【火野正平・出演TVドラマリスト】おまけ資料
芋たこなんきん 9
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19-21週 22-23週 24-25週 26週(終)   セット見物

24週「出会い」 3/12-3/17
演出:櫻井賢
134) 仕事場〜 ♪長崎は〜今日も雨ぇだった〜。あなたひぃとりいにぃぇいぇい〜
観光ガイド眺めながら、ご機嫌で歌う町子。次の講演会は長崎〜
「主催者が空港で出迎える予定」と純子さん「今夜のパーティまでにはー」原稿の催促。

徳永医院〜 派手ベストにヒゲ俊平。健次郎の診断はポリープ。手術+10日ほどの入院勧める。
俊平「5日ぐらいにまからんか?病院嫌いやねん;」  「値切ってどないすんねんな;」
弱気な俊平。轟さん立たされ退場〜

酒屋の前〜 工藤「よかったやないかーとったほうがええわ。」 俊平「ヒトゴトや思て;腹を切るなんてー」
そこへ佐和子「大学病院、週明けに一緒に行こう」俊平ウジウジ;
美味しいものでもーという佐和子に疑いのまなざし…? ←ポリープだってば!(≧▽≦)

徳永医院〜 書類書く健次郎「…?」 万年筆を落とす。手が痺れている様子。
いぶかしげに右手を見つめるが、また仕事に戻る。

たこ芳〜 俊平と佐和子「」ここでよかった?」「おいしいもんちゅうたら、ここが一番や」
いつになく優しい佐和子を「やさしう気持ち悪いな」と、ますます疑う俊平。不安に…;
そこへ、町子と池内先生、久々に小川くんも来店。デビュー2作目で「日本ミステリー大賞」を獲得☆
池内「海外作品の翻訳家としてもひっっぱりだこやしなぁ〜」来月もシカゴの歴史を調べに渡米するという小川くん。
町子「英語しゃべってんの聞いたことないから信じられへんわ。しゃべって、しゃべり。英語しゃべりな〜」 ←しつこい。

ふと、元気のない俊平に気づく町子。俊平は「良性」を強調するような佐和子を、完全に疑い帰宅;
町子「なんかあったの?」 佐和子「手術がショックみたいで…」 ニブい女性人;

徳永家〜 みかん食べる和代。 台所の戸棚からグラスを取り「ふたりとも留守ですか?」昭一兄さん里帰り♪
「町子はもう帰ってくると思いますけど」 昭一「あぁ。」 「このみかん甘うてオイシイ♪」 昭一の手土産。
昭一「そうでしょーこれね。和歌山でどっさりもろうたんですわ。
 コレ、上等のみかんに、上等な梅干に、コレが上等な梅酒です。お母さん、イッパイいきましょ♪」
和代 「ほな。少しだけ…」 「すこしだけねっ。はいっ!わかりました少しだけ…」ドボドボ〜ナミナミ
昭一笑顔「これが、少しだけですっ♪はいっ」 ←お母ちゃんも口説くのか(笑


商店街〜 自暴自棄になって暴れる俊平。缶ビール取り合い?もみくちゃの工藤夫妻と佐和子。
転げる俊平「返せ俺のビール!」 工藤「手術控えた病院が;」
俊平「どうせもう〜終わりなんや!好きな事させてくれ!」なだめる佐和子。俊平「知ってんねん!本当は…」
そこへ、通りすがりの健次郎「なにやってンねん?」
俊平「俺わかってンねん。癌なんやろ!?」 健 「ハァ?」 佐「あんたぁ;」
俊平「はっきりゆーたってくれ!最期は、好きなことして死にたい」 

徳永家〜 町子「上がって上がって」 と池内・小川と帰宅。
小川「や〜ひさしぶりやな〜」 町子「戸しめなさいよ;毛たってるよ;」厳しー

居間には既に飲んでいる、昭一と和代。 町子「アラ!お兄さん♪」 昭一「おかえり!」
町子嬉しそうに「来てはったんですか?」「元気ぃ?」「おかげさんでー」 来客に気づく昭一「あ。」

池内「おじゃまします」小川「こんばんは〜」ペコリ。
町子「あ。主人の兄です」  池内「結婚式のときに、鶏置いていかはった!?」 小川「あ!さすらいの男や〜☆」
池「ボク。一度お会いしたかったんですわ」 小川「ボクもですわ。ちょと握手してください!」 昭一モテモテ*
「あえた♪あてた♪」と喜ぶ二人。 小川くん「やらかい手ぇや」池内「にわとり〜♪」 積極的なアプローチに驚く昭一。


商店街〜 「あっはははは!」座り込んで笑う俊平。 工藤「ほんま、勘違いもはなはだしいわ;」
佐和子「年季の入ったアホや」工藤「消化器外科より、おっちょこちょい科で手術してもらえ!迷惑なやっちゃ」
俊平「おっし!そうと決まったら 乾杯(?)いこっ!」 工藤・タエ・佐和子「アホッ!」 ちゃんちゃん。

徳永家・宴会中〜 池内「お兄さん。今度その波乱の人生聞かしてください!小説のモデルにしたいんですわー」
昭一ピクッと反応「ボク?」 町子「そーんなコト、軽々しく言ったらいけまへんて;ほんまにー」
小川「いや。この人よりね。ボクに方が若い人に人気ありますから。」 池内「(ムッ;)何をいうてんねん!」モメモメ

健次郎。帰宅「ただいまー」「おかえりなさーい!」「おお。いらっしゃいませ*」と、兄の顔見て、表情くもる〜「え…」
昭一「久しぶり。」「や。久しぶりて;」 「あのほれ、、健次郎さん…あの。お土産言うて、おいしい梅酒。お兄さんが;ね」
「お。お。お。健、お前も飲むかー?」 「んー」  立ち上がろうとする町子。「いえいえ取ってきます」と昭一台所へ。
健次郎「今回は予告無しやな。」 お久しぶりですと皆挨拶 正座でツーーーっと滑り込んでくる昭一。町子ギョギョ;

池内「面白い人ですねぇ。さっきから、笑いどおしですわ。」
町子「あのね。健次郎さん。お兄さん富田林あたりに家建てられるみたいなの。」
昭一「あのな。えーとこに土地の出物があったからな。もう工事かかってんねん。で、落ち着こ思うてな」
健次郎「何べんきいたかな。その台詞」 昭一「今度はほんま。ハイ乾杯!」グラス、チ〜ン  健「ま。おめでとうさん」
昭一「ありがとう。」 乾杯〜 小川「それで、その後の話をー」
昭一「あ。富田林の土地は、約2000坪ほど〜」「いやそうじゃなくて…」 宴会は続く〜


翌日・門前〜、町子は純子と長崎へ。「まずはチャンポン食べましょね。」と町子。健次郎「仕事よりも食べ物か;」
健次郎「気ぃつけて」町子「行ってきます」 笑顔で見詰め合うふたり−−−
町子の後姿を見送る健次郎。肩をコリコリ…

居間〜 コーヒーすする昭一。
戻ってきた健次郎に話切り出す昭一「実はな。…身ぃ固めよう思てな」 健「身ぃ…え?結婚?」
昭一「今度連れて来るけどな。ええ子やで。」 「ほぇ。あそう。よかったがな。」「おおきに」ニコ*
健 「あへへへ、。結婚。 や、富田林にまた家って、豪気なこっちゃな」
昭一「ちいちゃな家やー」「いや。大したもんやで。」

そこへ電話。 隆くんから。「え?今晩?おいでおいで。いやいや町子はおらへん。なんやねん。」興味深ゲににいてる昭一。
「え?来週にする?え?婚約?うん。あそう!おーそりゃよかったがな。うん。あそ−か。そない言うとくわ。ほな」嬉しそうな健次郎。
昭一「隆婚約てか?」 健「ずっと付き合うてた女の子に、プロポーズしたんやと。」
昭一「そらめでたいがな〜。」 健次郎「なんやめでたいことは重なるもんやな」

玄関から、すし屋の出前持ち。 和代「ま〜お昼から豪勢な〜」
ビール運んできた昭一「あのね。おめでたい事が続くんでね。ぱパパっといこやないかと。お母さんもぜひどうぞ。」
和代「おおきに。」 昭一「けーーん!何してんねや?も食べるぞぉー

廊下の隅で、うずくまる健次郎。「あ、あ…あ」頭をおさえて身動きもできず…

ビールの栓を抜く昭一「けーん!おーい。はよう来い。食べるぞ〜! 注いどきましょ。」和代「すいません。」
昭一「けんのも注いどいたろ。おーいけん。食べてしまうぞぉ〜。飲むぞっ」

暗い廊下で、声も出せず、体震わす健次郎…
 
  久々に、俊平工藤の名コンビ。工藤の前掛けに「勉強」ってのが笑っちゃう*
仕事中ペンを落とす健次郎。何でこのときに気づかなかった、、、
自己診断を誤ったのも、判断能力が低下していたせいだろうか。
留守に上がりこんで、和代と晩酌する昭一。今日の服装はLOSTのロックみたいだ〜(喜
池内と小川にモテモテの昭一だが、健次郎は相変わらず「今回は、予告なしやな」って冷たいねぇ〜;
両手でグラス持ち、正座で滑り込んでくる昭一。(持ちネタ?)町子のあきれた表情がオカシイ(≧▽≦)ノ

長崎へ旅立つ町子。穏やかな笑顔で、ほんの一瞬だけ見詰め合う2人。とても切なく見えた。
俊平の勘違いも落着。昭一も隆も結婚へ。おめでたムード前回の終盤、、健次郎が!!!
今回は、いつになく、仲のよい兄弟。幸せムードの中で、健次郎の着席を待つ昭一空し。
迫真の演技に胸が痛くなった。兄〜豪華寿司はいいから早く気づいてあげて〜!
あまりにも、シリアスな終わり方に、工藤のヒット作「オッチィコチョイ科」がかすんでしもた。。。」
135) (回想)長崎に出かける町子。見送る健次郎。
昭一「けんー。おーいっ。はやくこーい。食べるぞぉ〜」お寿司+ビールで健次郎を待つ。
「けんの分も注いどいたろ♪おーいけーん食べてしまうぞォ。飲むぞっ!」
廊下の隅にうずくまる健次郎−−−

「おーい。けん」居間から出てくる昭一。健次郎を発見☆「…どないした!!」駆け寄る。
床に転倒する健次郎。「けーん!けんっ!健次郎!! お母さん救急車っ」 意識が朦朧…;
(ピーポーの音)

救急病院〜 ストレッチャーで運ばれる健次郎。酸素吸入
傍らに昭一 「けん!けん!しっかりせぇよ!」 手術室へと見送る昭一「…健次郎。」

手術中〜 手術室の前に立ち、じっと扉を見つめる昭一。

時間経過

一人で長椅子にすわっている昭一。ポケットに両手。サンダル履き;
息をきらし、廊下を走ってくる由利子。昭一に気づく
「おじちゃん。どないなんですか!?」「今、手術中や。脳出血やて」「…脳出血?あの…町子おばちゃんは?」
昭一 「九州から、今こっち向かってる」 由利子放心〜

バタバタと廊下を走ってくる隆と登「お姉ちゃん!」由利子「脳出血やて」
隆「朝、電話したばかりやったのに…」

長椅子に腰掛ける4人。まだ手術は終わらないー
清志到着「おばちゃんは?」由利子「仕事先から、こっち向かってる」
登「それ。どないした?」 清志の手にトマト。「元気つけなあかんから。採れたての」
由利子「手術してすぐ、食べられると思うてんの?」
清志 「…食べられへんよな;」 みんな少し笑う。 ←生懸命だったのね(;_;)
昭一「ふへっ(笑)。ふほんま、しかし。あの、どんくさかった清志が、山小屋の主人?」
「どんくさい?」 昭一「どんくさいよーどんくさかったよぉ〜。(由利子に)逆上がりでけへんかったもんな?」

〜回想〜 逆上がりEP
公園 昭一 「なんで、あんな一生懸命やるんやろな?」
参観日 町子「できるよ」 純子「がんばれ」 逆上がり成功♪

清志「 あの後、お父ちゃんようできたなーって褒めてくれた」
登「運動会も、いっつも見に来てくれたなぁ」


〜回想〜 運動会EP
隆「おばちゃんは?」 初めての運動会に間に合わなかった町子。家で組み体操♪昭一「ピラミッド?」 清志「うん。」
由利子「晴子おばちゃんまで駆り出されて。お父ちゃん次の日まで腰さすってたな」
登「あれ隆のためやってんで」 隆「そんなコトあったかな?」 清志苦笑。
昭一「お前、おもろいわ。隆、お前結婚すんのやろ?」 みんなビックリ☆
隆「そやねん。」 よかったなぁ〜と兄姉 「ほんまは今日彼女と会いに行こう思ってたんやけど…」
現実に返り、みなうつむく。
由利子「…長いね。」 昭一はクビをコキコキ。登「おばちゃん遅いな…」

手術室の自動ドアが開き、みな腰をうかす。が、看護師が出てきて走り去る。 また腰掛ける

たこ芳〜 あわてて入ってくる俊平「健さん倒れたんやてな」
店には、一真と工藤「うん……」  りん「辛気臭い顔しなはんな」と元気付ける。
工藤「そうかて…;」 りん「不幸の神さんよってきたらどないしますの?」
俊平「あかんあかん。呼んだらあかんで!呪文でもかけて追っ払って!」 和尚「呪文はあらへんわ;」  

病院〜 まだまだ終わらない。椅子の上であぐら組んでる昭一。 ←ピンポ〜ンのBG音。一休さんか?
パタパタと走って亜紀ちゃん(寺田有希)到着「お姉ちゃん。どないやの?」 メガネ美人♪ ←やけにカワイイ〜*
登「手術中や」 亜紀「それは見たらわかります!容態はどやのって聞いてるんでしょ!」 ←なかなか気が強い。
「落ち着けて」と登「僕らにかて、中の様子わかるはずあらへんやろ?」 「…そか。。」
昭一「大丈夫。おとうちゃん頑張ってる」「…うん。町子おばちゃん、まだ?」

手術は、まだおわらない。
長椅子で、ボソボソおにぎり食べる面々。
登「おーい。そんなしんどーしとったらお父ちゃん怒るで。辛気臭い言うて」 清志「…そやな。ん」
昭一「そや亜紀。お前獣医って、難しい仕事選んだな。」
亜紀「あたし、動物スキやから。うちでは飼われへんかったけど。そぅいうたら、昔、登兄ちゃんが子犬拾ってきた事あったよね。」
登「あぁ〜角煮」 隆「角煮」清志「角煮」昭一「おお角煮!おったおった。こんなちっこいのおったな。うん」
登「ウチで飼われへんから、お寺に拾ってもうたんやな」 清志「お前、お父ちゃんにようおこられとったなぁ」
由利子「原稿のりでひっつけてしこうて、チリ紙交換にー」清志「お手伝いのおばちゃんやーて嘘ついてなー」


〜回想〜 のり付け事件EP
庭で、健次郎に張り手うちされる登。「やめて!」町子にドツかれて、塀の屋根にゴン☆
登放ってまま、2人大喧嘩!

登「あんとき、お父ちゃんが謝りに行ってくれて、いまでもよー覚えてるわ。」

〜回想〜 メガネEP
健次郎「ちゃんと答えなさい」 亜紀「メガネいややねんもん!」仮病で休む亜紀。健「一生休んどき、仕事さがしーな」
〜j回想〜 反戦フォークEP
帰宅が遅くなった由利子に健次郎「ただいまやないやろ!何時やと思ってんねん!」大雷

待合室・夕焼け〜 「純子さん急いで!」ようやく町子が到着。
「ね!健次郎さんは?ね。健次郎さんは?」 昭一「いま手術中や」「大丈夫よね?助かるよね?」
昭一「お医者さん頑張ってくれてるから。」 手術室のドア向かって歩き出す町子「…健次郎さん…」

夜の徳永家・居間〜 電話がジリリ…
ちょうど戻ってきた純子が受ける「羽田空港?事務室?晴子の実家ですが…?」

病院〜 「ご自宅から電話」と看護士さん。
純子からの電話で、晴子のノ乗った飛行機に急病人が出て引き返したと。晴子が処置したらしい。
昭一「あ。まそらーしゃあないわな。」 登「」でも。身内の急病人とどっちが大事やん?」
町子「目の前の患者さんでしょ?健次郎さんでもきっとそうしたと思いますよ」
清志「それが医者やもんな」 町子「…はぁ。」

ドアが開き、毛利医師(嶋田久作)が出てくる。
駆け寄る一家。町子「先生…」「終わりました。」
清志「どうなんですか?」 昭一「どうですか?」 ぐいとつ詰め寄る。
「手術は成功しました。とは言っても、予断を許さない状態です。このままCUで経過を見ます。」
町子「先生。お願いします。うちの人助けてやってください。」目がウルウル。深々と頭を下げる
「ベストを尽くします」と医師。


健次郎がストレッチャーで出てくる。「健次郎さん。健次郎さん?」町子が声かける。
「健次郎さん。健次郎さん。ねぇ頑張って!健次郎さん」
 
  回想からスタート。昭一兄よ〜すぐに見つけてくれたのね。ヨカッタ
でも、しっかり支えてあげないから、床に頭をドーン;←コレで悪化したんじゃないかと心配;
なかなか終わらぬ手術の間、思い出のシーン回想。和まそうとする、昭一兄いいぞ。
待っている間に、しんみししたり、ちょっと笑ったり。おむすび食べたりしてるところが、リアルに感じました。

亜紀ちゃん初登場。すごいカワイイじゃん♪メガネ嫌いだったのに、いまやメガネ美人です。
子供達と、父とのエピソードで、思い出にふけるのだがーーすでに物語りも終盤なので
総集編っぽい要素が感じられてしまいました。手術の長さを表現してるともいえるけど。
終盤、やっとやっと町子が到着。手術の終了に間に合ってヨカタ。 医師が嶋田久作さんなら安心です。
手術は無事に済んだか、立ち上がる事ができるのか?健次郎よー
136) 「この白く写っているのが大きな血の塊です」レントゲン写真みせながら、手術の説明する毛利先生。
説明を聞く、町子・昭一・由利子。 手術で全て取り除くことができた。
発見が早くて幸い「強運な方ですね」と先生。 兄お手柄♪
麻酔が醒めれば意識は戻るが、再出血や合併症など油断できない状態。まだICU


ICUのベッドに横たわる健次郎。防菌服の町子。
しっかり手を握り「健次郎さん。がんばって!がんばってね。聞こえる?あたしの声、聞こえる?」 ロビーに家族。「家に帰って、なんか作ってくるわ」と由利子。
「俺も一旦帰るわ。連絡せなあかんとこあるし」昭一も帰宅。

家では、純子がお弁当を作っていた。由利子と昭一帰宅。
純子「成功してよかった〜」 昭一「純子さん。あの。オレしばらくいますから。
 純子さん病院行って、町子さんに付いとってやってください。」


和代は仏壇に手をあわせ、お祈り。。
「徳一さん。お母さん。お父さん。婆婆婆ちゃん。
  どうぞ、健次郎さんを助けてあげてください…お願いします」絞り出すような声。

由利子も徳永の仏壇前「おじいちゃん。おばあちゃん。お母ちゃん。寂しいからって、お父ちゃん呼んだらあかん;
 患者さんかて。あたしらかて、一緒にやりたい事がいっぱいあるんです 」涙涙

病院〜 町子、ずーっと手を握っている「健次郎さん。聞こえてる?安心して。みんなここにいてるから。
 お父ちゃん。お願いします。助けてあげて。」

〜回想〜 徳一と過ごした最後の日々。
昭和20年6月。大阪大空襲。 写真館の焼け跡で、呆然と立ちつくす徳一。はぐれた町子と再会。
街の悲惨な光景にうなされる町子。
昭和20年9月。縁側に座り、ふさぎこむ徳一。やがて寝付いてしまう;
「町子。こんどはどんなお話? 面白そやな。」「戦争終わったし好きな事かけるやろ*」
床から町子の手を握り「頑張りや。お父ちゃんはな、町子のお話が楽しみなんや。 一番先読ましてや。
 お前は、好きなコトはずっと続けるねんで。なんでもええ。大事なもんつかんだら、手離さんとギュ〜と握っとくねんで」

健次郎の手を「ギュ〜」と握る町子。
「健次郎さん。なんでお父ちゃんの傍でで、ず−っと付き添うてあげられなかったんだろう?  あの時…」

〜回想〜 戦後の花岡家。戦災から持ち出した大事な本を売って、食料にする決意する町子。泣きながら荷物の整理。
深夜。蝋燭の灯りで勉強する町子。 徳一「町子。試験か?頑張りや、好きなだけ勉強ができるなー」衰弱している。
昭和20年12月。大きなサンマと、白いご飯に喜ぶ町子。いよいよ危険な状態の徳一のために和代が無理して用意したもの。
その明け方、お父ちゃんが亡くなった。まだ44歳の若さだった。

再び病院〜 町子「あたし。大好きなお父ちゃんに、やさしい言葉のひとつもかけてあげへんかった。
 せやから今度は、子の手を離さへん。何があっても、絶対この手を離さへんからね」
父の看病への後悔が、町子のトラウマか。。
 
  健次郎の手術は成功。めったに家にいないのに兄お手柄! まだ目の覚めぬ健次郎に付き添う町子。
徳一回想「大事なもんつかんだら、ギュ〜と握っとくねんで」と言うとおり、健次郎の手をギュ〜と離さない。
今回の、徳一の回想シーンには、新しい映像が追加されていた。以前の放送ではフェードアウトのみで
亡くなった徳一の枕元で家族で泣いているシーンや、形見のカメラ抱きしめるシーンもなかったと思う。
ホントに徳一の件は悲しい;かなわん。リーダーええわ(T〜T)
こんなに未公開映像あるなら、もっともっと出して欲しいよ〜!!
(→尾高杏奈ブログ必見。1月末に追加の撮影をしたのだそうです☆)
徳一の最期をきちんと看取れなかったことに、大きな後悔をしていた町子。
でもね。まだ子供だったからねぇ;うまく立ち回れなかったことも、お父ちゃんはちゃんと解かってると思う。
予告の葬式シーンが気になります。なぜ小川くん?澄子の葬式っぽいなぁ。他のヒトだと時代バレるから;
137) 137) 病院〜 待合の兄弟5人。お弁当開くトコ。晴子がようやく到着。
隆志「まだ、目ぇ覚めてへんけど」 晴子「そ。けど大丈夫やて。お兄ちゃんやもん」
ICUに様子見に来た晴子。眠っている健次郎をみつめる。

町子の仕事場〜 純子、泣きながらお見舞いの電話に応対。「ありがとうございます。けど意識がまだ…」

居間〜 帰ってきた晴子「大丈夫。町子さんがいてたら。きっとすぐ目ぇ覚まします。」
純子「あの大先生が大事な町子先生おいていくなんて事ありませんもんね」
和代に向かって、晴子「お母さん。町子さんの結婚の時、やっぱり心配なさいました?」
和代「そう。少しはね。でも健次郎さんのお人柄を信じてました。町子は幸せものです」
「お兄ちゃんかて。それに、町子さんがいてくれたから、今の夫との結婚決められたんです」と晴子。
「2人子供のいる夫との結婚。迷ってたんです。そしたら(無理に母親にならなくていい。
 彼の周りにいる人に好意をもって、かわいいって思える気持ちに、素直になったらええ)って。」
和代、うなづいて微笑む。

ICU。目覚めぬ健次郎の手を握る町子。
子供達は、待合で待ち続ける。 そこへ戻ってきた昭一、由利子の肩をポン。
町子「ここにいてるからね。ずぅーーーっと、ここにいてるからね。」
心電図の音が響くーーー

〜回想〜
病院のベッドに横たわるヒト。顔には白い布…  傍らに立ち尽くす健次郎。
昭和38年12月。 澄子が亡くなった日のこと 〜健次郎の回想だ。

澄子の葬儀。経をあげる一真。弔問客に頭を下げる健次郎。
祭壇の横に、小さな兄弟と、喜八郎、イシ、晴子。 隆はよくわからずキョロキョロ。
弔問する、工藤夫妻・俊平夫妻・りん・小川君「気を落とさんように…してください」泣き出す。
「ありがとう」と健次郎

夕方の居間〜 香典袋の整理する健次郎。「花岡町子」と書いてある。
健次郎「ボクの知らん名前もようさんあるなー。お花もたくさんもろうてるし。」
イシ「作家仲間の方やろか?」「受付やってた小川君に聞いたら判ると思うけどな。」
「せっかく並木賞の候補にまでなってたのに…」残念そうなイシ。
晴子「この大皿ってたこ芳で借りたん?」 健次郎「あとで返しとくわ」

隆来る「ごはんまだ?お母ちゃんが、明日はカレーやゆうてた。」顔見合す大人たち。
「お母ちゃんどこ?お母ちゃーん?」家の中を探す。 大人困惑…;

たこ芳〜 3人トリオ。りんにおしゃくする俊平。献杯。
和尚「澄子さんは、好かれてはったんやな。お通夜からぎょうさんの人や」
俊平「びっくりしたな」 工藤「急なことやった」 りん「なんであんなちいちゃい子残して…」
俊平「今は忙しいけど、これからは辛いな…」 店の外で、大皿もって聞いている健次郎…。入れない;

翌朝〜 朝起きてこない隆と清志。体操服がないと由利子。靴下がない隆。
「寒い。お母ちゃんに出してもらう。お母ちゃん!お母ちゃんは?」「体操着」「清志起こして」「ボクが?」
健次郎「やかましわ☆」 隆「うわぁーん;」 「自分のことは自分でやる。朝は自分で起きる。ええな!」
隆をなだめるイシ。やりきれぬ顔の健次郎。

夕方、清志に説明される隆「ウソや!」大泣き。清志「お母ちゃんは天国いったんや。」
隆「帰ってくる」 登「こられへんねん;」 「ウソや!えーん;えんえん;」
その様子を、応接間の窓からみている健次郎。

ひとりきり。遺影に手をわせる健次郎。

晴子。張り切って初めての特製カレー♪喜八郎「匂いだけはかれーやな。」 晴子(ムッ;)
味はイマイチ…薄い? 喜八郎「こっちしょうゆやな」 清志「ソースとって」
健次郎「しょっとこしょうきかしたら…」 由利子「最近流行ってンんねんマヨネーズ入れるの」
晴子を傷つけないよう、工夫する。晴子「ちょっとうすいけど…まぁ美味しいやないの。」
次の日曜は、登の誕生日。 健次郎に、登「わすれてたん?」 「んんやいや」ごまかす健次郎。

深夜、台所で水を飲む健次郎。戸棚に赤い紙袋をみつける。
澄子が用意していた、戦車のプラモデル。 赤いリボンがかかり「登の誕生日」と書いてある。
宙をみつめる健次郎。

ICU。健次郎の目から、涙がツツー。 町子「健次郎さん。健次郎さん?」
 
  まだ目覚めぬ健次郎の回想は、澄子の亡くなった頃へ、葬儀に昭一の姿はない…だめじゃん;
葬儀で涙する小川君。長い付き合いなのね。今思えば、町子と健次郎のキューピット役なのかも。
翌朝から、アレがないコレがないとバタバタ。イライラした健次郎、やりきれず渇!
けど、それまで入院してたから、そこまでバタバタしなくても…?留守と亡くなるのでは、気持ちが違うか;
母の死を 理解できず、グズる幼い隆が、かわいいやら、涙さそうやら。
子供の誕生日を忘れてる父親と、亡くなる直前まで、子供の事を気にかけていた母親。
ICUで眠っている健次郎の目から涙がツーーー。
いいシーンだが。町子が手を握っているのに、先妻の夢を見ているなんて。私が町子なら怒るよっ!
(ここだけの話、ウチの夫は、かもかと同じ名前なんですわ…;)

町子のいない徳川家には、きっと暗い影があったのだと思う。
そして、町子がやってきて、光が差したように明るくなったんじゃないかな。

スタジオパークの國村さんは、物静かで、知的でまんま健次郎だった。
あの黒のスーツも、物語の流れを考えてのことでしょうか。ハデハデじゃ、そぐわないよね〜確かに。
138)  まだ覚睡しない健次郎。深い眠りの中、過去の出来事が蘇る〜

〜回想〜 38年12月 澄子が亡くなって間もない頃。
縁側で泣いている隆。声をかけると走り去る。
澄子の新刊「赤い鼻緒のじょじょ」が小包で届く。

応接間で、 本を開らかず。ぼーと眺めている健次郎。そこへイシ。
清志のポッケから、算数のテスト用紙がでてきた。
健次郎「点数悪かったから、ようみせへんねやろ」 開くと97点!

清志(小3)・登 帰宅。 健次郎 「なんで見せへん?」イシ「ええ点数やないの♪」
清志「ああ。おとといの理科も98点やった。なんでて…」 言わないまま、登とキャッチボールへ

「なんで?あいつ…」とイライラする健次郎。
イシ「あんた。ずっと難しい顔してますで。ビービー泣けへんだけで、隆と一緒ですわ」 はっとする健次郎。

たこ芳〜 健次郎が飲んでいると、和尚来店「どないや?落ち着いたか」
健次郎「んいや。まだバタバタしてますな。隆はすぐ泣いてますわ」
一真 「自分はなんにも悪いことしてへんのに、罰うけたようななぁ。こんな不条理な事あらへん。
 けど、それは罰やない。教えや。 人間は必ず死ぬということを教えてくれてるんや。
 人間はいつか死がやってくる。それを知って、毎日を生きることは大事なことや。
 この辛さと向き合うことは決して無駄なことやない。自分や他人を大事にしようと思うようになる」

遺影に向き合う健次郎。本を取り読み始める。


40年8月〜 朝食の準備。手伝っている由利子。母親のよう。醤油さがす喜八郎 ←また味が微妙なんか?
「今日の買い物当番は清志。お風呂は登」由利子が仕切っている「登Tシャツ逆やんかー」 (笑
時が流れ、笑顔が戻ってきた徳永一家。

健次郎「それ小さいんやないか?」 イシ「すぐ大きくなるんだからー」
喜八郎「わしゃ縮むばっかり」笑。隆は2センチ大きくなった。「わしゃ2センチ縮んだ」と喜八郎。みんな大笑い

たこ芳〜 小川君、爺の話に爆笑。 小川君「ようやく元の徳永家が戻ってきたね」
健次郎「それは…何?」 小川君の本は、並木賞作家の池内幸三。
「今度、会って欲しいな。澄子さんの事ライバルと思ってたらしいです。」 健次郎「ああ。そうーで小川君は?」
小川君「文学学校の卒業制作がそろそろで。ボクにも手ごわいライバルが〜」 ←もちろん町子のこと!
 
りん「澄子さんの話になっても、もう泣けへんのやね」 健次郎 「隆?もうさすがにね。 ボク?ぼくは人前で泣きませんよ」
りん「ずっと泣いてましたよ。ココ(胸)で。 やっぱりお父さんが心の底から楽したのしそーにしてなあかんねん。
 せやないと、子どもたち笑ろて暮らされしませんねんで。」

健次郎。小川君に呼び出され、池内先生と会う事に。道頓堀のバーで待ち合わせ。

夜・公園の橋の上。酔って、池内に絡む小川君「しょーもないもんばっかりや。昔を忘れたんとちゃいますかー?」
遠くから見ていた町子「なんやの?」 小川君のピンチに、棒を握り締め、駆け出す町子!
「喧嘩したらあかんの!」静止する健次郎ともみあい;健次郎橋げたにデコをカ〜ン☆ 2人の出会い。。。
健次郎「エライ目にあったのはボクや」 町子「なんやの?命より大事な右手ひねっといて!?」
健次郎「アホ!命より大事なものなんてあるかいな!」
数日後「あっそびましょ♪」一升下げて遊びに来る健次郎。のみ友達に。

たこ芳〜 りん「かもか?そんなこと言われた?」 健次郎「面白い子でなぁ。しゃべるっとったら時間が足らん」
今度、たこ芳に連れて来る約束。

町子との出会いで、すっかり明るくなった健次郎。晴子も、イシも応援。子ども達も楽しそう。
町子と健次郎。出会った橋の上。 町子「今度はどこに連れてってくれます?」
健次郎「そーやなぁ。結婚しませんか?」 町子びっくり☆

病室〜 健次郎の手がピクリ☆ 驚く町子「健次郎さん…健次郎さん?」
ようやく目を開いた健次郎。町子「気ィついたの?健次郎さん!」
待合所の由利子、町子の大きな声に立ち上がる。

心電図も安定。町子健次郎さん。わかる?」
病室に、青衣昭一と由利子「おばちゃん?」 町子「気がついたみたいやの!」
昭一「えっ!」 何か言いたげな健次郎。町子「」何?なんて?何?」耳を近づける。
「…」 笑顔で泣き出す町子。
昭一「けん、何て?」 町子「ボクと結婚しませんか?やて」 昭一「ふへぇぇ♪」由利子も涙。


健次郎生還。おかえりなさい
 
  たこ芳〜和尚さん言葉「向き合うことは決して無駄なことではない…」
隆にむけて話しているようで、実は健次郎を元気付けたかったのだろう。 さすが一真さんっ!
今日の回想シーン。澄子の亡き後、町子にプロポーズするまでを、徳永家サイドから描いていました。
小川君をキーとして、町子との出会いに、うまいこと繋がっているなーと感心しました。
タイトルの「出会い」は、町子との出会いの事だったんだなぁ。
「戻らなあかん!」夢の中の町子が、健次郎をこっちの世界に連れ戻したのでしょうね。
そして、2回目のプロポーズ♪ 仕事や後遺症も心配だが、生きていていてくれればいいじゃない〜
純子不在で、役名テロプ・昭一がオーラス* ところで、昭一の給食キャップは意味あんの〜?
139) 合併症もなく、回復の早い健次郎。右手と右足に麻痺が残ってしまった。
「リハビリすれば元のようになりますよ」と毛利医師。まだ、やや元気がない健次郎。
晴子「これだけの麻痺、小さいほう。お兄ちゃん、運強いわ」

理学療法士(西谷昌也)の指導で、ベッドの上でリハビリ開始する健次郎。
足先を動かす事から。 健次郎「コレ結構大変やな;」 町子「上手上手。上手上手上手上手!」
健「あほぉ」 純子も「先生!がんばって〜」  なかなかうまく動かん;

手術から2週間〜 毛利医師「もう心配ありません。あとは毎日のリハビリ次第です。」
「診療所が続けられるか」と尋ねる町子。
医師「脳出血で運動神経をつかさどる細胞のいくつかが死んでいる。幸い言語障害は残りませんでしたが、
手先の細かい作業は、難しくなることは間違いありません。 医師としては、残念ですが…」
町子ショック、、、

文字の練習をしている健次郎。 「徳永医院…徳永健次郎…」 やや曲がっているがナカナカいい感じ。
町子「もうすぐ晩ご飯ですよ」 健次郎「一人でたべられるから、仕事あるやろ?」
町子「ねぇぇ何してんの?」 健「これ、きのうの−−ブレブレで読めない。
町子「これ今日?すごい!徳永健次郎君、よくできましたぁーー!」赤で花丸◎
「ボクは小学生か〜笑」  意欲的な健次郎に、とまどう町子。

仕事場〜 原稿書く手を止め、医師の言葉を思い出す。。(細かい作業は…)

病室〜 健次郎「兄貴どないしてる?」 町子「家の建設予定地行ったり、設計士の人と打ち合わせしたりしてはる」
健次郎「今度こそほんまに…」 
町子の様子がおかしいことに気づいている健次郎…。
健「なんか退屈してきた、はよ帰りたいわ」  町子「もうちょっとの辛抱ですから。ね」

居間〜 電話している昭一「ほんまですかっ?それぇ〜。いや冗談て…や。ホン…あのホンマもういいっぺん。
ちょっとよう調べてみてください。や、ホント頼みますってーはい。お願いしま…」電話置く。廊下でみている純子。
電話に向かって「んなアホな事ありますかぁー?」
純子「どうかなさったんですか?」 昭一「いえ、。なんも。」 しらばっくれるー昭一兄


ベッドで字の練習をする健次郎。考え込む。 ←やはり無理かーと思っているのか。。

徳永家の縁側〜 夕焼けの中、物思う町子。「センセ。」純子が声をかける。
町子、振り向かず「純子さん。もう診療所は無理やろうって。病院の先生がそう言わはったんですよ。
 けどあたし、それ、健次郎さんによーいわんでね。(涙)なんてゆーたらいいのかなぁーと思うて。」
純子「先生。きっと大先生は、もう主治医の先生とお話なさってるはずです。
 大先生の事ですもの。真っ先にそのこと気になさってるはずです。」 (はっ)とする町子
振り返り「けど、健次郎さんは私には何にも」 純子「町子先生の、悲しむ顔見たくないんです、きっと。」

病院にやってくる町子。 ひとりで食事中の健次郎「今日洋風やで」「ほんまやね〜」
健 「今日な、午前中、中庭散歩したんや。もうすかkり春やな。知らん間に春になっとった」
町子「今年の春は遠慮がちにきてましたからね」 健次郎「な。退院したら旅行いこか?
考えてみたら、仕事仕事で。そっちは相変わらず忙しいやろけどな。」 
思い切って、切り出す町子「毛利先生に何か聞かはった?」 健「ううん」首を横にふる。

「そんなもん。ボクが一番ようわかってるがな。聴診器もあてられんし、注射も、正確な触診もでけへん。
 診療所閉めて、これからのんびりいこ。ちょうど春や。卒業にはいい季節やで。 
退院と卒業の祝いは派手にやろうな」 ←さすが先生…
「ほっ」としてうなずく町子。

夜の居間〜 純子「お閉めになるんですか」寂しそうな純子。
「(タメイキ)…そうか。閉めるか」残念そうな昭一。 町子「はい。閉めます。健次郎さんが決めはった事ですから」


数日後〜 医院の扉に張り紙「閉院のお知らせ …一身上の都合により…」

2週間後〜 家に戻った健次郎。左手に杖。 診療室で、聴診器を手に取り、部屋を見回し、思いをはせる。
晴子はやってきて、目を潤ませて兄を見つめる。 健次郎ちょっと微笑んで、足を引きずりながら出て行く。

町子、台所でボー。由利子に声かけられ我に帰る。 居間では、退院祝い。家族全員が揃っている。
昭一「それではそれでは、え〜皆さん。お手元にビールはお届きでしょうか?では、始めたいと思います。
 え〜健次郎くん一言。」 「え?」 昭一「短かめに」
健次郎「え〜皆に心配かけましたが、こうやって無事生還できました。ほんまありがとう。
 それと、みんなに長い事助けてもろてきた、徳永医院をこのたび閉鎖する事になりました。 」
由利子「長い間、お疲れさまでした。」 晴子「お疲れさま。」 町子「お疲れさまでした。」
昭一「では、乾杯へと参ります。えー健次郎さん。退院おめでとうございます。
 そいから、本当に長い間、病院ご苦労様でした。乾杯っ!」 みんな拍手☆
健次郎「あぁ〜久っしぶりや。これ!」チビチビ飲む。
晴子「あ。昭一兄ちゃん。家のほう進んでる?」
昭一 「アレ。定地から、遺跡がでてきてな。」 一同「えーっ」
「載ってるよ。コレコレ。これ見てちょうだい。」新聞記事「発掘調査のために、市があの辺の土地を全部買い上げるねんと」
−−−幻の寺院か? 富田林に古代寺院の遺構見つかる!−−−
健次郎「はぁぁ〜ああ;」 町子「そしたらまた?」
昭一「さいな。なっかなか落ち着くことはできませんっ☆」 おかしげな話しっぷりに一同大笑い。


新しい生活が始まろうとしています〜
 
  町子は、健次郎が診療所を続けられない事を、本人に告げられず悩む。
純子さんいわく「大先生は、解っているはず」と言う。「はっ」と気づく町子。まさにそのとおりだった。
むしろ、町子が悲しむのではないかと、気遣っていたのは健次郎の方。さすが健次郎です。男やなぁ〜
晴子か、亜紀が開業しちゃだめなのか? しかし、この家にゃ稼ぎ頭がいるから、生活には困らないね。
退院祝いの会を仕切る昭一。役離れた普段も、あんな感じなんだろなぁー*
家に戻った健次郎。家族勢ぞろいで退院祝い、会を仕切る昭一。遺跡事件で富田林定住はおじゃんに;
倒れた日にするはずだった「乾杯」を、やっとする事が出来ました!
次週予告で、昭一が「これ嫁はん♪」 いや〜ん。ラス前で、主役回がまわってきてウレシス。
幸せになってほしいような〜放浪し続けて欲しいような〜*


25週「お兄ちゃん」 3/19-3/24
演出:真鍋 斎
134) 健次郎の手術から数年。旅行など、2人の時間を楽しんでいた。
この日も、純子と3人、楽しそうに旅から帰宅。 玄関で出迎える由利子。

町子「楽しかったわねぇ。健次郎さん♪」「ああほんま*」
純子「あたくし、あんなきれいなところがまだ日本に残ってたなんて、知りませんでした〜」 ←純子節も冴える。
和代は昼寝。出版社から電話あり。由利子しっかり留守番。
 
居間〜 町子「楽しかったわぁ」純子「海の色が青とうより緑!」 どうやら、奄美へ行ったようだ。
交通が便利になってていて驚いた。また夏に〜などと、旅の思い出話。
そこへ電話。新明出版の北野さん。 町子は、小説の執筆・地方の講演会となおも精力的に活動中〜*

翌日の夕方〜 応接間に、編集者の北野さん(現在は町子の担当)と松本♀さん。
北野「何度みても笑ってしまいますね。アレ」=【バーカモカ】の看板 健次郎の似顔絵入り。
いきつけのバーからいただいたもの、。町子「そっっくりでしょぉっ!」健次郎「あほぉ。ほんまもんの方が男前です。」
北野「で。けんむんに会えました?」町「会えなかったんです」純子「本当にいるんですかぁ?」
「けんむんに助けられた」と健次郎。純子「あれお兄様だったんでしょぉ〜?」 健次郎は「居る」と主張!
カモカ連集合!今年の阿波踊りはけんむん?稽古しようと踊りだす町子。♪ちゃんかちゃんか〜
みんな立ち上がって踊りだす。 北野「明日の締め切りお忘れなく〜」
町子「「えーらいこっちゃ。ヨイヨイヨイ。締めきりヨイヨイヨイヨイ!」

仕事場〜 腰にキタ町子。調子にノッタ事を後悔;
壁に掛かっている、カモカ連のゆかた。もちろんカモカ柄♪

たこ芳〜 北野と純子「ほんとにキレイだったわよ〜奄美大島」「ボクも行きたいわぁ」いい感じ?
「流れ星がいっぱいふってきて、ロマンチックなの…どうかした?」 何か言いたげな北野。

翌日〜 玄関で北野に原稿を渡す町子。眠そう…。
そこへ純子出勤。原稿もって帰社する北野。微笑んで見送る純子を、嬉しそうに見つめる町子。

居間〜 健次郎「一息つけるんか?」「3日後に締め切り」 和代 「その年になってまだ落ち着かれへんなやね」
町子「声かけてもろてるうちは、どんなことあっても書き続けよとおもーてるの」
「うん」とうなづく健次郎〜ブルブルッっと悪寒が…?
町子「ちょっとぉ。ひょっとして例の?」 「兄貴か;どっか近くまで来てんのかな?」
廊下から純子「先生!」 町健「ほら来た〜;」 …違う用事だった。 ほっとする2人〜
「ごめんくださいっ!」昭一兄の声♪ ギョッとして顔見合す2人

「どうぞ」お茶出す町子。兄の隣には、平真佐美(なるみ)。町子「お兄さん。お元気やったんですか?」
昭一「はいなーそっちは?」 健次郎「んいや。おかげさんでな」 
お茶ズルズル「ん。紹介しとかないかん。(肩に手を置き)真佐美です。」
真佐美「はじめまして。平真佐美ですっ!」元気に(ぺこり)
健次郎「たいらさん?」「はいっ!」「ご両親がな。なぜかこの広い日本で奄美でな。」町子「ええっ」
真佐美「タツゴウ町です。」 健次郎「タツゴウ町?」 真佐美「はーい」 健「ボクらカサイの生まれですよ」
真「はい。いつも昭一さんからお聞きしてます。弟さんは有名なカモハ?カメハ?」 昭一「カモカ。」
真「カモカのおっさんやでーって。」 昭一「おっちゃん、、オッサンやのうて;」
「いやっ。スイマセン;ごめんなさぁい」手を合わす真佐美。 健次郎「なんでもいいですよ(笑」
昭一「で、3年前から付き合いだしてな。居年から一緒に住みだした」 町子「ということは…?」
昭一「妻といいますか〜」 真佐美「婚姻届は出してへんのですけど」
健「そーゆーことはちゃっちゃんと教えといてくれな」 町「おめでたい事やないの」
昭一「せやけどなーもうこの歳やろ。いまさら結婚式とか、せんなんないやん〜」 デヘヘヘ
「今晩お祝いしましょう!鶏飯つくりますわ」と町子。 「鶏飯〜♪」と喜ぶ真佐美。

【バーカモカ】点灯〜 鶏飯など奄美郷土食べる。 昭一「せやけどぱっぱり、クニの料理はいいねぇ〜」健「せやな」
町子「そら一番、元気でますよぉ〜」 昭一「ん。元気が出れば、また出るものが♪私があなたに惚れたのは〜」
町子「でましたね!オハコ」 昭一「♪ちょうど、十九の春でした〜」 皆が歌いだす。
真佐美も一緒に「♪いまさら〜離縁というならば〜元の十九にしておくれ〜」 真佐美の唄に聞きほれる町+健。
昭一「あのね。お母さんも、お婆さんも、代々島の民謡歌手。この子は違います」
歌い続ける真佐美「♪がれきを〜みてこぉらん」 昭一(ハ、どしたぃ〜)と合いの手。(ええのぉ〜*)

居間の机で寝てしまった真佐美に、上着をかける昭一「おーおーもうこんな時間や。」 町子がふとん敷いてくれる」
「町子さんゴメン」手を合わせる昭一。真佐美のほっぺを「ぷく♪」 ←やぁん♪

応接間〜 昭一「すまんな」椅子にあぐらかく。 健「いやいや。仕事の方はええんやろ?」左手でお茶を注ぐ。
「有給休暇やで。」「順調やねんな。」「ま。ちっちゃい会社やけどさ。貿易言うても、扱ってる商品ちっちゃいものだから、
 ほんな、大儲けはないけども。共同経営してるやつと割とうまいこといててな。楽しいやってるわ。
 けどな。ま、そろそろーーいや、実はな。今日お前にその話しようと思って来たんや。」 「何?」
「また、そろそろ、奄美帰ろうと思ってんねん。」「ほえぇ〜」「あいつの両親の向こうにおるしなーー」
座りなおす昭一「んでな。けん。お前も一緒に行かへんか?」 「ええっ!?」驚く健次郎。
昭一「病院辞めたし、子供達も皆独立したがな。」  健「んーでも、町子が仕事しよるがな。」
「きょーび小説家なんて、日本中どこにおっても出来る仕事やないかー。書いてへん時には、東北九州ってとび回ってるやろ?
 なんかあったら東京やろ?どっちにしても出てかなあかんがな。」「まーそらせやねんけど…」
「空気のええトコで、老後はゆったりとして暮らす。何よりやないかー」 健「老後…」 「お前もう隠居の身やろ?」
「隠居やないで。毎日忙しうしてるで」「仕事してへんがなー」「してなくても隠居やないよ。」「そかな…」

翌日〜 買い物に出かける昭一・真佐美「ミナミ?ほんなら今日は、何買うてもらおかな〜」 昭一「うんわぁ〜;」

居間〜 町子「やっと落ち着くつもりなんかなぁ〜」 健次郎「奄美帰るて」 驚く町子。「一緒に帰らへんかーて」
町子「健次郎さんがご隠居さん?アハハ。いややわぁ〜」 
50歳前後の頃、話した理想の話思い出す町子。
健次郎の理想 「近くに赤ちょうちんはあってほしい。1軒じゃ寂しいから2-3件は欲しい」。
町子の理想 「朝昼晩と洋服かえる老後で、あらま欲しい。」忙しくて着替える余裕ありません;
町子は 「スポーツは、ゲートボール」 健次郎は「せんでもよろし。無欲でいれば、自然の運気で健康が保たれる」
町子「けど1回は損なわれたんですよ。」健次郎「あながち間違いやないでーあんた運動してないけど健康や」
健次郎 「…あんた得意なスポーツなんかあるんか?」 「わなげ」
「スポーツか?」と健次郎「ま、理想的な老後だからいいか。 夕飯外に食べにいこか」
町子「ほんま?うれしーホント?何食べてもええの?いゃーうれしーー!」
 
  健次郎さん元気そうでなによりです。でも、ちょっと老けたかな。。台詞の微妙な言い回しとか。
健次郎に奄美での隠居を勧める昭一兄。いままでも、悪い目にあったことなんて実はないのに、
どうしてもあやしいんだよなぁ。昭一って。(それが正ちゃん起用する醍醐味なんだけど〜♪)
真佐美にだまされてるんじゃないか? 徳永家の土地が目当てなのでは?とかー
兄贔屓の私ですら疑ってしまいます。隠居の話をして、ちょっと不安にさせるあたり…プロの手口です!
土曜には、ホロリといい話にまとまりますように〜。
北野さんも気になります。それから、若い板前については、解説なしなのかな?
135) 仕事場〜 「奄美で老後を」と昭一に誘われた事を、純子に報告する町子。
「老後やて初めて気づいたのよ〜」 純子 「じゃっ。あたくしもっ(笑」
町子「帰られへん事もないんやけど、本人その気はないみたい。
 ただね〜面白そうやからいろいろ考えてみよかな。老後の計画」 ←ちょっと楽しそう。

居間〜 釣竿いじる健次郎。和尚「あのお兄さんが、ようやく結婚?さすらいの男もいよいよ港入りかぁ。へっへっへ」
「まだまだわからんけどー」と健次郎。 ←いい感しとる。
一真「故郷で新婚生活かぁ〜うらやましなぁ〜♪歳とって南の島でのーんびり。あこがれや」

一真をみおくる健次郎。来週は釣りかな。
病院前に、見知らぬ男。健次郎「あの何かご用ですか?」「徳永…昭一さん?」
「また来る」と言い残して、帰ってしまう。

健次郎、純子に不審な男の話する。純子「お友達ですかね?明日の同窓会のスーツ私がとってきます。」
健「すんません」純子「老後は凍えぬ程度のものをひっかっけて、てわけにはいきまだませんね」
健次郎 「まだまだ、老後になりきれてないっちゅことやで。」笑

工藤酒店前〜 自転車にビールを積んでいる工藤。昭一と真佐美が通りかかる。
真佐美「ありがとぉ〜ようさん買うてもおて♪」 たくさんの紙袋下げた昭一「いいえ〜」
真「ふふ〜ん」昭一「なんでダイヤモンド言わへんかったよ?」真「あははきゃは」
工藤「おお〜どうもこんにちは」 昭一「ごきげんさん。儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな」
昭一「お答えがありふれてますねぇ〜。コレ嫁はん。」工藤「ええ?お兄さんの?」「真佐美です。こんにちは!」
「あの〜工藤酒店でございます。へぇ〜へへへ♪」(真佐美を指差し、にへら〜*)
昭一「あんまり見るな。減る。行こっ」 さっさと帰る昭一。会釈する真佐美。
工藤「…減りまっかいなぁ」笑

居間〜 お茶飲む健次郎と、休憩する町子。
昭一と真佐美か帰宅「また連れてってね。」「や時間がな〜だだいま〜」
町子 「おかえりなさい」真佐美「ただいまかえりましたぁ」町子「ようけ買うて来たねぇ〜」
昭一「ようけ買わされた〜;売り子っちゅうなぁ口うまいなぁ。
  (まぁ〜奥様よくお似合いですコト。まるで女優さんみたい)言うて、
  後から来た腰の曲がったお婆ちゃんにも同じ事いうてる」
真佐美「もぉ〜たまにやからええでしょ。」 昭一「や。長いのがかなわんねん;」
町子「迷おてる時間が一番楽しいの。」昭一「ふぅ〜ん」 町子「東京の友達が付き合うていうたら新幹線乗っていく♪」
昭一「ほぉぉ〜」 町子「女は買い物に執着と情熱をもってるのよね」真佐美「そうなんですよね*」
昭一「そういう心理は、男には想像できませんよね?」健「できなーいです。」
町子「健次郎さんが、買い物付き合うて言うたら、お兄さんは?」 昭一「ほな。さいなら」 町子「それが男;」

健次郎「さっき人が訪ねてきたで」「よ?」意外そうな顔の昭一「(小声で)男?女?」 「…男。」「あそか*」(ほっ)
ややこしい事になってるのではーと心配な健次郎。 昭一「そんな事ンなってませんよ〜何を言うてんの。」
町子「わからへんよね〜前に津軽の女の人…」 真佐美「津軽?何なの?」 昭一の目が泳ぐ〜@
昭一「いや。しらん。なんか100年ぐらい前にそんなよな話〜ご先祖様に〜◎▽#※」ごまかしながら退場〜
真佐美「ちょっとまってよ〜津軽って何やの?」 苦笑する健次郎。笑い堪える町子。

昭一、廊下で立ち止まる「けん。ちょと。アレ」指差す。中庭に真っ白な文鳥。
縁側から降りて捕まえる昭一「おいちょとまて。逃げるな逃げるな。よぉし〜。コレ迷子やなぁ」「かわいぃ〜」
健次郎「兄貴怖がらしたらあかんで。」「は?」「ちょと。はぁいこっちおいで。どっからきたんキミは?」
昭一「ねねね?どっちが恐い?」 「(せーの)はいっ!」 町子は昭一、真佐美は健次郎を指差す。
昭一「慣れは恐いわ。」 健次郎「あたたっ。噛みよるなぁコイツ」 真佐美「慣れてるから探してはるかも」
健次郎「せやな」昭一「あぁ…」

文鳥は水槽に。よく鳴く文鳥。健次郎「鳥がこ買うてやらなきゃあかんなぁ。」
皆で文鳥を見ながら、イラスト居るの「迷い鳥保護しています」の張り紙を作成。
健次郎・昭一はメガネ。 昭一、純子の絵をじーーーっ。ソレを見て健次郎もじぃーっつ。
ハトか?フトったサギか? 純子「もぉ〜;色塗れば、それなりに見えるんです!」 ←白やん;
今度は真佐美の絵を見る兄弟。昭一「真佐美?それ眉毛か?」
真佐美「うん。アレ?鳥って眉毛ないか?まつげはありましたよね〜」昭一「お前見えるの?」先生苦笑

そこへ町子「ねねね。できました?」明日締め切りなのに気になってしゃあない;
そのとき玄関に「ごめんくださ〜い」 大きな男(小西博之) 「徳永昭一さんいらっしゃいますか?」
昭一「はい?」「あ、昭一さん」「ええと…?」 「あの、私…」 真佐美出てくる「あぁ…;」
男「真佐美♪」 双方をみて昭一「ええっ?」 真佐美、顔も見ずに「兄です;兄の広明です」
寂しそうなを顔する広明…? 昭一「兄さん?あ、あっつあ。私、徳永昭一です」頭下げる。
広明「ああ。兄です。」

居間〜 ぎこちない2人。管理人に聞いてやって来た広明。 真佐美はムス〜「急にくるからでしょ;」
昭一「まま。改めて、え〜私が徳永昭一です。」広明「真佐美がお世話に」「でこっちが…」健次郎町子を紹介。
怒っている真佐美。広明「奄美の親父の事でちょっと相談が…」 昭一「お父さん?」広明「え?いやたいした事じゃ;」
昭一「な、真佐美。商店街に喫茶店あるからな。そこでちょと2人で話したらええわ」 〜機転が利く昭一

「えっこい…」応接間の椅子に腰掛ける昭一「兄弟多いんや。兄貴が何人かに、弟妹と、全部で6人やって言うとった。」
席を立つ町子「さぁ。お仕事しましょ」しら〜〜っ。不信感でいっぱい。 寂しそうに黙り込む昭一…


仕事場〜 チラシのコピーをしにくる純子。
町子「わーみんな上手に…これアヒル?ね。目がダチョウみたいね。」 「いいんです!」とりあげる純子;
話しかえる町子「ほーーんまにお兄さん?」「は?」
「なんかー雰囲気?空気違うでしょ。じわじわとただようような雰囲気とか」
純子「親密な感じうけました。。。まさか!?」「へえぇぇ〜;」いやな予感の町子。

アムールの前〜 真佐美にすがる広明「ちょっとまってぇな。もぉ最期やから、頼むわ;」
真佐美「あんた。ええ加減にして!帰って!いっつもやないの。帰ってよ!」
通りがかりの工藤「あの〜どないかしはった?アレお宅点」走り去る真佐美。逆方向へ去る広明。

その夜〜 夕飯の支度する町子。真佐美に話しかけるが、、ぼぉ〜〜@
迷い鳥のチラシ貼ってきた健次郎。昭一は、まだ帰宅せず。健次郎は、工藤から真佐美の話を聞いた。
そこへ、軍艦マーチ歌いながら兄帰宅♪チャンカチャンカ「出た出た大勝ち!」景品どっさり
健次郎「なんやパチンコかいな〜」 昭一「パチンコですよ〜」 町子チョコ要求
昭一「あ。真佐美。お兄さん帰らはったんか?」「はい。」「お父さんのコトって何やった?」
「たいした事あれへんの」「ほぉん。けんちゃんいはコレ …ブツブツ」


様子がおかしい真佐美を気にかける町子。
 
  健次郎。手足の微妙な動きに、大げさでなく、不自由さが出ているのがとても巧い。
迷い文鳥がやってきた。動物関係なら昭一におまかせよ。皆で飼い主を探しのチラシ作成。
昭一のメガネ、自前っぽいな。早くも情が移ったか?健次郎。メロメロじゃん
訪ねてきた人物が、男か?女か?真佐美の手前、焦る昭一。津軽の件を蒸し返す町子。わざとか!?笑
真佐美の兄?がやってきてギクシャクした空気に。「喫茶店で話してきたらええ」という兄、大人ぁ〜
広明は、昔のオトコかな?でもマチャミは1年も兄と同棲してるんだから、詐欺とかじゃーないと思われる。
兄よ。男らしくガツーーーンと言ったれ。コニタンに!まーでも「さすらいの男」のままでもいいなぁ〜♪
徳永家の台所、真っ白なタイル張りになってた。いつからだ?リフォームしたのね☆
136) 夜の居間〜 健次郎、酒屋から聞いた「真佐美と兄広明の口論」を町子に報告。
(文鳥のカゴ買ったんだ〜♪健次郎可愛がってる様子)

応接間〜 町子「あんたって言うたて?お兄さん来はった時、真佐美さんの顔こわばってた。ほんまにお兄さん?」
なんか事情があんのかなーと2人。 傍らには文鳥。
町子 「お家見つかったらいいね〜」健次郎「なかったら、うちで飼うたったらええのや♪なチビちゃん」
診療所もなくなり、ペット解禁。 健次郎「「徳永チビ。メンバーがひとりでも増えるの大歓迎や。」
町子は明日、九州で講演会、健「ボクはチビと二人酒や。新しい相棒ができました♪」溺愛

仏間〜 正座する真佐美。パジャマの昭一「借金?」 「兄が困ってるみたいやの」「お金借り手はんのか」
「勤め先倒産して。離婚た時の、謝料や養育費のために借りた借金が残ってるみたいやの」
昭一「なんぼぐらいあんねん?」「…」「言うてみや。」「…200万ほど」 「200万…ぅぅん、、、」

翌日〜九州へ講演会に行く町子「「お土産からしレンコン買うてきますわね」純子と出発。
奥から昭一兄「講演か?」「九州」「ええなぁ〜俺も行きたいなぁ。お前も今晩出かけんねやろ?」
健次郎「同窓会やねん。」

居間〜 チビ見ている和代「お水なくなってんねやけどー」健次郎「ごめんな。チビ」汲みに行く。
昭一「時間あんなやら、映画見に行かへんか?」真佐美「ん〜ちょっとお買い物したいんやけどええかな?」
「おぉええよ。あ、わかった。俺ひとりでみにいくわ」 よそよそしい真佐美。横顔みつめる昭一。

夜〜 和代・昭一・真佐美で夕飯。 留守中に兄が来て健次郎に伝言。
昭一「コレを追いてったんですか。」 メモに−広明さんが、連絡ほしいそうです。健次郎−
添えた100円ライター「ビジネス・サウナ・イン・梅田」
和代「映画どないですか?」 昭一「あ。面白かったですよ!ロードショー二本立て。
山登るやつと、海のソコ行くやつ。両方とも苦しかったぁ〜」笑 〜真佐美は無表情で食事。

深夜〜 ひとり飲んでいる昭一。健次郎、同窓会から帰宅「ぉぅ。ただ〜いま」
昭一「お〜かえり」「お土産。食べるか?美味いねんで、ここのばってら♪」
「いただきます。いただきます。」包みひらく昭一「ご機嫌やな。楽しかった?」健次郎鼻歌♪
「んふふ。もう〜しゃべるしゃべる。」「ほぉ〜」「そらぁ楽しかったで。」
「こぉら美味そうやな。ご馳走になります〜」「どうぞ。」 「ん」手づかみて食べる昭一。
「美味いやろ?」「うまいうまい。ん」 健次郎「…けどな。年々ひとり減りふたり減りでな。」
昭一食べながら「も、そういう歳なんやで」 「帰り際の挨拶が、次まで死なんとこなーや。ふふ」
「ふ。死なんととなー。切ないな。俺は、いつどこで死ぬんかな…」
健次郎「何言うてん。兄貴は、あの子と奄美帰んねやろ?」 「せやせや。せやな」昭一もう一個ぱくり。
健次郎「…兄貴、あの子なぁ、、、、、いや。」 「何やねん。言い出しといて。」「何でもないよ。」
「酔うてんのちゃうか?はよ寝なさいよー」「はいはい」「俺も寝るよ」 2個完食〜 「ああおやすみ〜」
昭一「コレもらってもええ? ぅまいわほんま。おやすみ。」ばってら持って部屋に戻る〜


机を片付けようと立ち上がる健次郎。ふらついて手を突く;「ふぅ〜そんな飲んでないのにな;」
チビのかごに目をやる健次郎。近寄って見ると…チビは床で死んでいた。ボーゼンとする健次郎。

九州の町子へ電話する健次郎「あ。もしもし…ボクや。あのな町子。チビがな…今見たら冷とうなってしもうてて。」
「死んでしもうたん?−かわいそうに…弱ったてたんやね」 電話口で様子のおかしい健次郎。泣いてるの?
「庭に埋めたるわ。悪かったな、夜遅うに。おやすみ」  すっかり弱気になってしまった様子。

翌朝〜 和代「あらっ?チビちゃん…」 健次郎「そうなんですわ」 和代 「まぁ。かわいそうに…かわいそうになぁ」
真佐美「ほんまにかわいそうに。」 健次郎・昭一(メガネで新聞よんでる)真佐美の顔をみるー
「せっかく、ええお家に迷いこんできたのに…」 じぃーーーっとみている兄弟。 ←迷い文鳥は真佐美の象徴か?

部屋で荷物整理の真佐美。廊下から入ってきた昭一。隣で胡坐
昭一「真佐美」「はい。」 「コレ」印鑑と通帳。真佐美に握らせる「今、オレが持ってるのそれだけや」
「奄美でな。ちいちゃい家でも買おう思うて。んで準備して頭金や。そいだけある。引き出して、貸してあげ」
「昭一さん…」 やさしい顔で「いっといで。」 さっと去る昭一。


夕方〜 井戸の脇にチビのお墓。線香が漂う。町子帰宅「かわいそうに。弱ってたんやね。」
健次郎「かわいそうにな。可愛がっていた家族とはなれて、身も知ら ん家で最後むかえたんやからな;」
純子「でも、冷たい道端じゃなかったんですもの。よかったですよ」 町子「お墓まで作ってもろて…」
寂しそうな健次郎。

仕事場〜 純子「大先生、お元気ないですね」
町子「夕べ、泣いてたようなき駕する。お酒も飲んでたし感傷的になってたのかも。でも…」
「ただいまぁ〜」昭一帰宅。

町子を見た昭一「あ、帰ってた!おかえりぃ。へへ〜晩御飯の買い物してきたぁ〜」居間で荷物広げる昭一。
「鯛のアラ、ええのあったで〜」町子「お兄さん買うてきてくれはった?」
「そや。真佐美でかけてるやろ〜例の兄貴の用事で。
 そやったらやね。今晩は、オイラが腕によりをかけちゃおうかなっと!」おどける昭一 「…ん?」何か変?
「鯛のアラ煮をやね〜〜」 健次郎「会いにいかしたんか?真佐美さん」「そや」「大丈夫〜なんか?」
「…どーいう意味?」わけわからん昭一。 「うん。お兄さんんとて、何の用事やった?」
「ん〜何かおかしっなー昨日から。」 「んー実はな。酒屋の前で口論してたらしい。」切り出す健次郎。
「どうもその時の様子では、お兄さんやないんやないかって…」  「へ?」昭一、目をパチクリ
「ひょっとしてー思うてな。」 「…」「やっぱり、なんかあったんか?」 「…借金に来おったよ。」あちゃ〜@
昭一「兄弟が困ってる言うたら、放っとかれへんがな。 …兄貴やないって…ほな何?」
「はっ!」と思い出す昭一「通帳;」 町子「通帳ごと渡してしまったんですか?」 「ん。」うなづく兄。

3人、大きくため息。

 
  昔は動物禁止だった徳永家。廃業したのでもう飼えますね。健次郎、本当は動物好きだったのか♪
健次郎の土産のばってら寿司を食べながら、話す昭一。結構マジ食いです。NG出したらたいへんだ〜;
同窓会に集まる人も少なくなていた。文鳥のチビも死んでしまった。気落ちする健次郎。
迷い込んだ文鳥=兄?かと思われたが、真佐美のことらしい。
真佐美に通帳を差し出す昭一。正ちゃんとイメージがダブる。兄ではないと、うすうす感じていたのか?
と思いきや、意外と鈍い兄だった。トホホ;
ところで…昭一のいる部屋(多分仏間)の位置がよくわかりません。おやすみ〜と居間から出たときは、
階段方面へいったけど、庭があるから1階だよね? 医院のまだ奥なのでしょうか?
2階にも、由利子の部屋と子供部屋があるはず。しかし、広いなぁ〜この家。
「どんと晴れ」の特番やってた。くやしいけどちょっとよさそう。そして小田さんの主題化がムッチャいい;苦〜
137) 居間〜 正座して電話する町子と昭一兄。
町子(白電話)「ありがとうございました。すいません;」
昭一(黒電話)「あ。あそうですか。いや。はい、、どうもすいません…」

健次郎「どやった?」 昭一「カードで全額引き出しとるて。」  町「え;」健「アホな…」
町「失礼ですがーお幾らぐらい?」 昭一「2億と…ちょっと」  ←(≧▽≦)ノギャハハハ☆
ウケない町「ほんまの事をいいましょう;」 「…500ちょっとや;」「えらいお金やないのぉ〜;」
ホテルにも「平」はいないが、似た風体の女性が朝早くチェックアウトしていた。←偽名なのか?
昭一「やられたなぁ〜」 町子「警察にー」健「あかんあかん。自分で渡したんや。盗まれた訳やない。」
健次郎「事情があるのかもわからん。帰ってくるかも…」
昭一に冷たい目線の町子。(うんうんうん)とうなづく昭一

夕飯は、予定通り「鯛のアラ炊き」 和代美味さに感激!
昭一「あんね。目ぇがキレイやったから、こらぁ〜新鮮かなと思ってね」「お料理もお上手なんやね♪」
「ええ〜まぁ。」「洋風なモンも作らはりますの?」「たまには。」
和代 「まぁ〜奥さんええわねぇ♪」 …しらーーーっ;
「そう言うたら、真佐美さんおそいんやね。」 次第に重い空気に…
「お兄さんとご飯かね」町子フォロー

電話がRRRR (この音は白だなっ) 町子が受ける。 身を乗り出す昭一。
相手は北野さん。食事に戻る昭一・健次郎。 町子「今日やったんや!?」北野と約束してた;


たこ芳〜 北野さんに詫びる町子。北野お話は「今度結婚することにー」
「…あぁ、、せやったんですか。」ちょっと残念そうな町子「そら、おめでとうございます。」
相手も出版プロダクションの女性。2年前からの交際。祝福する町子。
北野さん「ぐっ」と一口呑んで「実は迷ってたんです。八木沢さんに言おうか、先に花岡先生かとーー
先生からお伝えしてもらうのが筋かと思うのですが…」 町子「純子さんはお付き合い知ってはった?」
「はい。ご存知です。」 町子「そしたら。ちゃーんと「お話してあげてください。友達としてー」
北野「友達…」 「純子さんが、気の合う大切なお友達と思ってはるのわかるんです。」
北野さん「たしかに、そうです。映画を見たり、食事をしたり…。 一度、お付き合いをしたいと、申し出た事があります。
 −−断わられました。仕事でいい関係をずっと続けたいから。ずっと、僕の片思いだったんです。」
それで言い出しにくかったーと北野。  ← 両思いだったに決まってるじゃん;もぅ。。
町子「そしたら余計に。直接ちゃーんとお話してあげてください。」

町子帰宅。昭一は、部屋。真佐美からは連絡なし。 「そんな子や思えない」と健次郎。

翌朝〜 やはり連絡なし。応接間の椅子に胡坐かき、チビのケージ見つめる昭一。
「どこ行ってしこうたかなぁ…」 町子「どっか心当たりは?」
「それがな。長居のマンションの前に、大正区にい言うのは聞いたんやけど、
どこに住んどったとか、詳しい事わからへん;」 健町、タメイキ〜;

仕事場〜 「まだ戻ってないまま?」と驚く純子「お兄さんてことも嘘?」
町子「前の恋人やないかなーーって気がするんやけど…」

昭一兄、 廊下をふらふら。縁側から外をながめて考え込み、ふらりと外出。

夜〜 真佐美も、昭一も戻ってこない。
しんどそうな健次郎。咳き込む。
「同窓会で飲み過ぎたかな。」 町子「心配でしょうが、カッカしたら身体に毒」と気遣う。

たこ芳〜 純子と北野さん「死んじゃったんですか…」貼ってある、文鳥のポスター見る。
「飼い主が探しているかもしれないから、しばらくはっておこうって、大先生が」 ←なるほどねぇ〜;
北野「おやさしい。」 純子「小鳥が死んだ夜、泣いてらしたみたい。」 驚く北野!
「お優しいんですよぉ。あんな怖い顔して」笑。
純子「 お話って?」 北野「実は僕結婚します。」 寂しそうな、でもすがすがしげでもある純子。
「あの僕…」「乾杯しましょう。ね!おりんさん、お祝いだからシャンパン。は?…ないですよね?サスガに」
北野「さすがにそれはね;」  「ーどうぞ」いつもの板前さん。初台詞?「おわぁ〜♪」
りん「それね。フランスの友だちのワイナリーから直輸入。とっておきのビンテージでっせぇ。」少し得意ゲ
「すごーい!」驚く純子   りん「…たこ芳なめたらあかんわ

「おやすみなさい。」店の前で別れる二人。

アムール横の路地をのぞきこみ、微笑む純子。 北野さんとの出会った思い出の場所。
思い出に浸る純子♪ 

チョロリ 「……きゃぁぁーっ!あーーーーーっ!」 デカネスミ;
声に驚き、和田ママ店から出てくる「どないしはった!?」
純子「大きいネスミぃー;」「何を言ってんの。もぉ〜。 ひとりで生きてる女が、
ネズミごときで怖がってたら、世の中生きていかれまへん!アッハッハハハハハ☆」高笑い
意外に純子さんのココロに響いたママの名言。 純子さんウルッた目+笑顔で歩き出す〜

仕事場〜 10:44。帰ってこない昭一と真佐美が気になる町子。
 
  えらいこっちゃ;〜ケド、こんな時でも「2億ちょっと…」と冗談言う昭一に、やや冷たい視線の町子;
料理も得意な昭一「目ぇがキレイやから新鮮」と言うが、女性を見抜けぬ眼力では、説得力がまるでなし;
北野さん。純子さんに告白していたとは…。やるな。「ずっと僕の片思い」といっていたけど、
そんなはずないじゃないの〜!!…コレだから男はっ; しかし、その純子さんの決断で、
今までずーっといい関係が保てたのね。純子さんさすが大人です。
もう最期?かもしれない、和田ママの名言に勇気づけられ、元気に歩き出す純子さん。天晴れ☆
兄は何処へ〜? なるみも行方不明で出番ナシ。しかし、200万の借金に、なぜ500万渡すか?
このドラマ年齢設定が「変だ」とよくいわれるが、長期に描くので、どっかで実年齢ヒットするから
いいんじゃあないかな。舞台みたいに、見た目にこだわらず、雰囲気でみればいいやね。兄は既に70才位?
138) 昭一は、まだ帰宅せず。晩しながら待つふたり。
健次郎「難儀な兄貴や。やっ結婚かと思ったらコレや;」 町子「北野さん結婚しはるらしい」
「純子さん大丈夫かなぁ…」心配する健次郎。 「純子さんのことやから〜けど寂しいね;」と町子

玄関の戸がガラガラ〜 見に行く町子「あ。お兄さんやったんですかー」 昭一「ただぁーいま。」飲んでる。
(心配してたのに)という顔で、ため息つく町子。
昭一、 居間の健次郎に「ただ〜いまぁ」といい、冷蔵庫へ直行。 時計がボーンボーン23時。
ペットボトルの水を取り出し、テーブルの上へ「ーっしょい」コップに注ぐ。
健次郎「なんや。呑んどったんか?」昭一「呑んだよ。(目をコスコス)しゃあないもんな。」水をグビッ
健「しゃあないてー;酒呑んで何が解決すんねん。一体」 「なーに?」「どないするつもりやねん?」また水をグビッ
「どないもしょーないでしょ。」コップを「トンッ」と置いて立ち去ろうとする昭一。
「まてて」 健次郎に腕をつかまれる。「もう寝んねんてぇ〜;」
健「あのなぁ。お金の事もそうやけどな。だいたい1年も一緒に暮らしとって、相手の事何も知らんって
  どういうこっちゃ?そんなえーかげんな関係やったんか?」 昭一「なんやええかげんて;」
健、エキサイト「お兄さんの顔もしらんし、前にどこに住んでたのかも知らんて。」
昭一「んな、いわへん事を、イチイチ聞いてられるかいな。んなもん疑うてられへんでしょぉ」
「だったら、目つぶってるだけやないか。ほんまの事聞くの怖かったんやろ。」 町子「そこまで言わんでええやないの」
健「ずっーと一緒に凝らしてたんやろ。そんなこと怖がって、どやって生活してけるねん。」
昭一黙りこむ。町子「健次郎さん;」
反撃しないので、ノってきた健次郎 「大体なぁ。兄貴はな、人と本気で関わろうとしてへんねや。
  そなんで一生いくつもりか?」 町子「…健次郎さん、、、」
昭一「……ええやないか;もぉ。どっちみち、先長い事ないねやん」背を向ける ←投げやり発言
グイ!と腕をつかむ健次郎「開き直るなよ!そやって」 「やっかまっしなーお前は。」「誰がやかましいねん」
「お前、だいたいちーこい事グチグチ言いすぎなんじゃ!オマエはぁ!」 「グチグチ言わしてんの誰や!」
 「もぅっ!」町子あきれて離れる。
「ほんなもん放っとけや!オレはオレの…」掴みかかる昭一。 ←オヘソ見えた(≧▽≦)
「兄貴が!兄貴が最初からちゃんと…ええねやないか!」 つかみ合いの兄弟喧嘩♪ 
「じゃあ黙っとったらええやんか!ずっとオマエ〜」「黙れっ!」   パチン☆ 真っ暗停電? シーン。。。

健次郎「なんや?」 昭一「停電か?」
赤い ローソクを1本立てて、町子あらわれる。 ←明らかにクリスマスのヤツだ(笑
健「なんや?」 町子「気ぃしずめてください。ふたりとも。怒鳴りおーてたかて、何の解決にもなりませんでしょ」
机にローソクを置き、2人の肩をたたいて座らせる町子。 ナイス!

クールダウンした2人。
昭一「用意がいいな。コレ停電用か?」 町子「ロマンチック用*」 ズッコける昭一☆鼻息「フンフフフ…」
「このキャンドルのワイン飲んだことあるんですよ。2人だけでね♪」  ←(≧m≦*)プププ
健次郎、目が泳ぐ〜  昭一「お前ら2人で?ほぉ〜やっぱりキミら、おもろい夫婦やね」 健 「ほっとけ;」

昭一「けん。お前ほんまにえぇ人にめぐり会うたな。ーそこいくとアカンな俺は、いくつになっても・・はぁ。
 明日マンション帰るわ。んーこれからどないするかチョット考えてみる。あ、世話んなったね 」と町子にお礼。

翌朝・朝食の準備中〜 昭一「ふは〜おはようさん」 「…あれ?お兄さん。しょっと顔色悪いんと違いますか?」
昭一「そうかな?」健次郎デコに手「どうもないてーそなぁ」 健次郎「あかん。だいぶ熱あるな」町子「タイヘーン:」
「いや何でもないの」と昭一。 町子「寝てはった方がよろしいてー」「大丈夫です。」
こじらしたらあかんといわれ、薬飲んで寝てるよういわれる。 ←医者っぽいぞ♪
昭一ショボボ〜ン「んなお前、これ以上迷惑かけられへんやないかー」 健次郎「何いまさら」
薬わたす町子。 昭一「ありがとぅ」
お昼には、あったかぁぁ〜い鍋焼きうどんーと聞いてじーんとくる昭一「おおきに。」 ←昨日褒めといてヨカタ〜*


仕事場〜 北野さんから「報告があった」と純子さん。
「いい友達に出会えてよかった。 原稿盗難、父の入院…最低のときに、全力で助けて力付けてくれた。
 そんな人が町子先生と大先生以外にもうひとりいるって、あたしって幸せです」笑顔見せる純子さん。

天井を見つめ、おとなしく寝ている昭一。薄緑チェックのパジャマ。町子「どないですか?」お水持ってくる
昭一「おおきに。あのね、うつったらあかんから、そこへ置いといて。あとで勝手にやる。」
町子「大丈夫〜ふふ。流れ者って強がりいってましたけど、案外虚弱なんですねぇ〜」  
昭一「流れ者〜ほんまは打たれ弱いんです。んふふ。(起き上がる)けんも呆れとったやろ?」
町子「呆れるやなんてー」 昭一「けどなー町子さん。ゆうべ色々考えたけど、あいつがそーいう事するって
 どーしても信じられへん。あいつな。初めて会うた時、奄美の島唄うたってたんや。俺それ聞いて泣いてしもうてな。
 や、この。悲しいとか、懐かしいとか、そういう感情じゃないのよ。あいつの声がスコーンと心に入ってきて、
 で、なんかこのへんがふわぁ〜って暖かなったら、つぅーって涙でてきた。
 んでな。オレは長い事かけて、この子を探してたんやないか?って、瞬間的に思った。」
町子「運命の人…」
昭一「それアカン!それな、あちこちで安売りしすぎてな。肝心なとき説得力なくなってしもうた;」
薬渡す町子「はい」「あ。ありがとぉ。…それが、このざまやろ。お金も惜しいけどな。」ぼぉ……
町子「はいっ!お薬を飲みましょう〜」 ゴクリ。 「はいっ!治りました〜」 昭一「…ほんまや☆」

居間〜 健次郎「老後の計画も白紙かー」 町子「けど、信じたそう。好きなんやね。」

玄関ピンポーン。 金髪パンク男「徳永さんンのお宅ですか?鮫島(三浦誠己)いいます。」「ご用件は?」
鮫島ビラを出す。「うちのピースケくんがこちらでお世話になってるって知って。」町子「ピースケくん!?」

お墓に参る鮫島さん。号泣「仲のええつがいだったんです。けど、半年前にメスのピーチが死んでもうて
 元気なくなって、せやのに僕の不注意で逃がしてもうて。ものすごー心配してたんです。
 ピースケ。かんにんやで!」ひざまづき、手をあわせ泣いている。
「ほんま、ありがとうございました。」深々と礼。

「可愛がられていたんですね」とほっとする一同。「天国で夫婦なかよくかー」と純子。

玄関で物音。町子、お金と通帳を発見「真佐美さん…」追いかける。
「真佐美さん!待って〜」 追いかける。「放して」「放さへん」「お願いします(涙」「ちょっと待ってって」
騒ぎに気づいて、出てくる一同。後ろから昭一「真佐美っ!」 振り返ると顔にアザ;
びっくりして言葉を失う昭一。

 
 

兄がペットボトルを左手で開けたんですよ。開ける?左で。私はできないよぉ。ちょっと新鮮でした*
兄弟喧嘩勃発!確かに健次郎は言いすぎだと思う。私も言いたくないことは、無理に聞かない派。
しかし、昭一も「先が短い」なんて言ったらいかんよ;しかし、ひどい事言い合っても、そこは兄弟。大丈夫
停電起こし、仲裁する町子。赤いローソクが闘争心を削ぐ。赤いローソクって、クリスマスの後に
「なんかあった時にね〜♪」と主婦がしまいこんでいるアイテムのひとつでしょ?生活観がたっぷり。
翌朝、風邪をひき、家族の暖かさが身にしみる昭一。夕べ町子を褒めておいて正解です!!
まさかー仮病じゃあるまいね??疑
死んでしまったつがいの鳥、老い先短い発言など、死を暗示していて怖いお。
なるみ復活。顔にはアザ、コニタン暴力男だったか! 鼻水が気になるピースケの飼い主は元芸人の俳優。

139) 居間で謝る真佐美「ごめんなさい。ほんまごめんなさい。」
パジャマにカーディガンの昭一「兄貴っていうのは、ほんまの事やったんやな。」(…ほっ)
真佐美「真ん中の兄です。養子にいってて、あたしとは苗字がちがうの」 健次郎「あんたて?」
「それは小さい頃から。一番上がお兄ちゃん、すぐ上があんちゃん、真ん中があんたん」 ←コニタンでは?
昭一「前にそんな事きいたことあるな。」  健次郎「何や〜聞いとったんかいな;」 
昭一「だ、そんな簡単に結びつかへんがな;」 …納得。
「んで、通帳持ち出して、金引き出した兄貴を追っかけて、説得しとったんか?」 と聞く昭一。
真佐美「食事したとき、あたしのカバンの中の通帳みつけたみたいで。けど、まさか勝手に…」
町子「そのほっぺたの傷は?」 真「もみあって、箪笥にぶつけて…」 いたたた…
昭一「はぁ、、、んやけどお前。連絡ぐらいできたやろがー」
真佐美「しよう思ったけど言われへんもん;兄貴が持ち逃げなんて…せやから取り返すさなと必死で;
 そんな兄がいるとわかった、らもうあかんかと思って、怖なって… 」
昭一「あほぉ。ー連絡ないから、お前も一緒に逃げたんやと思てしもたやないか;」 「えっ…」
「そんな、しょーもない事思うてしもたやないか。」 真佐美「あたしの事、疑うてたん?」 ←疑うわ!
昭一「んな。そうなるやろ?」 真「ひどい…」 「ひどいのはどっちや;」
真 「信じてへんいうことやないの!」「しゃーないやろ、お前こんな風になったら;」 ←逆ギレです;
 あんたんは、今までにも何度かこういう事があったのだという。 −驚く昭一;
昭一「なんで言うてくれへんかったんや。信じてへんて…お互い様ちゃうか?」部屋へ立ち去る〜
真佐美「昭一さん…」うつむく。。


「よく戻ってきた」と慰める町子。真佐美「けど、昭一さんは許してくれはりませんよね。」 ←逆ギレするからや;
「昭一さんは信じてはったんですよ」と町子のフォロー。「どないしたら」  ←あやまれよ。
健次郎「やっていこうって気、まだあるか?」 うなづく真佐美。「そしたらな。お兄さんここへ連れておいで」
驚く真佐美。 健次郎「まず、本人に謝らせる。ほんまのところみせるんや。全部」 うなずく町子。

その晩おそく〜 広明がやって来た。居間で待つ一同。遅れて昭一が登場。
目を合わせない広明「申し訳ございませんでしたーーご迷惑をおかけしました。」
じーっと広明をみている昭一(ふぅ)とため息、、、。
健次郎「…キミな。妹さんにどんな思いさせたか解ってるか?」「…」「わかってへんにやろな。」ため息。
「あのな。ボクの知り合いにもな、ええ歳して借金しては、親に頼って、いっつも家族に心配かけとった男がおるんや」
昭一ギクッ「お前、何いいだすんや?」 健次郎「そいつは長男なのに、きままな性格でな、
  あちこちふーらふーら×2して。 結婚もせんと、落ち着く家もなく、なかなか仕事もきまらへん。変わった男や。
 けどな、彼は弟や妹に、こんな恥ずかしい惨めな思いをさしたことは、ただのいっぺんもないで!」
ボーンボーン…10時。
「妹さんの幸せ壊してどないすんねんな。…兄貴コレええよな?」目の前に通帳とお金。昭一「ん。…え?」
健次郎、広明に差し出す。昭一「いや;」 健次郎「要るだけ持って行き。」  町子「はぁ〜?」昭一「や。コレ俺の全財産…」
「あんたの言ってる金額には、まだ足らんのやろけど、貸しとくわ。ただし、ちょっとずつでも、ちゃんと返してもらうで。」
真佐美「あきません!そんな事。」 健「他の兄弟のトコ行ったり、つまらん気おこして警察沙汰になってしもうたら、
家族の人生も壊すで 」     昭一「……コレ使い」お金を差し出す。せやけどな、二度と妹に迷惑あけたらあかん。
もしなんかあったら、直接俺んとこ来い。真佐美んとこ来て、今度みたいなマネは、金輪際してくれるな。ええな」
広明「…」 真佐美「あんたん」 広明顔を上げ「すんませんでした。」お金を兄に返す。
広「妹から聞きました。奄美で生活するための大切なお金って。ほんま恥ずかしい事しました。」涙
「自分でなんとかやります。」と広明。 「何とかできるんですか?」と町子。 「なんとしても。なんとかします。」とあんたん。
昭一「わかった。けど、これは持っていき。」 健次郎「うん。そや。一から出直しぃ」
広明「ありがとう、ございます。それと、妹の事、よろしうお願いいたします。」ペコリ〜
見詰め合う、昭一と真佐美。 微笑んで顔見合わせる健次郎と町子。

半月後〜 昭一と真佐美の身内だけの結婚パーティー。会場は居間♪家族が集まった。
 由利子は服飾デザイナー、夫は海外へ。清志は夫婦で山小屋経営、妻は花子(安田ひとみ)。
 登の妻は由香(村中香織)。隆の妻は亜佐美(羽島百々恵)。亜紀は獣医に、夫ともに多忙。晴子も仕事で欠席。
奄美料理たくさん。清志「ウチのごぼうやで〜。このシイタケうちの山のやで〜」自慢


洗面所で、鏡にあかんべする健次郎。目と扁桃腺を確認。いやな予感がするのか、、、
「そろそろはじめましょか」と呼びに来た町子「大丈夫?お兄さんの風邪うつってから調子悪いね」
「なんともないよ」強がる健次郎。 真佐美の兄は勤め先が決まった。
健次郎「あのお金はなかんか返ってきいへんやろ。なっ」笑

廊下を歩いていく町子の手をつかむ健次郎「結婚式やで。あてられへんよう、ボクらもがんばろう。」
町子「かなわんわぁ」照〜 手をつないで歩いていく。

♪ウェディングマーチで、応接間の障子がひらき、廊下から新郎新婦が手をつないで入場♪
フラッシュがパシ☆パシ☆  黒紋付の昭一と、緑の着物の真佐美。並んで礼〜着席。
町子「お兄さん!二枚目っ!」 純子もいる。 〜おめでとう。おめでとう〜
宴もたけなわ。最終的には、いつものように踊りだす。清志の三味線と唄

お茶飲む亜紀ちゃん。おめでた発覚♪
喜ぶ町子「お兄さん嬉しそうやね〜これから故郷で2人住まはるんやね」
健次郎「ボクの故郷はな…」 町子「え?なんて?聞こえへん」 踊りにかりだされる町子。
応接間の床に座り、唄って踊る家族ををみながら 「ーボクの故郷は、ここなんや。」そっとつぶやく健次郎。
宴会は夜遅くまで続いた。

その翌朝〜 救急車で病院に運ばれる健次郎。
意識ないまま、ストレッチャーで運ばれる健次郎に寄り添う町子。
 
  「お兄ちゃん・あんちゃん・あんたん」って、やや無理のある説明で一同納得;
疑った事を後悔する昭一だったが「ひどい!信じてへんの?」と逆ギレされたもんだから、引っ込みつかん;
そりゃー疑うだろぉ?500万持って、男とトンズラすりゃぁ。必然とギクシャク。
しかし健次郎の機転で、広明を家に呼び、直接対決。兄が「直接俺んとこ来い!」って、、、
それ「だま俺」の歌詞そのまんまじゃないのよ〜(≧▽≦)
結局お金は貸すことになったけど…。徳永家のみなさん。人が良すぎやないですか?
世の中には。本当にダメな人ってのがいて、その場限り反省の涙を浮かべて、また同じ事の繰り返し〜
って人が本当にいるのだ。 …と穿った目で見る、汚れたアタシ…。
昭一は結婚。孫もでき、順調にみえた健次郎。しかし、病魔が再びーー いよいよ佳境です。

update:2007.3.24