんしな;」 病院の前〜慶四郎がひなたぼっこ。「いらしゃい」と患者に声かける 町子、応接間で雑誌「ア・モアモ」の取材中〜 −−広げたページは「今が旬!広島産牡蠣」 ←前にアタッタ; 町子「楽しみによませてもらってます」 内容はは「町子先生が案内するわが町」という企画。話が弾む みゆき座〜箒で掃除する佐和子。カラーンとしたロビー;クッキープレゼントをやってみたが効果なし;寂 夕方5:30。閉院時間〜 慶四郎、病院の入り口から中を覗き込み、受付のイシに不思議な笑み?? 病院の前で体操「いらっしゃい」と声かけたら晴子。慶四郎「今日はなぁ午後から20人はきてくれはった♪」 あきれる晴子。 診療が終わった健次郎に晴子「なんとかしてよっ!」「いつものことや」「体裁がわるいやんか!」 晴子怒「そのうち客引き始めても知らんから」「そこまでするかいな」…といいつつちょっと心配に; 夕方仕事場〜 町子が純子に「なんで働こうという気持ちに?」 純子「懸命に働いても、ハイミス・オールドミスと。男社会なんですね。ここはみんなが違う。 子供・お爺ちゃん・お婆ちゃん編集者患者さん親子夫婦兄弟。わくわくしたんです♪」町子「私も一緒」と笑いあう。 夜の受付で、金庫閉めるイシ。慶四郎「今日も繁盛うやったな」 イシ「はい♪ほんまに」 晴子「いらっしゃい やめて。おでん屋とは違うんです」 厚揚げほおばり「あづっ!あぢぢ」 翌週、町子の記事が雑誌に掲載される。「TOWNTOWN 第30回 花岡町子先生の大好きわが街」 たこ芳・みゆき館・工藤酒店の写真もある。 町子「徳永医院は載せませんでしたから」 健次郎「雑誌お持ちの方1回診療無料とか」町子「半額とかね」笑 健次郎「おでんにかぶりついて誰が喜びはる?」 純子「ロマンチックな小説家の庶民的な顔がファンの心を揺をうつんです♪」 健次郎あきれ顔でて退散。町子「町子。かわいらし写ってるなーなんていってもいいのにねぇ」 亜紀ちゃん「うん」 しばらくして、女性客であふれるたこ芳。常連客を断るりん;質問攻めで苦笑い。 工藤酒店もにぎやか「僕とは川柳のことを語り合ったりするんだよ。センスが近いのかもわからないなぁ」←標準語; みゆき座も大繁盛。ニコニコ顔の俊平・佐和子 アムールのママが店から出てくる。締め出された客に声かける。苦々しく「へーそんなに流行ってんの;」 診療所。和尚に、たこ芳の繁盛ぶりを聞き、驚く健次郎。 和尚「けど裏では常連が入られへんと騒いでるるらしいで;」 和尚と食事に出る健次郎。 受付のイシに声かける。なにか隠しているのか?よそよそしい; 映画館の前を通った町子。俊平、涙目で町子に最敬礼。町子もほっとする* たこ芳の前。壊された提灯を手に取り、哀しそうなりん。 一方では、やっかいな出来事も起きていた…
|
||
44) 居間〜お茶を飲んでいる、健次郎・町子・純子・イシ。 俊平に礼を言われた事を話す町子「手を握って何べんもありがとおって。恥ずかしかった〜」 健次郎「雑誌の影響力はバカにできん」純子「先生の影響です。若い女性急増です♪」ルンルン 「女子供で喜んどったらすぐに飽きられます」とあいかわらず辛口の健次郎; (女子供発言は、スル〜) 純子「あら。大先生は結構厳しいんですねぇ」 健次郎「おおせんせい?」町子「王↑先生?」 純子「先生がお2人ですから、町子先生と〜大先生♪」……心ここにあらずのイシ「ん?あんた往診いかんと」 アムールのママ・和田秋恵と晴美ちゃん。店の前を大掃除〜 ママ「あ〜取材や取材♪」 かなり気合が入ってる。 「カウンターもピッカピカ☆に磨いてな。とびきり派手な花買うてきて!(大声で)あ〜しゅざいやでぇぇぇ♪♪」 晴美「せやけど、芳みたいに…」 ママ「あれはな。おりんさん客さばきヘッタたやさかい;」ケッ 酒屋〜 和尚、工藤夫妻から「いも芳」の提灯が壊されたことを聞く。タエ「アムールの性悪(の仕業)ちゃうか?怖っ;」 真相は、いも芳に入れなかった酔っ払いの嫌がらせらしい。往診帰りに店の前を通りかかる健次郎。 和尚「雑誌に出たのが裏目に出たなんて耳に入ったら…町子さんかて」 健次郎「町子が何?」 3人「…;」 そこへアムールのママ「たこ芳えらい災難やったなぁ(ボリューム大)」 健次郎「災難て?」 何とかごまかそうとする工藤「ママママママ このウイスキーなんて見本にどない?」 ママ話やめず「雑誌に載って、お店が荒れるなんてよぉ〜あることやしなぁ。ほんまに気の毒で」オイオイ泣く(フリ) ウヰスキーをちゃっかり手にとり「これおおきに♪」上機嫌で退場〜 健次郎「どういうことやんねん?」 徳永家廊下〜 夕方でかけると健次郎。隆は「ウルトライダー見参!」町子も「エイ!ヤ!ター!見参」 徳永医院待合室〜 イシと慶四郎が言い合い。慶四郎が金庫の金を持ち出したらしい。「ちょっと借りただけやー」 健次郎「どないしたんや。大きな声だして」 慶四郎「なんでもない」 応接間でも、隆がウルトライダー。ノリのいい編集さん斬られてくれる。 「日本中の男の子が夢中です。ウチの雑誌にプレゼント付けたら売上げ伸びて〜伸びて〜」 診察室〜 イシが慶四郎の事相談「金庫の金で飲んでるみたい」 健次郎「知っとったよ。お母ちゃんが返しおったろ」 驚くイシ。しかしほっとした様子〜 健次郎「隠居しても現役の時の癖は抜けんねんな;」 イシ「賑やかが楽しみなんやねぇ」 ※お父ちゃん。昔は大島紬の仲買人でした。 徳永家居間〜 怪我して帰ってくる登。心配する純子。由利子「喧嘩したんやろ。プールのとこで」 登怒って2階へ; 仕事場〜 純子が隆の事を報告「5人いると心配事も5倍なんですね」 町子「あのおっちゃんにしたら…6倍? いや。お父さん。お母さん。妹さん。でお兄ちゃん…指折り数え…大変やわ!」 たこ芳・店先で破れた提灯点灯〜 健次郎「あの提灯て大事なもんなんやろ」 りん「先代から譲り受けたものですわ。ミナミに店があって、私はもともと客やった。 はじめてタコ食べて美味しくてびっくりした。西洋ではタコは悪魔」 先代に「悪魔食ろうたら怖いものあらへん。店を継げ」と言われ、かれこれ〜年。 りん「形あるものいつかはなくなる。大事なのは、この大将のダシ」 ←りんさん素敵だね 「そうそう。このまえの騒ぎのとき、割って入ったのは先生のお父さん」りんの発言に、驚く健次郎☆ アムールの前。ママ撮影中。どう見てもガラの悪いカメラマンと記者。 ママ「月間スナックてみたこと無いな」 記者「飲食業界向け。美人ママのコーナーですわ」「美人ママ♪ンフフ」 記者「それで10万安いもんですわ〜。ええ宣伝になりますで〜お客もドーン!」「お金とんの?」 酒屋に慶四郎登場〜 2人の新顔に気前よくおごる。 夕飯〜 イシ「相手にケガは?何でケンカしたの?」登「…」 健次郎帰宅「親父は?」イシ「でかけてる…」 晩酌〜 健次郎「みんな血の気が多くて。徳永家でジェントルマンは僕だけです」笑 町子は父が最近外で飲んでいるのが心配; 居間・昼間〜 3人でライダーごっこ。晴子に「当選品の剣」を自慢。編集者の人にもらったレアもの。 晴子さすが「有名人の特権やね〜」純子「あちらのご好意です〜」 りんから電話。町子「新しい提灯?お父さんからですか?」
|
||
45) りんからの電話で、慶四郎の提灯の話を聞いて驚く町子。りん「ぽんと置いていきはって。どないしていいやら;」 健次郎が内緒にしていた「提灯事件」の事も、初めて知ったのだ。 病院廊下 町子「なんで言ってくれなかったの?」健次郎「隠してたわけじゃない;」 興奮+動揺隠せない町子「私のせいやないの!満員になったから;こんな事になって」 健次郎「あんたのせいと違うやろ。嫌がらせするやつが悪いんや」と言って、診察室へ〜 一人になった町子。どんより〜 気になって戻った健次郎が、背中越しに声かける「喜んではったで。おりんさん」 健次郎「若い子が、オバチャンとこの関東炊き、美味しい美味しいって。みゆき館も喜んどった。」振り向く町子 「ええ事も悪いことも両方あんねん。表があったら裏がある。それで人生とんとんや」町子「とんとん…」 「ウルトライダー☆見参」 子供たちが、ドタバタすぐ横を疾走〜♪ 夜の居間〜 「見参か。」健次郎お面を手にとる「たこ芳のことは気にしなや」「…はい」「それよりも提灯や;」 健次郎「おせっかいな事してからに。ときどき気前よう、あーゆ事ことしよる。」 ガラガラ「「かえったよぉ〜ー♪」話をすれば〜慶四郎帰宅。 酔って知らぬ男を連れて帰り、ご機嫌で大騒ぎ。 晴子はプンプン; 居間で焼酎のみ始める。 みんなあきれかえる。 翌朝〜 子供たち登校。通りで手を振る町子「いってらっしゃ〜〜い♪」 居間。「寝るとこない言うから…」説教される慶四郎;「焼き鳥屋で会って、たこ芳にいった」健次郎「提灯買うたって?」 父「困ってるゆうからほっとかれん」まくしたてる晴子「だからお金も足したらあかん; なんかあったらどないすんの。 町子さんも気の毒や」 純子出勤するが、ただならぬ空気を察知して退散。←さすが気が効いているね。 逃げる父「お便所〜」 純子「ギャ−−ッ☆」町子「忘れてました;お客さんなんです」 客「焼酎あると?」 徳永医院前〜 元気に体操する慶四郎。 廊下〜 健次郎「悪かったな。お客」 町子クククと笑い出す「昔バァバァちゃんも、親戚や友達泊めてたんよ」 「しらん婆ちゃんが、その辺をウロウロ〜だから、気にならへんのよ。 あんまり怒らんといてあげてね。」 午後徳永家玄関〜 「やーひさしぶり。」池内先生と、見知らぬハンサムガイ(海部剛史)←白ジャケに真青シャツ☆ 応接間〜 町子「この方、どっかでお会いしたような〜ん〜」 色男「河原崎健介です。はじめまして!」 指差す町子「……あ…あぁっ」 変身ポーズ決めるイケメン「ウルトライダーやぁ♪」 好青年「池内先生には可愛がってもらってるんです*」 ←むっちゃ感じいい 池内「今や日本一の人気者や!ひと目、花岡先生にあいたいって。な」 爽やかクン「僕も母も姉も大好きなんです」キラーン☆ 健次郎乱入。町子「ホラ。この方。ねっ♪ねっつ」変身ポーズ必死に真似する。健j次郎「???何やってんの?」 登。からかわれながら帰宅〜 「漢字テスト0点」「作家の子やのに〜」 登反撃「ウルサイ!」 応接間〜 町子電話で席はずした間に、隆乱入「ウルトライダー!見参」 ライダーと目が合う「あ…ウ・ル」 池内「ほんまもんやで」 固まる隆 ヒーロー「お名前は?」 「3年5組徳永隆ッ(コチコチ)」 「好きやの?」 うんうんうん−と頷く。スタ−「ショーに招待するね」 池内「おばちゃんのお友達や」 隆「う…うそや。」 目をまん丸にして驚く。 玄関先〜 由利子が喧嘩して帰った登に意見「作家の子と0点は関係ないて、ゆうたら済むことやんか」 待合室〜 夕べの男が蒼白い顔で座る; 慶四郎「金も保険証もないねん。診てやって;金はなんとかする」 診察の結果、栄養失調・貧血・肝機能障害; 男「保険証がないんです…」 慶四郎「公園で寝泊りしてるやさかい;」 晩酌〜 町子「からかわれたみたい。私のせいで」 健次郎「どないできる?仕儀変えるか?解決せんやろ」 町子「とんとん。人生はシーソーや。今日は悪いほうが重かった。」 健次郎「明日も。あさっても。シーソー。なんでもこいや」
|
||
46) 商店街・工藤酒店前〜 嫁→子供に「こんなムダ使い;」漫画雑記をくくっている。前を通りかかる町子。 嫁グチる、くくった雑誌は全部「冒険少年・12月号」ウルトライダーの限定剣が欲しくて小遣いはたいてしまったらしい。 学校帰りの隆。いじめられている「ライダーと友達なんてウソにきまってる!」「家にあそびに来たもん!」 徳永医院待合〜 作業着の男達で混雑。「ここだと、診療も薬もただやと」 受付には、イシ・健次郎・鯛子・晴子勢ぞろい;「公園にいてる鹿児島の男が言ってた」広まってしまったようだ; 健次郎しかたなく視る事に;イシ「はぁぁ」と大きなため息…; 徳永家前〜 町子の前を歩く2人の少年「今度は当たるかなぁ。」雑誌から応募はがきを取って、本誌を捨てる; 「ちょっとまって。なんで捨てるの?」「もう読んだ。ソレ3冊目。ウルトライダーの剣当てんねん!」 あきれる町子「もったいない思わへんの?」子供「ボクの小遣いや。おばちゃんには関係あらへん。自由やんか!」 町子ムカー「ちょっと待ちなさい」手をつかむ。「ボクのお金って何?自分で稼いだお金なの?」さらに興奮 「仮にそうだとしても、好きなように何に使うてもええ事と違うでしょ!」子供1人逃走〜;手を離さぬ町子 「待ちなさい!人の話聞きなさい!1冊の本にはたくさんの人の努力が詰まってんの!」「うぇぇぇーん;」泣かした; 町子、怒涛の説教「はずかしないんかいな!」「うわぁぁぁあーん;」 いつの間にか人だかり…; 「泣いたらあかんよ〜かしこいね〜」へらへらとなだめる町子。面倒になって…「泣きな☆」「びぇぇぇーん!!!!」 汗; 仕事場〜 純子「怒って当然です!」町子「がまんでけへん。自由やろーなんて」 純子「親が子供の感覚をおかしくしてるんです」 プレゼントの事思い出し、複雑な町子。 口コミで、患者急増;健次郎「こっからここ入って。みんな脱いで」男らブーブー 泰子「さっさと脱ぐ!」一喝☆ 病院前では、帰る男が慶四郎にお礼「公園によってな」と挨拶 健次郎。最後の患者・耕助(建蔵)に説教「まだ人生長いねんで」 「うるっさいなー!説教は勘弁。早う薬くれや ♪ほっちっち〜」薄笑みで退場。 鯛子「腹立つぅぅぅ〜!」 待合室で、借用証書かせるイシ「できた時でええから」 耕助「そんな金あったら酒のみますわ」 イシ「若いのに命をそまつにしなさんな!」 時計を床にたたきつけ、出て行く。他の患者もコソコソ退散; 奥から慶四郎「ぎょうさんきよったな♪」 イシ「ええかげんにしてください!健次郎かわいそうでしょ;」涙。 慶四郎「お金ならわしが払う」 イシ「ここから持っていったお金で払っても意味ないでしょ!」 爺退散; いも芳・新しい提灯が灯る〜 「今回は申し訳ございません」と詫びる町子。 りん「かえって悪いわ」 町子「おとうさん優しいね」 健次郎「大変や、晴子は口きかへん;」 町子「患者に説教までしたて」 健次郎「ほっちっちーかもてなや」 町子「お前の子でなし孫でなし」 りん「ほっとけないんやね。先生もお父さんも。」健次郎「一緒にせんといて。あんたもほっとかれなかったて?」 町子「子供達ももろてなかたら捨ててたと思います?」健次郎「それはない。チャンス大事に。だめなら我慢」 自分が来たことで、子供達が変わるのではと心配する町子。健次郎「せやから面白い。決まりはないねん」 変わることも変わらぬことも怖れない。家族に必要なのはそういう強さなのだ。
|
||
47) 雑誌を捨てた子供を叱ったことが、町内の噂のタネに;工藤の店先でも、和尚・俊平夫婦が来てその話題。 徳永家・居間〜 新聞記事見る町子「懸賞プレゼント中止へ」の記事。雑誌を捨てる子供が続出のため; ウルトライダー事件。一件落着と思いきや… 机に向かう隆、ライダーショーの招待券を手にニヤニヤ♪ 清志と登が居間で勉強。漢字書けない登「わかれへんえんも〜ん」とおどける。 清志「努力がたらへん!成せば成るや」 町子「もうやめとこ…努力は無理強いすること違う。」 清志「?けど放ってておいたら誰も努力せん。ボクの逆上がりかてー」 町子「それは自分で気がついたからでしょ?」 清志「そうかなぁ…」…納得いかない 町子「ありがとうね」 登のライオンのラクガキを褒める。いいところを褒めてやりたかっただろう。 徳永医院受付〜 時計を破壊した男・耕助。咳をしながら「薬だけ欲しいねんけど」 イシ「診察しないと出せません」 傍らに、割れたガラスドームを修理した時計。奥から出て生きた健次郎の顔を見るや、出て行ってしまう。 アムール前〜 ウルトライダーショーのチラシ見る、ママと晴美。 「みんなの正義の味方ウリトライダーが大阪中央ホテルに出現した悪の怪人チョリゾーから地球を守るために あらわれるぞ! 12/3(日)7F大ホール 午前・午後2回 ●ショーの後でウルトライダーが握手してくれるよ!!」 晴美「河原崎さんていう俳優さんが来るんです♪」 ママ「よっゃぁ。それや!」指パッチン* 工藤酒店〜 学校から帰る、守・隆・登 工藤パパ「日曜(誕生会)楽しみにしといてやご馳走作るさかい」 隆「…ボクな行かれへん」 息子「わぁーーん;」泣き出す。 居間〜 登「なんで行かれへんねん!」隆「行くトコあんねん」「どこ?」「どこでもええやろ〜ウェ〜ン!」 町子来る「喧嘩でもしたの?誕生会よりも大事なの?」 隆「ライダー…」 居間〜 健次郎「あかんな。こっち行くのはあかん」 隆「おとうちゃぁん;」今にも泣きそう。 往診に出かける健次郎。後から町子。 そこへ純子「すいません;まさか誕生日と重なってるとは…」 追ってくる隆「行きたいんや。お願いやからいかせて;」 健次郎「先に約束したんやろ?」 隆今度は町子に「ライダーはおばちゃんの友達やろ?お願い;なぁなぁお願い;なぁなぁ…」 健次郎「しつこいぞ!」 町子、なすすべなく。泣いている隆を抱きしめる。 居間〜 町子と隆やりだまに; 清志「何で黙っててん。ずるいやろ!」登「えこひいきや!隆だけ」 2人「えこひいき!えこひいき!」 純子「うるさぁーーーい!!(怒)隆くんも泣くんじゃないのッ!」 2人小声で「えっこひいきッ!えこひいきッ!」 夕飯食べない隆。健次郎は「ほっとけ」 町子が見に行くと「たちいりきんし」の張り紙。声かける町子。 隆篭城「行っていいて言うまで食べへん。友達だと言ってしまったのに、いかな嘘つきになってしまう;」 晴子帰宅「泣きミソのくせに頑固やね〜」 翌朝。徳永医院に耕助に背負われ、男が運ばれてくる。牛山か?目が半開きで、意識が朦朧〜 心配そうに陰から見る隆。
|
||
48) 意識のない牛山に、点滴する健次郎。「血圧が下がっとる。脳に酸素いってない。餓死寸前やないか」 耕助を叱る「なんで放っといたんや。あんたもこうなりたいか!?」 腰抜かす耕助。患者は病院に搬送することに。 耕助呆然「餓死やなんて…」 隆「ガシって何?」 慶四郎「ご飯食べなかったらああなってしまうんじゃ」隆(ガーン;) 徳永医院廊下〜 健次郎「命は取りとめたが、障害が残るかも…」 町子「隆くん。学校休ませました。」 隆「おばちゃん…」「はい…?」 もりもりごはん食べる隆。町子「おっちゃんの命助けはったんで。カッコイイなぁ。ウルトライダーみたいやな」 隆「ぼくな守くんの誕生日いく。先に約束やから。ライダーの兄ちゃんに、ごめんなさい 言うといてな」 町子、笑顔で「いうとくね♪」 ライダー解決♪ 誕生会翌日〜 病院の受付にスーツ姿の身奇麗な男性現れる。イシに深々とお辞儀。 …なんと☆耕助 待合室〜 健次郎「仕事みつかったんか?」 耕助「ビラ撒きとサンドイッチマン。日雇いやけど点」 イシ、本当に嬉しそう。 耕助、イシが直したガラスドームの時計をみつめ「俺トコじいさんの代から時計屋で。俺がつぶしてしもた… 診察台代と時計のお詫びは必ず」 イシ嬉しそうにうなずく。ウルウル 居間〜 慶四郎「病院行ってきた。(牛山)元気になっとった」5年も疎遠の妻が飛んできてくれたらしい 「お前によろしくて」 健次郎「あのな…人の面倒見るのもいいのやが、限度があるやろ」 慶四郎「けど年嵩やし。放っとけん。奄美では…」 健次郎「わかるよ。でも歳やし、奄美じゃない。 金庫はやめて、小遣いいる時はいうて」 うなずく慶四郎。 いも芳〜 町子純子。遅れてきた健次郎にチラシ見せる 「日曜日、ウルトライダーあらわる!!スナック・アムールにてサイン会/先着50名。ボトル2割引」 りん「流行りモノ好きのアムールさんらしいわ」純子「スナックに子供?」 健次郎「あながち〜日曜に子供連れてウロウロしてる父親いまっせ」 そして日曜〜 張り紙の「ライター」直す晴美。 店から出てくるママとバイトのライダー。中身は耕助!? ママ「なんや;トンボようきらんの?」 耕助「へぇ。若いの出払ってまして…」 ママ「そのブ分値引きしてもらわんと!」プリプリ# 物陰で一服する耕助。隆を発見☆ 子供達「嘘つき!帰れ!」 去ろうととする隆。 そのとき シャキーン☆ウルトライダー登場! ライダー「お父ちゃんに渡して欲しいんや。(箱渡す) 友達なんや。そしたらなー徳永くん」 ガチャガチャと安っぽく去るライダー 友達「…ほんまやったんやなぁ」 サイン会〜 「ウルトライダー 正義は勝つ!」と色紙にサイン。 アムール・ママ、子供にチラシ渡す「お父ちゃんに絶対渡してや♪」 ママ不機嫌「子供ばーっかりやないの;」 店の前には、子供がズラーーー (笑 居間〜 ハコの中身は「白い小さな目覚まし時計」だった。 町子「びっくりしたやろね。隆くん」健次郎「アホなこと(ハンスト)して;」 町子「簡単に食べられる時代やから、簡単にハンストしてしまう。毎日食べることの大切さをわかってない。」 健次郎「今、食べな、次はないかもしれん。戦争中はそんな事考えとった。生き残っても飢え死にする人ようけおった」 町子「…よぉーーー生きてたね」 健次郎「よぉ生きてた」 町子「10代やった。大事にしてた本も焼けてしまった。残った本も食べるためにみぃんな売った。 だからよう捨てんのよ。もう20年。忘れたらあかん事まで、遠くになってしまう。 はっ☆私書かなあかん!」 翌日から、戦中戦後の話を書き始める町子。
|
update:2021.4.7 |