【火野正平・出演TVドラマリスト】おまけ資料
芋たこなんきん 3
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16-18週

19-21週 22週-        
9週「最後の一人まで」 11/27-12/2
49) 書かなくては。翌日から町子は戦中戦後の家族の物語を書き始めた。

昭和18年・15歳の春〜 おさげ髪に体操着姿の町子。校庭で薙刀の訓練。
アメリカとの戦争から1年。写真館には、出征前に写真を撮る家族が訪れ忙しい。写真館も、台所も賑やか。
曾祖母も健在。文代ツンツンは結婚で半年前に上海へ。
−− この年の 2月日本軍はガダルカナル島から撤退。。山本五十六はソロモン諸島戦死。

花岡家前〜 薙刀代わりに箒を振るう町子。
食堂〜 戦況の話をする、浦田・茂・徳一・常太郎。日本の劣勢を話す皆に厳しい眼差しの町子。
和代「最近、目つきけったいやよ」 孝子はのんきに寝坊。
町子「あんたは気持ちが揺らいでんねん。お国が大変な時に。兵隊さんは戦地で戦ってはるんやで!」
町子は、兵隊に憧れる軍国少女だった。 和代は少し心配そう。。。

学校の廊下〜 小説書く町子。友達の笹村キク(小原早織)・梅原志津江(黒田純子)
志津江「ロマンチックなお話?」 町子「愛国小説!」 題名「最後ノ一人マデ」
キク「お裁縫するんやけど来る?」工場の事務員さんに貰ったきれいな布でお人形の服作るという〜
町子「えっ♪お人形。いくいく」 軍国少女も「キレイ」という言葉には弱かった。

学校帰り・キクの家の工場〜 町子は、少年・野村カンジ(森田直幸)と衝突;荷物バラまく。
「パール・バックか」本拾ってくれるカンジ「もうひとつやな」 ちょっと偉そう。

工場では、自動車部品に変わり、飛行機の部品やネジを作っていた。町子「お国のためにたってんねんね」
キクの母はサナトリウムに入院中。 キク「しゃべってたん?中学生やねんで。」カンジの父は病気で弟がいる。
どうやらキクはカンジが好きらしい。

ある休日・子供部屋〜 町子「陛下!お心安んじてください。お守り申し上げます」自作の小説を読みひざまずく町子。
隣の部屋では、昌江の化粧に興味津々の孝子。町子「おめかししてるっ!」見合いした薬屋の息子とデートらしい♪

食堂。常太郎「わしが撮った見合い写真のおかげやで」徳一「気に入ってもらったのは実物やで」←優しい♪
奥の仕事場から。常太郎「…徳一、ちょっとええか?」

市電。映画に行く町子と、デートの昌江(思い出し笑い)「この前あったとき、結婚してくださいて♪♪」
町子「結婚か。兵隊いきはるんやろ?」 「なんでそうんあこというの!?」「お国のためや」ちょっと言い合い;
昌江半泣き 「マコちゃんは、好きな人いてへんからや!」「そんな…」 

映画館ロビー〜 「三四郎」上映。「少女の友」を呼んでいるう町子
「へーこんな映画見るんや」カンジが声をかける「男の子みたいやな」
文学にやたら詳しいカンジ。町子「中学生と女学生がしゃべったら何言われるか…」「けったいな子や」
「キクちゃんともよくしゃべるの?」「あのこは苦手や。−−あんた何か書いてんねやろ?」行ってしまう。

家の前〜 町子三四郎になりきって「おりゃ〜」と必殺技繰り出す。 「ポパイ(健在♪)散歩いこか?」
浦田クン「おーまこちゃん」 町子「休憩?」「昼から休みや。あちこち挨拶いってた。召集令状がきたよって」
来週故郷の滋賀に帰って出征するそうだ。 力強くうなずく町子。羨望の眼差し
 
  映画館で町子が読んでいた雑誌「少女の友」。当時の少女雑誌は軍国色が強く現れたキーワ−ドを用い
国家や社会が理想とする「規範的少女像」を強調していたという。
町子も、規範的少女になる事を夢見ていたのだろう。(特別ではなく、子供は皆そんな感じだったと思う)
空襲の本格的開始は1944年(S19)末とのこと。花岡写真館もにぎやかで、まだ食卓も豊かだ。
曾祖母も(ポパイも)健在。親しい人の死にも向き合ったことのない町子。何事にも夢中になる性質だから、
戦争に対しても、現実的なイメージはなく、夢や希望や憧ればかりを抱いていたのでしょう。
出兵する浦田クンに対する目にも、憧れの色がみられた。
そして、そんな町子を心配そうに見つめる、母・和代が印象的だった。
カンジ役の森田直幸くんは「女王の教室SP」にでていた。「夜桜お染」で菊川座から小道具を盗んだ信吉
50) 浦田くんから出兵を聞いた町子「お国のために戦うんやね。男の人はええなぁ…」
浦田「意味わかってるか?戦争やで?死ぬかもしれん」 町子「国と国民を守るためやし、覚悟はできてる!」

次の日曜・食堂で壮行会〜 この日のためにためておいた配給券でお酒乾杯。皆が笑顔。
常太郎「弾に当たらんまじない知っとるか?天気予報〜天気予報〜」 ひとり沈んでいる昌江。
「弾に当たったらいかん。うまいこと逃げなあかんで」 (兵隊が逃げたら誰が戦うの…)と町子独り言。
昌江が堪えられず涙。退場〜 常太郎「あっ☆」 皆が浦田を見る 浦田「えっ?違います;ちがいます」

自室で泣いている昌江。町子「みんな心配してた。どないしたん?」「みんな行ってしまうんやなって…」
昌江「あの人も行ってしまうんやなって」 町子「しょうがないやん。私が男なら喜んで戦いに行く」
史代の朝帰り事件の事を話す昌江「人好きになったら寂しいて不安で。たまらんようになる」
いまなら解る〜と昌江「まこちゃん。まだ知らんねん…」退場−

写真館〜 カメラや撮影道具を手に取り、いとおしげに眺める浦田くん。最後に深々と礼「ありがとうございました。」
浦田の目に涙。複雑な表情の町子。声をかけられない。

女学校・裁縫室〜 小説を朗読する町子「最後の一人まで戦うということは、限りなくも尊く、正しいことなのです」
キクと梅原は「祖国愛小説」にうんざり。「そんな(架空小説の)戦争ごっこは、男の人にまかせておけば?」
町子声を荒げ「もっと日本人としての自覚をもたな!」 「この間の詩よかったわ」「乙女と子猫?」聞いちゃない2人;
「乙女よ乙女なんで泣く〜」(うっとり) 町子ムッスー; 廊下に英語の黒沢絹子(菊池麻衣子)ハケーン
キク「そういや、英語倶楽部なくなるみたいやで」梅原「学校辞めなあかんかもて」
黒沢先生、裁縫室に入ってくる。 キク「先生は辞めはるんですか?」「いいえ。和裁を受け持つことになったの」
英語の教科書をしまう黒沢「邪魔者扱いせんでもええのにね…」

放課後・キク家〜 町子「少女の友、寂しなったなぁ」キク「中原さんの画がないとね。これもって逃げんねん」
キク「アイス食べたいなぁ。」「金時・アイスモナカ・みつまめ」キク「うぐいす・さくら・かしわもち」梅「やめて〜;」
町子「欲しがりません勝つまでは」 梅「贅沢は敵や」 キク「贅沢は〜ステキだぁ♪」 爆笑

笹村工業〜 帰り際、カンジに遭遇「読んだか?レイモンド。おもろいんで」 町子シカト。「ほな〜明日ね」
町子と同じ方向に帰るカンジを、心配そうに見つめるキク。 離れて歩く2人。
 町子「あんなトコで話さんといて(怒)」 カンジ「どこならええの?」

川べりに腰掛ける町子とカンジ 町子「なんで書いてるってわかったの?」 手を指差しカンジ「大きいタコ」
「どんなん書いてんの、谷崎みたいなヤツ?」「ううん違う。横暴非道なカメリア人に祖国を蹂躙された南洋の
アンガマダ人が…(続く)」 「女学生はそんな勇ましこと考えてんのか?」「生きがいが必要なの!」ムキになる町子
「せやのにお爺ちゃん。弾があたらんよにーなんか。そんなことでは勝たれへん!」 
カンジ「本当に勝つと思うてんの?」「あたりまえや」
町子「…思うてへんの?」「新聞の言うこと鵜呑みにしたらあかん。」 飛行場潰してサツマイモ植えアルコール燃料。
飛行機を竹やりで落とす。焼夷弾はバケツで消す−−「おかしいと思わへんのか?」

町子「学校いってへんの?」 カンジ「どうせ動員で勉強なんかでけへん。食べることが先や。ほんまのトコ」
「もう帰る。ついてこんといてなー」 「いかへん。いかへん」軽くあしらわれる町子

帰宅するや孝子が興奮。 写場に女優・古城あやめ(愛華みれ
 
 

軍国少女町子にとってみれば、周囲の「非国民」ともとれる行動は、理解できぬものだった。
祖父も、友達も、浦田も、昌江も。そんな腑抜けでいいのか?−と心配な町子

夢見る少女町子の前に現れた、現実主義のカンジ。同じ歳で幼げな顔つきだが、大人びたカンジが
ちょと 気になる町子。彼の言葉に耳を傾ける町子の考え方も、少しだけ変わりつつあるようだ。

ところで、今日は、直美さんの町子が初めて出なかったね!驚(ナレーションのみ

51) 町子が帰宅。写真館では「関西少女歌劇団」古城あやめが撮影中〜 ミナミで芝居上演中。
覗いていた町子孝子は両親に叱られるが「歌劇好きなの?」と話しかけられ舞い上がる〜

食堂〜 うらやましがる茂。徳一「是非見に来てください−て」和代「甘えていいのかしら?」常太郎「わしが連れて行こ」
イト「落語はあらしまへんで」常太郎「写真のお届けとご挨拶も兼ねて〜」 「わぁーい」盛り上がる

町子自室〜 歌劇団の雑誌読む町子「ご招待♪」目がキラキラ☆ 軍国少女も胸躍らせる〜

ある日の夕方〜 写真館で、風景写真の撮り方について論じる徳一と茂。 「ただいまぁ〜」町子孝子の声
おめかしした姉妹が帰宅。和代「おかえり」 居間に集まる家族。楽屋にも入れた。茂「ええなぁ〜〜」
常太郎「たまにはええな〜。…ちょっと」徳一を呼ぶ「写真えらい気に入ってくれてな。お芝居の写真撮ることになった」
驚く徳一の方をポンと叩き「忙しなるで♪」 徳一「…」

夜の居間〜 徳一の声「無理やでお父ちゃん」 風呂上りに覗き込む町子。
徳一「限られた時間で一人で撮ってええ写真できるはずあらへん;」傍らに茂
常太郎「しゃない、他の仕事も入ってるし、舞台の日付はずらさせへん。お前に行ってもらうしかあらへん」
お得意様を増やし設備もよくしたい常太郎。技師も減ったし「断ろう」あくせく儲けんでもーという徳一。
常太郎「儲けやない!…いや儲けの為や。商売を甘う見すぎや」退場〜 茂「兄ちゃん…」
徳一「やってみるしかないわ。」 心配そうな茂。同じく町子。

数日後・女学校〜 キク「アイス食べたい〜」梅村「怒られる;」町子「怒られてもいいから〜」 梅村手洗いへ〜
キク2人きりになるや「まこちゃん……。ええわ」 町子きょとん?
裁縫室に黒沢先生を発見「いらない物=英語の辞書や教科書」を整理中。「英語を使うな−なんてバカな事や」
町子「先生は親米主義なんですか?」「いいえどうして?」「先生の言いはる事自由主義です!」
「自由主義て?」「米英の味方は自由主義です!」ムキになる町子
黒沢立ち上がる「違うわ。町子さん。本当の自由主義というのはね…やめましょ。」また整理を始める
本を手に取り「世界のどこかでは、今でもこうやって平和に遊んでる子供達もいてるのかな…」
「はい。町子さん。よかったらさしあげる」受け取る町子 「あなた達が大人になるまえに戦争が終わったらいいのに」
強い口調で「いいえ。きっと終わる。どっちかに片付くわ。 …ね」やさしい顔に。 黒沢退場 
「片付くなんてよう言うわ」町子憤慨「日本は負けたことあらへんのに…」 少し不安になる。

町子帰宅・写真館から常太郎の声「簡単にお断りできるもんじゃない」徳一「また一人て;」
この間の仕事が好評で、京都の後援も撮影して欲しいとの事。徳一「一人では無理や。助手に茂も」
常太郎「あかん。その日はお得意さんの喜寿の撮影や」「断ってください」「この間は撮れたやないか」
徳一「時間と人手をかけて、ちゃんと撮りたいんです」「芸術写真家やない。お客さんの希望が第一や。ええな」

徳一夫妻の部屋・寝転んで「なんであないに儲け儲けいうねん」 和代裁縫しながら「前からです」
「最近おかしいで。質落としたらお客さん離れてってしまう。」悩む徳一

写真館〜 ひとり徳一の写真を眺める常太郎。町子「おじいちゃん。お芝居の写真?キレイ♪」「よう撮れてるやろ?」
芝居の感想など話しながら、写真を褒める常太郎「コレ撮るのが難しいんや。んーよく撮れてる」

夏〜 台所。お茶を飲み干す徳一。傍らに母。はがき手に和代登場「やァ〜信次が遊びに来るて」「夏休みか」
母イト母「おいしいもん食べさせてやらにゃ」和代「何がええかな♪ルンルン」
イト「甥っ子やのに〜」徳一「母親代わりやからな」

町子ポパイと帰宅。居間〜話し声。 町子ダッシュ「信次兄ちゃん♪」
和代「おかえり」 信次「?まー坊。大きくなったな」
 
  徳一は、穏やかな性格で、自信家でもない。茂の四国事件があったからなおさら消極的になっているのかも。
町子の前では、素直に徳一の写真を褒める常太郎。ちゃぁんと徳一の実力を認めているのだ。
しかし、徳一に対してはいつも厳しい常太郎。徳一は褒められて伸びるタイプだと思う(私もそうだ*)
「いい写真や。信じてる。お前ならできる」と言ってあげればいいのに…。その辺の噛み合わなさがまたよい。
町子も和代も大好きな、信次兄ちゃん登場〜。カンジは?出てこなかったじゃん(寂し
52) 夏休みの午後〜 大好きな従弟の信次兄ちゃんの訪問に喜ぶ町子♪質問攻め
夕方の食堂。豪勢な料理に驚く信次「東京の一人暮らし(大学生)じゃ食べられないですよ」 祖母や和代の配慮
お土産の桃に喜ぶ。 ババ婆「岡山の実家に帰ってらしたんやろ?ほなお母さんのお墓にも」
徳一「お姉さん何年になる?」 和代「5年と半年。来年7回忌ですわ」
−−−信次は、和代の姉の息子で岡山出身。国語の教師になりたいらしい。

和代「信次。はよう理科に変わらんと兵隊にとられるいうじゃないの;」 常太郎「大学生の徴兵猶予なくなるらしな」
信次「猶予がなくなったら同じです」和代「何いってんの。なんかあったら姉ちゃんに顔向けでけへん」

夜の写真館〜 ご機嫌の和代のオルガンで皆で歌う ♪野中のバラ〜
孝子寝かされ退場〜 信次ギター「ほっとするな。東京じゃみんなピリピリしてるからね」
茂「さっきの話な。ボクは好き好んで戦争行かなくてもええと思うな」 「こんな時代だから誰もが一緒という話です」
不安げな和代。 茂「一緒やから、遅いほうがええ言うてんねん。理科に変わったらええねん」 和代「そんな…」
町子「お父ちゃんもそう思う?」 徳一「ん。そやな」 信次「よしましょうこんな話。ボクが歌います〜」

徳一夫婦の部屋〜 蚊帳つって寝ている。 徳一「喜んでたな。…どないしてん?」 和代「信次。なんであんな事…」
「冗談でも言うて欲しくない」和代哀しそう 徳一「そうやな…」

昼間子供部屋〜 ギター弾く信次。
町子「戦争行かんかてええなんて、たるんでるわ。お兄ちゃんはお国のため言うてんのに」
信次「大事な人達を守るためだよ。家族とかね」 孝子「家族て?」
信次「孝ちゃんやマーぼうや和代おばさんやーみんな」 町子「守るため…」
信次「誰かが守らなきゃ」 孝子退場〜  町子の小説に目を止める信次。「最後ノ一人マデ」
読み始める信次。町子「かえして〜かえして〜;あかんあかん」「恋愛小説?」「愛国小説や」 なにやらイチャイチャ?

写真館〜 常太郎「ではいきます」 神妙な空気。カメラの前には出征する軍服姿の男性(石崎正尊)。 
「おつかれさまでした」 礼を言う男「仕上がりは?」 常「2週間ほどいただけば」
男「預かっていただけますか?僕身寄りがないんです。無事に帰ったら受け取りに来ます。」
何かあたっとき、自分の姿があそこにあると、せめた思いたいから… 」
徳一「お預かりしましょう。…その代わり、必ず帰ってきてくださいよ」 男脱帽「ありがとうございます」礼
常「料金は先払いになっております」 寂しげに父を見る徳一。

写真館・仕事終わり〜 カメラを片付ける常太郎。 徳一「あんな事、念押さんでもええのんちゃうかな?」
常「写真屋が写真代受け取らんでどうする」 徳一(やれやれ)な顔。

夜の仕事場〜 昼間の男のネガをキレイに修正する常太郎。町子がやってくる。
「あんたは女の子でよかったな」 町子「わたしは男の方がよかった」 常太郎。低い声で「アホな事いうな」
黙々と作業する常太郎。

翌日・登校日の校庭〜 炎天下、負傷者の手当てする「救護方」の講習会。
町子、キクと組み止血の練習「イタイイタイ。まこちゃんやめて〜;」町子グイグイ
帰り道〜 キク・梅村と川べりで話す「知らない人に、太も止血なんてはずかしい〜♪」
町子「はぁ〜人間手、どないしたらキレイに死んでいけんねやろ?」 不安顔のキク。

信次がいるから帰るという町子。キク「好きなんやろ?」町子「キクちゃんこそ。工場の子のこと」
キク「そうや!でもないしょやで、お父ちゃんに知れたらやめさせられる」 梅村「そしたら〜せせせせ」
町子わくわく〜  「生年月日は聞いたん?」 町子ガックリ〜 キク「ようしゃべらんし〜*」

町子帰宅〜 「暑かった〜」 和代「ダラダラえーへんの。信次お風呂はいってるから、もってって」浴衣渡す
町子、ドキドキしながら風呂の脱衣場へ。「あの〜」風呂の戸が僅かに開いていて、見えるか〜見えないか〜♪
「お兄ちゃん!浴衣ここにおいとくね!」 ダッシュ〜 廊下で深呼吸する町子。

男の人を好きになる。守くんの時とは違う感情の町子だった〜
 
  相変わらず、歯車がかみ合わぬ常太郎と徳一。常太郎には何か考えがあるのだろう。
「家族のために戦う」という信次。では、あの身寄りのない兵隊は、何のために戦うの?
…そういう信次にも、実の親兄弟はいないのだ。どこか投げやりに見えるのはそんな寂しさのせいか?
町子とカンジの仲が心配で、ついカミングアウトしまったキク。「せせせ」は、やはり「接吻」だよね?笑
53) 家の前〜 「信次兄ちゃんどこにする?」記念写真を撮ってもらう町子。少しオシャレしている。
信次、町子の麦わら帽を取り「ないほうがいい」頭をなで、帽子をかぶる。町子ドキドキ〜 「いくよ〜(カシャ)」

いつもの川縁〜 腰掛ける信次と町子。カメラ除く信次「あれ?なんかいる」草むらでゴソゴソ;
川で、大カエル取るカンジ「食べたろ思うて」   「…食べんの?そんなん」「フランスでは高級品や」
信次「誰かの随筆にあったよ。パリの画家かな」 カンジ「それ原書で?へぇ〜」 信次「キミ中学生?」
カンジ「学校行ってへん。動員で作業や」 信次「僕はちょっとだけ先に生まれて、平和な時代に勉強する楽しさを
存分に味わせてもらったんだね。子供から、教育の機会を奪うのは一番の罪。知識がなくなると愛がなくなる。」
「?」 「知らない物に、愛も憎しみも感じないだろ」
「日本の言葉は、美しいよ【人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける】紀貫之
 帰ってきたら国語の教師になろうと思ってるんだ」 カンジ「そしたら、志願?」「うん」 …不安な顔になる町子。
「…ヨシッ!カエル取るぞ〜!」 ザブザブ川に入る信次。 …信次のらしからぬ行動に困惑する町子。

家の前〜 昌江の婚約者・松本富雄(田村ツトム)を見送る常太郎とイシ
イシ 「この子はぼんやりやさかい。厳しう言うてやって下さい」
孝子「ただいまぁ〜」 ポパイ「ワンッ」 松本「うううわぁっ」昌代の陰に隠れる。常「どこか連れて行き!」 「はーい」 
子供の頃にデボチン齧られて犬が怖い田村; 昌代「小さい時からえらい苦労しはったんですね♪」犬も詩人か?
 町子と信次「ただいま〜」 常「なんやお前らその底格好」 2人ともドロドロ〜;
「いらっしゃいませ」お辞儀すると、デカカエルがポロリ 田村「うぁぁぁっ」腰退け
慌てて素手でカエルをつかむ昌代。田村はオロオロ;

写真館〜 和代のオルガンで歌う、昌代・町子・孝子。茂「幸せになって欲しいな」徳一「ぞやな」
茂「すぐ赤紙来たりしたら可哀想や」徳一「怖がりのボンらしいよって、逃げ回って弾には当たらへん」
妹の幸せを願う兄弟。  楽しそうな和代。町子は信次の志願の話を、母に言い出せなかった。

ある日のこと〜 家に訪ねてきたキク。白秋の本を町子に渡す。キク「渡してって言われた…カンジ君。
  工場辞めて学校もどんねんて」 町子「ああそうか…」「何で?私に内緒でいつの間にそんな仲良うなった」
「たまたまや」「ほんまのトコ。口癖までうつってた。ずるいわ!」 走って帰るキク;

夜の縁側に座る町子〜 信次「マーぼう。どした?」隣に腰掛ける「何かあった?へー白秋か」
「カンジ君が貸してくれた」 「学校もどんねんて。お兄ちゃんのおかげかも」「よかったな。…よかった」

翌朝・食堂〜 「お先に」バァバァ婆退席。入れ違いに町子「信次兄ちゃんは?」
和代「東京に帰ったわ。友達から連絡あって。朝からバタバタとー」

二学期が始まった。校庭で竹やり振るう町子。信次のことを考え、浮かない表情。キクとも絶交状態のまま。
黒沢先生も辞めるらしい。 町子裁縫室へ「辞めはるって本当ですか?」
「福井に疎開するの。父の郷里。戦争が終わるまでね」 「終わるまで…」
「いつかはこんな事終わる。町子さんんも疎開したらええのに。竹やりなんかで突き刺す訓練なんて…」
空襲警報が響き渡る〜「あたしは…逃げるわけにはいかへんのです!」 「花岡さん!逃げましょう!」
座り込む町子「先生!さよなら!」

帰り道。梅村とキクと遭遇〜
梅村走り寄る「なぁ仲直りしたら?まこちゃんが謝ったら許してくれるんと違う?」 町子 「謝るようなことしてへん!」 
キク「タケウマの友や思ってたのに!」 梅村「竹馬や;」 町子「私は、悪いことなんてしてへん」

心の中に、寂しさ渦巻く町子。うっすら涙…
 
 

「逃げるわけにはいかへん」は「逃げ回って弾には当たらへん」という腰抜け話を受けての言葉か?
「子供から教育を奪うのは一番の罪」あの川で決意を固め、信次は帰ってしまったの?友達の連絡って何?
カンジはなぜ学校に戻ったの?信次の言葉から、学べる事の有難さを感じて?
で、カエルは食べたのー? バァバァ婆は、なぜ朝の食堂で早々に退席したの?…わからない事ばかりだ;
婚約者のボンボンの弱虫っぷりが面白かった。また出てきてね♪

54) 夏の終わり〜 信次が東京へ帰って数週間。庭でポパイに餌をやる町子。浮かない表情。
居間から話し声。 常太郎「なんでまた勝手に断ったんや」 人手がなく、演奏会の撮影を断った徳一と口論。
常太郎「芝居の時はできたやないか」 徳一「丁寧な仕事がしたいんです」 〜らちあかず。

ある日の夕方〜 町子帰宅。誰もいない 和代「あぁ町子。お爺ちゃん倒れはってん;」 「!?」
枕元に見舞う町子。 常「ああ。町子かお帰り。そんな顔しいな。ちょとめまいがしただけや。大げさなんや皆」
町子心配顔 「夏ばてや。ちょと気張りすぎた。2ー3日寝てたらようなる」 
額に手拭いあてるイシ。 「あ〜冷っこうて気持ちええわ」

食堂・夕飯〜 バァバァ婆、ぽっかり空いた常太郎の席に目をやる。茂「大した事のうてよかった」徳一「疲れや」
茂「体壊してまで設けてもな」 孝子「どこが悪いの?」 徳一「心臓がなちょっと弱ってんねん」
イシ部屋から戻る。 徳一「食べたん?お父ちゃん」イシ「それがな…」空のお茶碗見せる「ペロッと。お代わりやて」笑

ある日の夕方〜 仕事から帰る徳次郎。常太郎が座って写真を見ている。徳一「もう起きてええのんか?」
2人で酒を飲みはじめる 常太郎「その頃の写真屋言うたら今とは全然違うー」 徳一「何べんもきいたで〜」
常「その代わり安い。コレがウケる。そのおかげで、写真館を建てて、お前らを大きくできた。写真好きか?」
徳一 「何?いまさら」 常「お前は写真の腕がいい!」 「え。ほんまですか?」急に褒められ困惑
「ただ経営がわかってない。写真屋はな。撮って欲しいときに撮って差し上げなあかん」 徳一「わかってる」
「喜んでもらう。それが基本の基本や」 「ええ写真やなかったら喜んでもらわれへん」 穏やかに見つめあう
常「誰に似たんかー」笑顔で酒を注ぐ「頑固もんやで。さ飲め」 「お父ちゃんも。ほら…」

ある日の朝〜 イシ「誰か〜!!」叫び声 「お父さん!お父さん!お父さぁん」常太郎の体を揺さぶる。
常太郎すでに亡くなっている。駆けつける徳一・和代。 徳一放心「お父ちゃん」 穏やかな死顔−−

通夜の晩・厨房〜 みな喪服姿。昌代に支えられイシが入ってくる イシ「悪いなぁ和代さん。まかせきりで」
かっぽう着の和代「ゆっくりしってて下さい」 イシ歩くのもおぼつかない…。
祖父の食堂の椅子を見つめる町子。 和代に頼まれ、バァバァ婆の夕飯を運ぶ。

廊下から声かける町子 「バァバァ婆ちゃん?」返事がない。 障子をあけると、独り泣いているウメ
「なんで私より先に…逝かなあきまへんのや…」涙がボロボロ。 町子歩み寄り、しっかりと手を握る。

写真館〜 茂に「不動産権利証書」を渡す徳一「お前の店や。お父ちゃんが資金と土地準備しててくれたんや」
徳一「だいぶ前から用意してたらしい。2-3日前に渡された。僕らのためにお得意さん増やしかったんやな…」
証書を見つめる茂。 徳一「照れ臭うて、よう言わんかったや」 涙堪える茂「そやな。お父ちゃんらしわ」
兄弟。感謝の気持ちいっぱいで、傍らのカメラを見つめる。

初七日すぎ。古城あやめが訪ねてくる。常太郎の遺影に手を合わせるあやめ。
居間〜 お茶を出す町子。徳一「わざわざ恐れ入ります」「公演が終わったらぜひお礼にと思っておりました」
「劇場が、3日前閉鎖になりまして」驚く町子・徳一「え?」 あやめ「役者の中には、この舞台を最後に
出征する者も。華やかな時代の大事な大事な思い出です。」 深々と頭を下げ、感謝の礼を述べるあやめ。
「すばらしい写真でした。お父さまも誇らしげに(息子は僕より腕がいいんです)と」 徳一「父が?」
あやめ「まるで小さい子供を自慢するように」 涙堪えきれぬ徳一。
写真館〜 カメラに手を置き、そっと撫でる徳一。遠い目−−

学校の帰り道〜 川縁に腰掛ける町子。信次・黒沢・祖父も去った−−
梅原「まこちゃん。呼んできた」後ろにキク。 町子「前みたいに話したいんよ。一緒にいてたいんよ」
キク「しゃないな。チクマの友やもんな」町子「竹馬や」「わざとやー」 仲直りできた
 
 

常太郎が死んでしまった。すべてのわだかまりを、きれいさっぱり整理して。
兄弟が父の話をし、傍らのカメラを見つめたとき、そこに常太郎の姿がみえた−ような気がした。
多くを語らない男。古い気質で、誤解されたりと面倒クサイ部分もあるけれど、なんかカッコイイです!
しかし、バァバァ婆ちゃんの気持ちを思うとやりきれない。私もいまいちな娘ですが、せめて親よりは
長生きしたいと思っとります。
なんかどんどん長くなっている。どうも入れr込んじゃって削れなくて…。来週からなんとかします;


10週「いのり」 12/4-12/9
55) 昭和19年。戦況さらに厳しく。写真館外に昌江の夫婦の写真(お嫁に行ったらしい)
掃き掃除している町子。信次から手紙(達筆!) 「一月十五日岡山で入営する」と書いてある。
信次は。大学を休学し志願兵になったのだった。
昨年の秋、常太郎死去。泣いてばかりいた曾祖母も年明けすぐに後を追うように逝去した。

信次の手紙読むも「心配したってどうにもなれへん。学校遅れますで-」と気丈に振舞う和代。
そんな 和代が心配な町子。  町子、信次との再会を花占い。没、、  

全国の学生は1年繰上げとなり、町子らも卒業することに。しかし、 勉強にも、軍事協令にも集中できず、
自分の行くべき道に迷う町子。キク梅原に相談するが、話にならない。

食堂〜 徳一にグチるイト「せっかく技師さん来たのに半年で赤紙やて;この忙しいのに」
町子登場「お父ちゃん。新聞知らん?」 イト「町子それバァバァ婆ちゃんに…。。せやな;」哀し…
新聞に、湊川神社でお百度踏む少女の記事。徳一「毎朝やで。必勝祈願」和代「身内でも戦地に?」
町子「ただ日本のためだえけやて…これや!大和なでしこで行こう!」 

翌朝〜 町子早起きして近くの神社へ。「どうか日本が勝ちますように!」 …始めたばかりなのにフラフラ;疲れ
神主さん「まだ見つかれへんのか?わし探しとくから。学校いきなさい」 「落としもんじゃありませんっ!」〜挫折。

学校の廊下〜 女教師「こんなもん読んで恥ずかしくないんですか!?」説教されるキクと梅原。
「恋する新撰組!恋愛モノは禁止です」 覗いていた町子も荷物検査。小説「初恋」没収;

帰りの市電内〜 キクから借りた聖書を読む町子。空襲警報!電車停止「ビルの下に避難して下さい!」
大勢が薄暗いビルに。赤子の泣く声。階段に座る 「なんやアーメンか?」ふと見るカンジ「久しぶりやなぁ」
「全然気づけへんかった」「僕はすぐわかったで」隣に座る「すぐ(警報)解除や。ほんまもんも、もうじき来るやろな」
カンジ「…聞こえてる?」「大変やったんやから!あの後」「あの後て?」「白秋の本!」「よかったやろ?」
「キクちゃんがね!」「キクちゃんて?」 「あんたねぇ〜;…もうええわ」 暢気さにあきれる町子
町子「学校は?」「行ってんで」「なんかおもろい本読んだか?」「初恋」「ツルゲーネフ!」「取上げられた」
「なんでや」「不良行為にふけるようになります〜て」笑
男「やかましな!お前ら!」 立ち上がるカンジ 男「なんやヤルのか?」喧嘩ごし
女「せっかく(赤ん坊)なきやんだのに!!怒」 男「…すんません;」 解除になり、皆外に出る。
カンジ、町子に本を渡す「貸しといたるわ。またな」 罪と罰/ドストエフスキー

聖書読む町子「これや! 〜私の魂を、あなたのためにゆだねます〜」 カメラ目線×目がキラリン☆
ひざまづき「これこそ気高き精神や!」 再び〜カメラ目線(笑

居間で干し芋焼く孝子〜 町子「孝子♪なにか〜お姉ちゃんにして欲しいこと〜あらへん♪」「?いらんっ!」
「何やのっ!(イカンイカン;) 〜そぉう。では〜勉学にすすみたまえ〜♪」 いったん去り戻って「頭なでなで」
孝子「お姉ちゃんなんかけったい」 和代「ん?いつものことですがな」 孝子(芋芋〜♪)

今度は聖書ブームに〜。学校帰り、梅原の提案で「神のこひつじ幼稚園」を訪ねる3人〜
 
 

聖書に進むべき道を見出した町子。感化されやすい; ひざまづいてのカメラ目線や、
聖人になりきって「孝子ォ♪」と
話しかける場面は、もう「直美」化している。そろそろ大人の町子が恋しい。
和代の「いつものことですがな。」はこんなに昔から繰り返されていたと思うと、説得力がある。
カンジと町子の会話もテンポよく楽しかった。キクの名前すら覚えていない、カンジの無関心さに
あきれる町子だったが、 思えば、騒動は女子チームの勝手な空回り。
カンジにはゼンゼン関係ない事だよね; あのそっけないところが、男らしくていいわ〜♪と、カンジ贔屓。

56) 梅原の見つけた「神のこひつじ幼稚園」へやってきた3人。おそるおそる潜入〜
「どなたですか?」竹山牧師(金替康博)登場。中へ入れてくれる。奥で草の葉を煮ている竹山;
メガネもボロボロで、教会の運営ももかなり苦しそう…。
集会所は質素で学校のよう。「教会」というカンジではなく。キク「寄席の下足番みたい…」きしむイス。
賛美歌の栞を渡されワクワク。近所の母と子供4人もやってきて集会がはじまる。
母も珍しい来客に喜ぶ。ーが腰掛けたイスが壊れ「ぎゃ〜;…壊してしもた」3回目らしい;

帰り道。何を祈ったかーを話す。「忘れ物したわ」と戻る町子。

集会所〜 イスを直す竹山(不器用でケガ;)胸を押さえる竹山「胸に持病があって、兵役にはいけない」
町子「イス壊したの私なんです。黙っててごめんなさい!」 竹山「師は全部知っておられましたよ」「え?」
「だから正直に話す機会をあたえ。黙っていて苦しかったでしょう」 竹山が書いたであろうキリスト画を見る町子。

夕飯〜 徳一 「神のこひつじなぁ」和代「アーメンか?」 町子「心が澄んで美しくなる気がする」
父母は容認。祖母はムスー;

寝る前に祈る町子。孝子「我らが父って陛下?父がいっぱいでおかしいやん;」町子「ウチにもいるしー」孝子納得Zzz

写真館〜 徳一に意見するイト「あんなとこに行かせて…」徳一「自分で決める年頃やで。町子も柔らこうなってきた」
イトと入れ替わりに和代。出征する人が増え、仕事が忙しい徳一「仕事続けられるだけありがたい」「そうですね」
徳一「心配せんかてええ。はしかみたいなもんや。そのうち飽きる。お国のためーなんて目ぇ吊り上げてるよりええ」
和代「心配なんてしてません」「そうか。」〜2人笑顔。

ある日。家にカンジが来る。「罪と罰」に挟んだ友人の住所回収〜 町子「神様ってたくさんいてはるのやろか?」
カンジ「うーん。ほんまのトコ、神社の数だけいるんとちがう?」「もええわ;」
カンジ、クンクン「?…なんかええ匂いせぇへん?」 ホットケーキ呼ばれるカンジ。ラキー♪
「うっわー♪ええ匂いや」鼻にハチミツ「あんたんトコまだこんなん食べてるの♪」「闇の小麦粉;内緒やで」
「うまい、ええなぁ〜♪」 カンジは八幡寺?高校へ進学がきまった。
和代「この子は算術がまるであかんから;」 カンジ「算術教えたってもええで」「結構です!」

町子ちゃんは算術の試験がない清水女子専門学校に合格。
制服着て記念撮影。 徳一「町子。べっぴんさんやで。悩殺やな♪」町子「もうちゃり言うて〜」 →ちゃりって何だ?
徳一「ヨッシャ撮るで〜ポパイの目は何個?」「ニコー♪」 カシャ☆

そして7月〜 食堂で、学校の話をする町子・孝子。「こひつじ」へ行こうと出かけるが、孝子に呼び戻される。
孝子「お母ちゃんが〜お母ちゃんが;」 和代「大丈夫や。」 「どないしよ;どないしよ;」孝子オロオロ
 
 

意外にあっさりとアーメンに乗り換えた町子。軍国少女とはサヨナラ。暖かく見守る父母がすてき*
和代のホットケーキ美味しそう!草を食べている竹山とは大違い;気の毒だ…。
制服姿で、徳一に記念撮影してもらう町子「悩殺」って久々出たね。父親は子供の頃の話をよくするものだ。
徳一も、立派に成長した娘を前にして、幼ない頃の町子を思い出していたのでしょうね
。(ええ話や〜)

57)  暑い日。倒れた和代を心配する姉妹。イト「常太郎の初盆」の話しながら登場。さりげなく和代を気遣う。
和代「心配せんかてええで」 孝子「暑さ疲れやろか…?」

町子・梅原・キク。進路は別々だが、週1回「神のこひつじ幼稚園」で会っている。
梅原は女子専門学校へ。キクはミナミの紡績関連の会社に就職した。

教会の帰り。広場に孝子「お母ちゃん具合悪いのに。お父ちゃんはニコニコ笑ってるだけ」
町子「ニコニコ?」ピンときた町子「〜心配せんでもええわ♪」孝子「何?何?−あ。お客さんやで」

町子が帰宅すると、 カンジが来ていた「よ。面白い本もってきたったで」
ホットケーキ食べるカンジ。  町子 「それが目当てか〜」 和代「たくさん食べてね*」
町子和代に「寝とかんとてええの?」 和代「大丈夫♪」お腹に手をあて退場〜
カンジ「おめでとうさん。」 町子「え?」孝子「え゛〜!!?」 町子「何であんたが知ってんの?」
お茶持ってくる和代。 孝子「おめでたなの?」 和代「誰から聞いたん?今晩にでも話そうかと…」
孝子「なんでこのお兄ちゃん知ってんの?」 和代「え゛ー?」目をまん丸くする
カンジ「や困ったな;庭にドクダミ干してあったやろ。ウチのお母ちゃんも弟できた時、体力つけるために…」
和代笑顔に。 カンジ「すんません;」 和代「男の子のなのに〜ようみてはる。面白いお友達やこと*」
町子、先に言われムス〜; おかまいなしで、美味そうにホットケーキ食べるカンジ。

夕飯〜 徳一「お父ちゃんがビックリさせようおもってたのになぁ♪」ニコニコ顔
イト「兄弟ができるんやで♪また賑やかになるなぁ」 孝子「お姉ちゃんかぁ〜」 みんなウキウキ
徳一「新しいこと考えたんや」−當写眞館デ 写眞の基礎教ヘマス−の張り紙。
「将来は普通の人もカメラ持つ時代がくるはずや!その友達にも話して」

初めての教室の日〜 生徒が来るか心配なイト。「月謝は小遣いの範囲なんていうまいな?」和代「まさかー」
写真館〜 「う〜ん。初心者にはコレやな」カメラ選ぶ徳一。少年が入ってくる。
少年 「あの〜月謝は?」 悩む徳一 「お小遣いの範囲でええさかい。入って入って♪」
カメラの説明をする徳一。生徒は4人。そこへ町子とカンジ。「入って。入って♪ソコ座って」
徳一嬉しそう「写真は光の芸術や〜」 台所では和代がホットケーキ作る。生徒に振舞うため
「うまい。うまい。」みんな、写真よりホットケーキに夢中;

夕食〜 「やーよく集まった♪」満足げな徳一。イト「束脩(そくしゅう)は?おやつまで出して;お父ちゃん何ていうか…」
徳一「あの子見所あるな。どこの子や?」 町子「さぁ…」 和代「工場にいた子やろ?お父さん治って辞めはった」
徳一「人に興味があるようや。今日は、ホットケーキに一番興味や」(笑)

2回目の教室。さらに大勢の生徒が集まり、喜ぶ徳一。
少年「あの〜ここですか?写真機の説明おとなしく聞いてたらホットケーキ食べられるって」徳一「…;」

写真館〜 後片付けする町子「皆写真になんか興味あれへん」 カンジ「自分トコが恵まれてるて気づいてる?」
町子「お菓子振舞うためにはじめたんやないねん!」 「ええねん。どんなきっかけでも」徳一登場
「1人でも本気で興味持ってくれれば…」徳一退場 カンジ「あんたかてそやろ。聖書や賛美歌の響きで教会行ってる」
町子「信仰心があるんですー!」 カンジ「その神さんがホットケーキ食べさせてくれたらええやろな。」

幼稚園〜 梅原「えっ!あの子が写真館に?」キクに話しておくきか〜梅原に、相談する町子。
それとなく、聞いてくれと頼むが「キクちゃんが大事なら、自分で相談したほうがいい」と断られる。
 
 

あんなに賑やかだった食堂も、今ではたった5人に;寂 そんな中、祝☆和代さん御懐妊♪
暗い出来事の多い中、 家族が増える事は、なによりの希望になるだろう。
「男なら写真館の跡取りに」とはしゃぐお父ちゃん−−写真館の行く末を考えると悲しいセリフだ;
カンジが懐妊に気づき、バラしてしまう件が面白い。カンジの洞察力はさすが。しかしホットケーキ美味そうね。
現代版に登場しない人物(カンジ・信次・梅・キクら)が、今後どうなってしまうのかが気にかかります;
生まれてくる弟が「信夫」ということは…。ま、やめとこ

58) 教会〜 町子は、カンジが写真教室に来ている事をキクに話す。
キク「それで?」「怒らへんの」「何で?名前聞くまで忘れてた。仕事と家の事で忙しくて…」
キクの母は、明日から再入院だという。
竹山牧師。野草の鉢を持って登場「煮てみようと思って。アメリカで食べたんです」 町子「アメリカに?」
「戦争の前にね。楽しかったなぁ。戦地で出会ったら彼らに銃を向けることができるのか…」
竹山去り、キクと梅原「また、痩せはったね…」と話す。

花岡家・夕飯〜 卓上にたくさんのおかずが並ぶ。イト「和代さんしっかり食べなはれや。久々のかしわや」
徳一「2人分やもんな。やや子が産まれる話したら、料理屋の大将が卵あげましょて」
イト「コレコレ;子供らの前で−よそに言ったらあきまへんで」 うなずく孝子。
徳一「はよう終わって欲しいもんやな」イト「よそで言ったらあきまへんで;

翌朝〜 和代が新聞を手に、慌てて起こしに来る。「町子!コレえらいことや」 寝ぼけている町子
新聞記事「奉安殿炎上す 御眞影・勅語謄本焼失」(梅原父が校長の学校敷地内にある建物)
町子「出火の原因は不明、当校の梅原校長は…」 やるせない表情;

いつもの川縁〜 3人娘。キク「大変やったね…」 梅原「お父ちゃんのせいやあれへん」 町子「わかってる。」

写真館〜 写真教室にはカンジ1人。 カンジ「竜馬や土方も、競って写真撮ったそうですね」
徳一「いつ死ぬか解らへんからこそ、写真に残しときたかったんとちゃうかな…」
徳一退場 お茶出しに来た町子に、小声で(一番熱心や。) カンジ「よ。今日写真機覗かせてもらった」
嬉しそうに「やっぱ面白いわ〜写真♪」

カメラを通して町子を見るカンジ「そうか…友達のお父ちゃんか。大変やな」
「せやけど、写真残して死んでしまうのと、写真だけ焼けるのと、どっちが大変なんやろか?」
町子「陛下の御眞影やねんで!ただの写真とは話が違う!よそで言うたらあかんで」 「…うん。ま。せやな」
夏休みには、徳一を外の撮影に行くという。「写真は芸術や。文学は言葉の芸術。写真は光の芸術や」
またカメラ覗くカンジ「なんかオモロないなぁ〜被写体があかんからや」「もういっぺん言うてみぃ!」「堪忍!カンニン」

花岡家・夕飯〜 徳一「や〜あの子は見所あるわ」カンジをベタ褒め。イト「おやつ止めたら辞めるんじゃ?」
徳一「学校出たら技師で着て欲しなぁ。跡継ぎに苦労はさせんような〜♪」気が早い。男と決めている
玄関で叫ぶキク 「マコちゃん!マコちゃん!」 
「マコちゃんえらいことや;」オロオロするキク 「梅原さんのお父さんが亡くなりはったて。警察きてた」
町子 「…えっ。警察?なんで?」 キク「どうないしよ;どうないしよ」  梅原父は自殺してしまった。

夜台所。 和代・イト「なんでまた自害なんて…」 徳一帰宅。和代塩を持って玄関に
徳一。塩を断り「家には入れてもらわれへんかった。学校で話きいただけや」 2階から町子「お父ちゃん…」

居間〜 事情聞く町子。徳一「奉安殿の責任とるという手紙があった。通夜も葬式も家族だけでやりはる」
町子を案ずる和代。切ないと 泣くイト。 町子は部屋で泣いていた。  〜数日は梅原に会えぬままだった。

数日後・川縁〜 3人娘。町子「長崎?」 梅原は叔父の家へ行く事に。「梅原さんだけでもウチに住まへん?」と町子
母を1人にはできぬと梅原。 再開を願い、歌う町子とキク。しっかり前を向き聞いている梅原。
 
 

他所では、野草まで食べているという。梅原の母も栄養状態が悪く病が治らず; 町子は恵まれた環境に
多少の やましさを感じているかも。しかし、身重の和代を思えば「よそに言ったらあきまへん」もアリだな。
梅原は、父の自殺で長崎へ。よりによって長崎なのか…無事を祈ります。
カンジと町子はやけに仲がよかった♪キクとのわだかまりもなくなり、徳一もカンジがお気に入りだからね。
戦争を乗り切って、立派な写真家になって、世界を駆け回って欲しいものです。
ところで、カンジのテンポのよい話の進め方って、カモカのおっちゃんに似てません?タイプなんだろな〜

59) いつもの川縁〜 町子、キク「神様はなぜ死なせはったのやろう。あんなに立派に仕事してはったのに」
病状の思わしくない母を思い、神の存在に疑問を持つキク。町子、立ち上がり、無言で走り去る。

教会〜 町子、険しい顔でキリストの絵を見つめる。 そこへ竹山牧師登場「こんにちは。他のふたりは?」
梅原父の死を知りショック受ける竹山; 町子「新聞では見事な死だったと」 竹山「いけません!そんな言葉で」
驚く町子。 竹山「そんな風に褒めるのはよくない事です。けなすのもよくない…」 「なんで?」
竹山「時節が悪いです。悪い時代です」 町子「潔い立派な生き方だと思います!なんで?」声を荒げる
「先生にはわかりません。お父さんの気持ちも、梅原さんの気持ちも」、お母さんの気持ちも!」走り去る
ひざまづき、神に祈る竹山。 〜その日以来、町子が幼稚園に行くことはなかった。

花岡家・居間〜 2ヶ月前の、信次からのはがきを見る和代。徳一「便りがないのは、元気な証拠やで。な」
身重の和代を気遣う。写真教室はホットケーキとともに(カンジ以外は)いなくなった。 男か女かと、推測するイト*
和代お腹の子に話しかける「あんた、男の子なんか?女の子やないんか?」 …心配がつきません。

子供部屋〜 町子「小次郎敗れたり!」今度は時代小説か?
「それ!私のワンピース!?」孝子と取っ組み合いの喧嘩。 そこへ、カンジ登場。

写真教室〜 カンジに講釈。そこへお客〜軍服の息子と母親(白幡英子)
残りのフィルムで好きなものを撮っていいと言われ、カンジ喜ぶ♪目がキラキラ

広場〜 カメラ覗くカンジ。傍らに町子とポパイ。カンジ「17歳以上の男は兵役に就くて決まるんやて」
「知ってるか?動物園では動物処分されてんねん。空襲で逃げたら人噛むから」
ポパイに「ライオンに産まれんでよかったな。ライオンに産まれて後悔してるで」
町子「男に生まれて、後悔してんの?」「それはない」ただ、時代が選べたらよかったなーってーホンマのトコ
「時代?」 「好きなワンピース着て外歩ける時代や」笑顔。町子「選ばれへんよ…」カンジ物憂げに町子見つめる…

写真館〜 カメラの前には、明後日戦地に行く息子と、悲しい顔の母。 徳一「…ええお顔です」

食堂・夕飯〜 徳一「写真の仕事に興味があるて。見習いで仕事に連れてってもいいなぁ」カンジの話題。
まだ服のことで喧嘩中の姉妹。孝子「私の方が可愛いもん!」和代「同じような顔して;」

徳一部屋〜 和代「最近着るものや、お化粧に興味出て。反抗的で…」 新聞読みうわ空の徳一「ふーん」
「聞いてはりますの!?」 和代#プンプン;

数日後・写真館〜 カンジの写真見る徳一「…ええ写真やな。」照れるカンジ  徳一「町子。コレ見てみ」
写真は、ゾウ・ライオンなど。 カンジ「もうすぐおらんようになるから…」 徳一「かぁいそにな;」

広場〜 カンジ「カメラ覗いてたら時間忘れてしまうんや」町子「小説より面白いの?」
カンジ「どっちも。でも小説で身立てんのはなぁーホンマのトコ。 小説家になろうなんて考えてんのか?」
町子「や。まぁ〜 おかしかったら笑ろて」「笑わへん。この時点でボクの負けや。本気で思われへん者は負けや」
カンジ「写真家が簡単なんて思ってへんで」「ホンマのトコ?」「そ。ホンマのトコ

昭和20年。町子も勤労動員で働くことに。鉄製品の供出など戦争の陰も色も濃くなった。
だいぶお腹が大きくなった和代。毛糸のぱんつを恥ずかしがる町子。和代「工場は冷えますやろ。かいらしやん♪」
「旋盤さわらすために上の学校行かせたんやあらへんのに…ほんまに;」

子供部屋〜 町子リュックに着替えや缶詰を詰める。工場の寮に寝泊りして、週に一度家に戻る生活。
「やっぱりおいとこ」 ピンク色の手編みの毛糸パンツは家に置いていく事に。
 
 

町子のやり場のない憤りを受け止める竹山牧師。立派でした。 町子は納得いかないままだけど;
「竹山」って言ったら、キレ芸が売りなんだがね …もう出番終了か?
「時節が悪い」 竹山の言葉には反発した町子だが、カンジの言葉なら、どう受けとめる?
産まれてくる子供/明後日出兵する息子と母親/徴兵される男子と処分されるライオン
男に生まれたことも、ライオンであることも、自分の意思ではないのに、時代には逆らえぬ。
カンジが被写体に選んだのは処分されるライオンだった。「もうすぐおらんようになるから…」という
カンジの言葉は、誰に向けられたものなのだろうか。ライオン?ゾウ?それとも自分?
そしてその写真を見て「ええ写真や」と褒める徳一も、また男なのだ。…深すぎる。。

さて。 以前、キクが行ってたカンジの口癖は「ホンマのトコ」だったのか!納得
2人の表情が〜特に町子を見つめるカンジの目がイイ。カンジは何歳だ16?17?心配じゃ;
今日気になったこと。徳一はAB型。カンジはA型かぁ(名札より)〜ふむふむ

60)  勤労動員。工場で働く町子。旋盤で飛行機部品を作っていた。

花岡家〜 赤いマニキュア塗っている孝子。和代が来てごまかす+買い物頼まれる。
外から帰っても、左手の手袋をはずさない孝子。夕食でもー 徳一「したままやで」「しもやけで…」
和代「取りなさい。…取りなさい!」 赤いマニキュア・どーん! 「孝子ォ!」和代カミナリ;

週末の帰宅でマニキュア話を聞いた町子「きいたで」孝子「あげへんで。工場で何してんの?」
町子「旋盤でネジ作ってる。飛行機の部品 …孝子。頼むで。家の事…」「やっぱひとつあげるわ」

「和代さん!」イトの声。電話で話している「こっちは大丈夫だす。えらいことで…」
町子「どないしたん。お母ちゃん」 和代放心 イト「いま岡山から電話で、信次さんが…」孝子「どないした!?」
「信次さんの飛行機がフイリッピンの沖で…」 「あぁ…」口をおさえ、崩れるようにへたり込む和代;

夜〜 部屋で泣いている町子。 鉄鍋磨くイトと和代「こんなもんで飛行機作って…」
「若いもんに、あんな死に方さして。 好きな勉強して、友だちと遊んで、仕事について、
 結婚して、子どももって…。そんな事も、そんな幸せも知らんまま」涙がとまらない
和代 「この子かて男の子やったら…そんな風に持ってかれる」イトも号泣「和代さん!しっかり」「お母さぁん」…涙涙

写真館〜 信次の弾いていたギター抱える徳一。弾いてみる 〜信次回想〜
町子の部屋〜 あの夏に、玄関先で信次に撮ってもらった写真を見つめる町子。

玄関前〜 入るのをためらっているカンジ。ポパイの餌を手に出てきた町子「あ。」「よぉ」「こんにちは」←よそよそしい
カンジ「聞いた。信次兄ちゃんのこと」「ん」「残念やったな。国語の先生になりたいって言うってはったな」「うん」
「あんな。今日で終わりやねん。写真教室」動員で山の中の作業場に行く事に「もうこられへんねん」
「こんなけったいな時代。なんではよおわらへんのやろか。ホンマのトコ」 町子「…」
家の名から、徳一の声「しっかりせい!お母ちゃんゃ〜ん!」町子駆け寄る。
徳一「早いんや。呼んできてあのひと!ホレホレ」 和代「お産婆さん…」町子「どこ?」
徳一「お前取り上げたお産婆さんや」町子「覚えてへん;」 和代「電車道渡って…3つ目の辻…」

二階からイト「町子はここにいときなはれ。そこのぼん。産婆さん呼んできてくれへん?」「ボク?」
町子と徳一にテキパキ指示するイト。流石じゃ〜 部屋から追い出される町子と徳一
徳一「誰に似たんか気の早い子やな…」 顔を見合わせ「…おじいちゃんや!!」
カンジが産婆(新海なつ) 連れて戻る。腰まがり、ヨロヨロ〜大丈夫なのか?
産婆さん。町子を見るやシャキッ!「や〜大きなって♪」町子「なりましたー」「1,2、3人目や」徳一「お世話になります」
町子「大丈夫?ヨロヨロしてはるけど」徳一「15年前からあんなんや〜」

食堂〜 カンジの横でウロウロする徳一「なんか手伝えへんか?行っても邪魔になるだけや;あーうー」 
カンジ君 最後の写真教室だったのにー言いだせず;
孝子「えらいことや。うまれてん」徳一「えっ!」孝子「ウラの鮫島さんとこに子犬が、それがポパイそっくりやねん!」
町子来る「もうすぐ産まれるて」 徳一「そうか!うんっうんっ」 ←かなり焦ってる
孝子「!?赤ちゃん生まれんの?なんで教えてくれへんの〜」父妹退場

カンジ「弟かな?」町子「男がええな」カンジ「お母さんは女がええて思うてはるんと違うかな…」「え?」
「兵隊に行かんかてええ。 …そろそろ帰るわ。おじさんとおばさんに、よろしうな。」玄関に向かうカンジ

追いかけてくる町子「待って! 写真教室もうこられへんて言ったん?」「や。それどころじゃ」
「また来て。…戦争が終わったらまた来てな」 「わかった」「約束やで」「ん。ほなな。」「ほな。」

「オギャーーーッ!」 力強い産声。
孝子「お父ちゃん!」町子「お父ちゃん!」 徳一「う。産まれたぁ〜☆」 姉妹「おめでとう!」
徳一「うんうん!よかった。よかったぁ〜」全身で喜んでいる
イト来る「ふたりとも元気やで」 徳一「そそれで?」 イト「男の子♪」
徳一「うわ〜あはははは。バンザァ〜〜イ!バンザァ〜〜イ!」 姉妹「バンザ〜イ!」

ポパイとカンジ「おめでとうさん。」丁寧にお辞儀して去っていく…

花岡家に長男が誕生。弟は「信夫」。信次から一文字もらおうと言ったのは徳一だった。
母の近くに集まる家族。徳一「鼻のあたり。お父ちゃんに似て男前や♪」みんな、メロメロ〜


 

「兵隊さんが乗る飛行機のネジを作っている」と、孝子に得意げに話していた町子。
皮肉にも信次は飛行機で死んでしまった。そんな事もあって、町子の口から「戦争が終わったら」 という
言葉がでた。もう「軍国少女」町子ーはいないのだ。
悲しみの癒えぬ花岡家に、長男誕生。和代は落胆したでしょうか。男でも女でも愛おしさに変わりはない。
「もうすぐ戦争は終わるから、もう少しの辛抱や」と言ってあげたい。くぅー
カンジと町子が別れを惜しむ場面。縁側から射す夕日に包まれた2人。その顔に当たる光と影が美しかった。
カンジ君、騒ぎに巻き込まれ、皆とせぬままフェードアウト。今日で終了なんですか?寂しい〜;
産婆さん、チラっとしか出てないけど、いい味出してた。それから、ポパイもパパに?やるな〜ポパイ(笑


11週「おとうちゃん」 12/11-12/16

61) 昭和42年。戦争中の体験を小説に書いている町子。(久しぶり!)

昭和20年3月。東京で大きな空襲。大阪にはこないと思っていた人も少なくなかった…しかし、
写真館前〜 空襲警報が響く中、逃げ惑う人々。   暗い家の中〜 孝子「空襲や空襲や〜」
徳一「また空振り違うんか?」  防空頭巾をかぶり、身を寄せ合う姉妹。「お姉ちゃん怖い」
徳一「はっカメラ!みんな防具豪入っときなさい!」写真室に向かう。和代「あんたもはよう!」
3月13日大阪大空襲だった。

空襲前に遡る〜
庭先にポパイ。食堂で町内の集まり。近所の男衆に、いり豆を振舞う和代。
ガラス屋(酒井とおる)「焼夷弾の消火なんてムリムリ」 酒屋(酒井くにお)「新聞の敵機の数なんてあんなもん
ちゃう。日本バンザイ。お手上げですな;」 まだ、のん気に世間話をしている。
町子(ええんやろか…あんな事言うて)心配する町子。
徳一「もうここらは空襲来ませんやろ」 酒屋「そのうち仲直りの方向違いますか?」

台所の 和代「仲直り−言うもんは、勝ってるほうがいうもんや。はじめに言うといたらよかったのに。
 お偉いさんは無責任や。 あかんと思たらすぐ投げ出して、他の人に押し付ける。若いもん、よーけ死なして…」
町子母に寄りそう。 「私がいない時、空襲来たら本もって逃げ出してな」
和代「まかしとき。おばあちゃん、怖い目遭う前に前に、天国行けてよかったな」
町子「今頃は、おじいちゃんと、バァバァ婆ちゃんと楽しいお酒でも飲んでるわ」「せやな」

翌日・工場〜 旋盤作業をする町子。 休憩中、仲間5人「おとといの空襲怖かった」「B29飛んで来るんやろか?」
町子「大丈夫。神風吹くから」 「神風ねぇ〜マコちゃんほんまにそう思ってるの?」「うん。」

それ以降も、何度も空襲が襲う。そそいて6月1日〜  写真館で片付けする徳一。
遠くからサイレンの音 「…また空振りちがうんか?」 地震のような揺れ。遠くから爆音「和代!和代!」

町子の工場〜 サイレンが響き、慌てて避難する女学生たち。 2時間後〜警報は解除。静かになった
「マコちゃん!えらいこっちゃ!」駆け寄る友人達「大阪の北や福島の方やられたって。
大阪の空、真っ赤やったって。はよ帰り!」 半泣きで走る町子。
大阪市内は黒い煙で夜のようだった。たどり着くと、写真館は焼け落ちていた。
瓦礫の中から「花岡写真館」の看板を見つけ、呆然としている徳一。
町子「お父ちゃん!」倒れる町子を支える徳一「大丈夫か?」 家族は無事に避難していた。
「写真館…お父ちゃんの写真館」 徳一に抱きかかえられ、泣きじゃくる町子「なくなってしまった」
徳一「無事でよかった!よう戻ってきたな。よう帰ってきた…」

花岡家は、市内の知人の長屋を借り住まうことに。
横になる町子。和代にケガの手当てしてもらう「道端にようけゴロゴロ転がってた…まだ生きてはるひとがいてた。」
家までの光景を思い出す「荷物運んでるのかと…真っ黒で。たくさん;たくさん;」 和代「町子もうええて。寝なさい」
徳一「ゆっくり寝るねんで。安心しい。みんな傍におる」 落ち着く町子。眠りに…

3日後。玄関先にススけたポパイ。起ようやくき上がることができた。すべて失い、心はすっかりからっぽに…
みかん箱の机で食事。「ごちそうさま」食べられない町子。和代がトランクを差し出す。中には人形や少しの小説。
「お母ちゃん」町子の顔に光。 「これだけしか持って出られへんかった」「ありがとうお母ちゃん。ありがとう…涙」
家族全員の写真もあった。「写真館。泣くな手しもたけど、みんな一緒にいていてられるんやね」
町子に 笑顔が戻る。徳一「そやで。町子」

昭和20年8月15日〜 ラジオから、天皇陛下の声。
孝子「何言ってるか解る?」町子「戦争はやめるって言うてはるのと違う?」孝子「勝ったん?負けたん?」
和代「負けたに決まってる」 徳一「終わった。」   長かった戦争は、突然終わった。
 
 

瓦礫になった写真館に愕然とする町子。徳一は、町子の無事になにより安堵する。きっと、町子を待っていたのだろう。
お母ちゃんは、約束どおり小説を持ち出してくれていた。幼い信夫を抱え、必死だったろう。
ただ1枚残された写真は、あの賑やかだった時代に、居間で家族みんなで撮ったものだった。
祖祖母、祖父母、叔父叔母の暖かい笑顔。家が写真館で本当によかった。 あの長屋で、母子は
ずっと暮らしてきたのだ。町子が嫁ぐ日に、何度も振り返っていた気持ちがようやく解った。
写真も、人形も、長屋も。現代版では何気なく見ていたが、ひとつひとつに大事な思い出があるのだな。

終戦の詔勅は、やはり大人にも理解できなかったようだ。初めて聞く天皇陛下の声に驚いていた人も、
鼓舞する放送と間違って万歳三唱した人もいたという。たしか「起立して聞くように」って前放送が
あったんじゃなかったっけ?それも解らなかったのか?それとも、花岡家では「ま。ええわ」て感じだったか?
ウチの母も「ゼンゼン意味がわからなかった」と言ってました。 (今日は母の誕生日でした*)

62)  戦争は終わった。 台所で料理する和代と町子 「こんにちは〜」(高見国一)大家参上。
「終わりましたなぁ。神風は吹きませんでした。コレお嬢ちゃんらに」新聞に包んだ細いサツマイモ。
「お互い元気出してがんばりましょ」「ありがとうございます」 ←大家いい人っぽいな。
和代「ひさしぶりに南蛮サツマこしらえよ♪」 縁側に腰掛ける元気のない徳一の姿が気になる町子。

終戦からひと月たらず。徳一は体の不調で寝込む。 〜枕元には小さなカメラ
夜〜 蝋燭の明かりで小説を書く町子。 軍国少女だった町子に「戦争の正体」が初めて見えてきた。
「戦争で大切な写真館を失ったショックで病気になってしまった」町子はそう思った。

町子。朝、弁当に小さなめざしを入れている。 和代「ほな行くわな」私立高校の食堂で働き始めた。
孝子「おとうちゃん調子よさそうや」町子「午前中だけやから、晩の支度しとく」孝子「薬もろうてこな」
「たのむな。はよ行かな」2階の父が気になる町子。慌しくでかけ。
徳一は、布団の中で身を起こし、うつろに窓の外をみつめていた。

夜〜 ポパイ(きれいになった) 信夫あやす孝子「おとうちゃん食べた?」和代2階から下り「ちょっとだけな」
すっかり元気をなくした徳一は、食事も2階の床でとるようになっていた。
和代「明日買出しに行ってくる。処分できるもんは処分して」 町子「私も行く。食べることが先や!」決意

徳一目を開ける。隣の部屋に人影 「…町子。どないしたんや」起きる事もできない様子;
「なんでもあらへん」大切な本や人形を、泣きながら整理している町子。母が必死に持ち出してくれたものだ。
あの朝子ちゃんの人形だけは手元に残した。 和代、2階に上がってくるが、声かけられず。

神社・野菜売りの出店〜 店主「おまけや」茄子2本くれた♪和代「よかったなぁ」「おおきに」
傍らに本と人形; 「重たいで」荷物背負う町子「大丈夫や」和代が手を離すと、シリモチ;
町子起き「ようけくれはったな」 和代「今夜は、大根とブリ炊いて、おとうちゃんに」「久しぶりやなぁ」
町子、空見上げ「もう怖いもん、降ってけえへんねんな…生きてんねんな」 「そうや。生きてんねんな…私ら」

昭和20年暮れ。徳一、44歳で他界。
父の座っていた縁側に座る、孝子と信夫を抱いている和代。寂しげだが、子供達をやさしく慈しむ眼差し。
 
〜心のままに(歌:林 明日香)〜 少女時代(15歳〜)の回想

昭和40年の町子 原稿に「了」と書き込む。(かなりのボリューム) 徹夜した町子。雨戸を開けのびー
戦中戦後の物語「楽天乙女」がついに完成した。

 書籍発売! 「楽天乙女 花岡町子/夢見る文学少女が明るく駆け抜けた 戦争という時代
 花岡町子青春の記録(明朝社\380)」 表紙は、セーラもんぺ&鉢巻に大きなペンを担ぐ三つ編み少女

徳永家〜 町子「ただいまぁ」 居間で本を読んでいた健次郎。目を伏せる
「映画2本も見てしもた♪カステラ買うてきましたよ〜。アラ読んでくれたの。これどうでした?」
健次郎「ん。まーこんなもんやろ」目をあわせず、退場〜 町子「愛想の無いヒトやなぁ〜;」
「そや。八木沢さーん?」町子仕事場へ。 純子、振り返るとマスカラで真っ黒;
町子「…どうしはったんですか?」 純子本を手に 「いば。あだじよびおわりましで」(大号泣)
「むもぉーいろぉんなもの思い出じでじまっで…」「べっぴんさん台なしですよ」「は?」
町子「ありがとう…次郎さんなんか何もゆうてくれへんのですよ」 純子「ぐふふふ…どぅふふふ」(怖笑)

診療室〜 顔を洗っている健次郎。鯛子「センセー。 ?…どないしはった?」「や別に」
「目真っ赤ですよ。何があったんです?泣いてたでしょ?」 しらばっくれて逃げ回る健次郎。
「なんで〜?私と先生の仲じゃないですかっ!」 鯛子。かなりしつこい(笑

仕事場〜 電話「ジリリリ…」 「はいもしもし?」 大きな騒動の予感〜
 
 

「崩壊した写真館の前で再会する町子と徳一」の回想で始まり、哀しくなってしまった。
サツマイモをくれた大家が、嫌味のひとつでも言うのかーと思ったら〜いいヒトだった。(私ゃ汚れてる;)
八百屋だっておまけしてくれた。生活は厳しいのだろうが、人々の心にゆとりが生まれていると感じた。

縁側に腰掛ける徳一の背中は、やけに小さく見えた。少し後、44歳の若さで亡くなった徳一。
映像は、寝ている姿のフェードアウトだけだった。どんな風になくなったのだろうか。ちゃんとお別れ言えた?
しかし、写真館が生きがいだったとはいえ、最愛の子供達や妻が無事に生き伸びたというのに
そんな死に様は情けないじゃないか!しっかりせぇよ徳一! (また回想ででてきてね)
徳一が失ったのは「写真館」ではなく、「父が心から愛し、守り、自分に残してくれたもの」だったのでしょうね。

久々に昭和に戻ってきた町子。健次郎さんもお久しぶりの登場♪やはり面白いわ、コッチの世界は(≧▽≦)
キャストに(回想)ってのがいっぱいついていて、寂しくなった;
カンジ君に心移りしていましたが、 シリモチをついている町子を見たら、「鉄棒事件」を思い出し
昭一兄ちゃんが恋しくなりました(TへT) さらば〜少女時代。切なくて、楽しかったよ!

63) 仕事場で本の整理する町子に電話。孝子から。娘を連れて近所まで来ているとのこと。
純子に「いっつも急やねん。妹ねー早産なんです」 〜少女時代の写真をみて「かわいいお顔」と純子。

工藤酒店〜 孝子と良美(山崎奈々=少女町子) 俊平笑顔で「お嬢ちゃん。このあたりの子か?」
良美「大阪市西区あたりの子」えらくぶっきらぼう; 孝子酒を選ぶ「あ。安いほうで。あのお酒なら2人なんでもええな」
守帰宅「ただいま〜」良美にぶつかりコケさす。 孝子「ちょっとぉ〜大丈夫ぅ!?」 俊平(…怪我しそうにあらへん)
孝子・良美と入れ違いに和尚(放心。ためいき…何故?)  工藤「わかった!町子さんの妹やん!」「そやそや」

徳永家・居間〜 町子「良美大きくなったなぁ。」 孝子の夫マサヒコは、盲腸でこの近くの私立病院に入院中。
お茶出す純子「お小さい頃に似てらっしゃいますね♪」 『楽天乙女』を読んだので嬉しくてしかたない様子。
孝子「まだ読めてないねん;」 良美 「お手伝いさん?お金持ちやねんね」 「あの人は秘書」 「かっこいい〜♪」
町子 「あんたが言葉遣い悪いさかい;」「ええやないの」 純子下がり、健次郎登場〜

孝子「お願いがー」日本酒渡す。
玄関先、孝子「ほならお願いします」 良美を預けて病院にでかける孝子。
健次郎「あれ?学校は?」町子「連休やし」良美「ここに入院したらよかったのに」
町子「仕事あるから、ひとりでテレビ見ててね」と町子。 「…ひとりで?」と良美。

仕事場〜 出版社から、山のようなファンレターが届く。驚!「楽天乙女」大好評
一通の封を開ける「写真館の可憐な娘さんに、ほのかに恋心を抱いておりましたー」
町子「ちょっとぉ待ってよ。私や〜。誰?」 差出人を見る「大谷三郎?ちょっとまってよ〜♪」

居間〜 恐る恐るテレビつけようとする良美。〜子供達が揃って帰宅。
町子来て良美を紹介。 男の子達は結婚式で会ったが、まるで覚えていない;
「あんたらずーっと廊下走ってたもんね。ニワトリもは走ってたもんね〜」 ←(≧▽≦)

純子がおやつ出すが、「いらない」と良美。イシ「どことなく似てよる」 良美「小さい時からよー言われてる」
町子、挑戦的に「不満なん?」 良美ニコッ。

応接間でテレビ見る子供達。由利子「良美ちゃんも見よ」 良美「えっ!?子供だけで勝手に見てええの?」
良美「ママかパパがいてんとみたらあかん。ステレオでレコードなら勝手に聴いてもええねんけど」
ステレオがある良美の家を羨む兄弟。 「買うて」「ボクとこビンボーなん?」と隆。
登「今欲しい」健次郎「ほなら、自分で働いて買え」 清志「ええな〜」 良美「ええことなんかあらへん…」

仕事場〜 中断し、あの手紙を眺める町子。背後に健次郎。「ファンレターもらってん♪あ、ラブレターや」
呆れて仕事に戻る健次郎「やーいかんといて!読んで!あ。やきもち妬いてんの?」「お世辞真に受けて;」

玄関に和尚。純子対応「あなたに…お話が」

夕食はカレー。みんな大喜び。「お腹すいたーいっただきまぁす!」1人でさっさと食べてしまう良美…。
みんなドン引き。町子「あんた何してんの?行儀悪い」 イシ「良美ちゃん。いつもそないしてんの?ひとりで先に」
良美「パパは仕事で遅いし、ママは用事やお電話したりするから…」 妹の子育てに困惑する町子。
 
 

孝子の様子がチョット変。なにか隠しているのでしょうか。もひとり赤ちゃんもいたよね?実家かな?
孝子が実家にいたとき、良美はどうしていたのだろう?家で独りだったのかな。
テレビもみないで家に独りなんて考えられん; 「うちの常識。世間の非常識」と友達が言ってたが、
他所と関わらなかったら、なにが悪いかなんて解らないよね。
良美の、ちょっと「カチン」とくる言い回しや、言葉遣いも、悪気があるわけではないのだろう。
謎のファンレター。カンジ君では?と思ったがーハズレ; ツンツンか昌江やろな。2人とも美人さんだし*
和尚のラブスト〜リィ〜が始まるのでしょうか?見たいような。見たくないような。。

64) 夜、孝子が帰宅。ため息で出迎える町子。
孝子「せやけど夕方一番忙しいのよ。町内会の集まりがあったり〜ゆっくり座って食べる時間無いの」
(台所で、牛乳飲んでる登と隆) 孝子「あの子宿題してた?」「しらんよ」「見ててよぉ〜お姉ちゃぁん;」
良美部屋に入ってくるが「宿題」といわれ戻る。登隆に「あんた達宿題は?」 「あるよ。してない。忘れていく」
町子 「ええっっ;」 「ウソ。明日する。休みやもん。おやすみ〜♪」

町子「小さいうちから…」孝子「小さいうちからやらんと困るのあの子なんよ」
孝子「それより姉ちゃん。まだおばちゃんて呼ばれてんの?可愛そうや。」 町子アハハと笑う
うまくいってないのではと心配する孝子。 「たのしーやってるで」と健次郎。
町子「私はお母ちゃんとちゃう。家族やけど、母親はひとりだけ。間違いでもなんでもない」
「うーーーーん」釈然としない孝子;

晩酌の用意〜 町子「私より、あの子の家がけったいや。良美は一日の事誰に話すの?」
町子の子供の頃は、両親に「聞いて!聞いて!」だったものだ。
「そそ。手紙の続き聞いて!聞いて!」 健次郎「小さいときから、変わってへんねんなぁ;」

「たこ芳」から出てくる、和尚と純子を工藤が目撃!
純子「一真さんて意外と純情なんですねぇ〜♪」「誰にもいわんといてや。この歳になって恥ずかしい」
純子「2人だけの秘密。恋は秘め事ですもんね〜」「エヘヘ」 壁になっている工藤。

応接間。レコードに合わせて歌う子供達 ♪あなたが噛んだ小指が痛い〜
由利子「歌わへんの?」良美「知らんもん。音楽はクラシックしか聞いたらあかんねん」
「タイガースは?」「野球は好き」タイガース違い; 町子「お父さんが言いはるの?」良美「ううん。ママ」
驚く町子。 良美「ピアニストの耳に歌謡曲は邪魔なんやて」 町健「ピアニスト?」
男軍「野球やろ」寂しそうに見る良美…。町子「良美も行ってらっしゃい」 良美嬉しそうに「うんっ!」

取材受ける町子。楽天乙女は反響が大きいと、記者(土方錦ノ助)にファンレター見せる町子。
取材終わりー純子「申し訳ございません;」 あの手紙が混じっていた。 町子「笑ってたわ;」
純子「でも ロマンチック。じゅ(住所ないなんて)ミステリアスでステキ♪」「なんでもええ方やな」
健次郎来る「あんたの気引こうおもうて適当に書いてへるのや」純子「嘘でも酔わされるのが女なんです」
町子「夢のある嘘やったら… コレ真実なんですよぉ☆」

子供ら帰宅。登「良美ちゃん。すごい速い球投げんねんで!」清志「守備かて上手いで」
良美「おばちゃん。聞いて!聞いて!登君を三振や」 町子「ママに報告せなあかんね♪」
不安顔の良美「ママには言わんといて;指怪我したらあかんから…」
登「明日、練習試合見に来るか?」「うん! …明日ダメや;ピアノの日やもん…」

夜。居間でお茶飲む孝子・町子・健次郎。
町子「お正月お酒飲んで騒ごう」孝子「主人に聞いてみるわ」「クリスマスは?」「主人に…」
「由利子ちゃんのお下がりぎょうさんあんねん」「主人に聞いてみてからね」 町健「??」
町子「いちいち聞くの?自分で判断しなさいよ!」孝子「そうかて主人やもぉん」

子供達5人で行進  ♪あなたが噛んだ〜小指がいたい
町子「ねみんな。歌の意味わかってんの?」清志「わかってるで!神田さんの歌や」
健次郎噴出す。町子呆れる「彼らの国語力が心配です;」
孝子の不機嫌な顔を見て、笑顔が消える良美。 「明日は試合や」とはしゃぐ登
「良美はピアノでしょ?」と孝子。 町子「ここから行くかすの?」
孝子「楽譜おさらいしときなさいよ」 良美「…はい。」
町子「楽しそうやないみたい」孝子「習い事は、つらいもんや。やってってよかったって後で思うの!」
先のことまで考えるのが親「歌謡曲。聞かせたないの。気ぃつけてね」  町健「…」

たこ芳〜 和尚に赤いチェックのシャツを見繕う純子「ステキ♪」「派手やないかな?」
店の外から覗いてる工藤と俊平「オッサンはしゃいどるなぁ。ゆでタコみたい」 工藤「恋は秘め事て〜」
俊平「 さては2人は!」工藤「まさかな〜」 背後に健次郎「何してんねん?」町子「入られへんの?妹来てるのに」
入る入らんでモメる。 りんが扉開けると、倒れこむ5人。 純子と和尚もビックリ☆
 
 

なんでも「主人に聞いてみんとー」な孝子さん。DVとかじゃあるまいね?亭主の顔みたいよ〜
予告で、姉妹が抱き合ってたので、週末にはうまく解決するのでしょうね♪
由利子の会話に「タイガース」を登場させたのは、野球だけじゃなく、岸辺常太郎へのシャレじゃないのか?
「あなたが神田('67)」 もいいけれど「ブルーライトヨコハマ('68) 」ならもっと笑えたなぁ(≧▽≦)

65) 65  たこ芳〜 健次郎「同窓会?」 和尚「30年ぶりにな〜照*」
純子「初恋の女性がいらっしゃるんですって♪」 一同「えぇ〜っ♪」
和尚@52歳「よそ行きいうたら衣しかあらへんのや;嫁が死んで10年カッターシャツ1枚しか買うてない」
純子を選んだのは、口の堅さ。町子とりんブーイング;

帰宅・居間〜 孝子「いっつもあんな風にしゃべってんの?」
町子「たいがい子供達寝てからここで。2人の楽しい時間や♪」入院で退屈だろうと本を薦める町子
「あの人本読まへん」 「せやけど、あんたの子供の頃の話なんて聞き飽きてるか」
孝子「子供の頃の話なんてせぇへんよ。聞いたこともあれへん。」子供のことや家計の今年か話さない言う。

後日・孝子から電話。良美がピアノ教室に行ってないという。探しに出る、町子・健次郎・由利子。
試合に勝って元気に帰宅した登。「良美ちゃんみなかった?」良美も清志らと帰宅「ただいま〜!」
驚く町子「どこいってたの?」

居間で話聞く町子「お稽古が嫌だったの?…良美」 飛び込んできた孝子「あんた!何してんの?」
肩をつかみ「何でサボッたの?理由言いなさい!」 良美「野球みたかってん;みんなと一緒に…」
孝子「何かあったら、パパにどういうたらええのよ!」 町子「やめなさい孝子。ちょっと…」

隣室、町子「あんた考え方おかしいやないの!無理矢理習わせて」
孝子「どこが悪いの?情操教育や。子どもが小さいうちは、親がいろんな機会をつくってあげなあかんの」
町子「良美。ピアノすきなの?お稽古したいの?」良美「ママに褒められてうれしかってん」孝子「ほら」
良美「そやけど。パパとキャッチボール上手く取れた方が嬉しかってん。」
聞いて欲しくて、走って帰ったら「したらあかん」といわれ寂しかったらしい。
パパと今も内緒でしているーと言う良美の話に、ショック受ける孝子。

健次郎「気持ちはわかるが、今日のは、ええ事とはいわれへん。行きたないなら言わにゃ」
良美「あかんて言われる」「とことん話して、あかんなら我慢せなあかん。2人の子供なんやから」

夜の居間〜 孝子「ショックやわ〜」 町子「気遣いやねん。先にあんたらや。
しゃべって、しゃべって、とことんしゃべってしゃべってしゃべらなアカンのはあんたら夫婦や。
業務連絡や個人面談とは違う。何が好き、何に興味あって、どう思ってるの?って解り会わなあかん。
そして楽しまなアカン。あんたらが楽しんでクラシック聞いてたら、ピアノ習わして下さいっていうはずや」

町子風呂へ。風呂上りの健次郎、孝子にビールの晩酌すすめる。断る孝子。
「よう解からへんようになってしまて…」 健次郎『楽天乙女』を手渡す。「ええご両親や。ほんまええ家族や」

早朝。薄暗い中、起きてきて物音に気づく町子。仕事場に孝子「おはよ〜」町子「ずっとここにいてた?」
孝子「読んでてん。お姉ちゃんはちゃんと小説家になってる。ちゃんとしゃべってる。
良美はもう何も言うてくれへんかも…」 町子「そんあことない。あんたの子やないの」
孝子「今日からでも、あの人としゃべるわ。もっと色んなこと」 孝子を抱きしめる町子−−

たこ芳〜 町子「ねぇねぇ。同窓会どうでした?」 和尚「八木沢さんのおかげや♪今日はお礼ですわ」
シャツのおかげでモテモテみたい。二次会までいったらしい。
和尚「写真…見るか?」 …チリチリパーマのオタフク; 俊平・工藤「菩薩さん」町子「…というより大仏さん」 
純子「やさしそうですね」和尚「せやろ?全然かわってへん。乙女のまんまや」 りん「初恋やなぁ〜」
 
 

こういう時、最後のシメは、やはり健次郎さんよね。あーなんていうのかな〜とわくわくしました。
健次郎の諭し方は、徳一と似ていました。今週のタイトル「おとうちゃん」というのにもハマっているかも。
(まー相手が男の子だとたまに手も出るが;) しかし、姉妹っていいよね。大人になって感じます。(私は妹)
町子と同じ環境で育った孝子の価値観が、あんなにも異なるのはなぜでしょうね。徳永兄弟も同じか。
子供がいると、そちらが中心になってしまう傾向ってのは確かにあるでしょね。ダンナの顔みせろー!
予告♪モーニンモーニンの 岸田智史さんはどんな役かな。 カンジ?大谷三郎?
ところで…じいちゃんどこ〜?

66) 良美も帰り、次の週末。魚を焼いている純子。煙ボーボー;
「楽天乙女」への反響の手紙が続々。嬉しそうにファンレターを読む町子。
中学生からの手紙「森と泉に囲ま教会で静かに眠る式を挙げたいです。」 ←ブルーコメッツかっ!
♪森と〜泉に〜。 浮かれて踊りだす町子。あきれて笑う純子

応接間〜 「楽天乙女」を手にする男性。ファンレターの主、大谷三郎(岸田敏志)
いそいそ部屋に入る町子。 三郎「あつかましいのですが、近くまで仕事できたもんで」
手紙の礼を言う町子。「照れくさいですね」 「…お元気でしょうか?」「はい…元気です」

家族は昼食。気になって廊下で様子を伺っている健次郎。背後から純子「あの方です。例のラブレタァ」
健次郎「また恵比寿さんみたいにダラーッとなってますわ」純子「気になります?」「お茶早く」とごまかす

学校が違うので覚えていない事を詫びる町子。三郎は剣道の稽古で家の前を通っていたのだ。
チャンバラしていた子供達に絡まれた思い出話。三郎「その時、助けてくれたのがお姉さんだったんです。」
町子「…お姉さん!?」勘違いに気づく; 三郎「男の子らとカエル追い、木に登り逞しかったでしょ?」
「え…えぇ;」「その時もけちらしてくれてねぇ〜卑怯なリ〜!って」 純子(あちゃー;って顔)
三郎「妹さん。お姉さんの影にかくれてるようにしてて可憐な女の子やった♪」 町子(クラクラ〜;)

たこ芳〜 「ガハハ!」と大爆笑する健次郎「やー可憐な少女いうからおっかしいなぁと思てた」
町子「まぎらわしのが悪いて!」おでんをヤケ食い。
健次郎「でも覚えてたんやろ?カエルて。アッハハハハハハ」 笑いが止まらん
「妹かて可憐とはほど遠い思うよぉ〜;」「あーおかし」 純子「今日のことは妹にちゃんと伝えておきますからって」
健次郎「あんたも勘違いしてたて言わへんかった?」 「印象悪くして読者減らしたないのよ」 「したたかやねぇ〜」
りん「先生ンチは、毎日色々あって面白そうやね」 笑いすぎて泣いている健次郎〜

翌日〜 イシの指導で女性に陣が奄美の鶏飯作り。 <芋たこ>料理コーナー「鶏飯」
イシ「まずはスープを作ります」 ←カメラ目線じゃ〜(≧▽≦)
…で完成♪炊き込みご飯と思ってた;違うのねん

健次郎「わ〜うまそうや〜」 イシ「これも昨日から〜」豚足ドーン!
純子「うわ〜っ!私ブタのおみ足見たの初めてですぅ;うわ〜っ!」退いてる;全員で「いただきまーす!」
純子に豚足ススめる健次郎。気味悪がるが、気に入った様子。黒糖焼酎飲み干す。
町子「健次郎さんと一緒にならへんかったら、こんな美味しいもん知らんまま生きてたんかなぁ」「褒めてんの?」
町子 「孝子や良美にも食べさせてあげたいなぁ〜」健「豚は捨てるトコがない」
町子「鱧皮、鯨皮、うなぎの頭:はんすけも食べる〜」
純子「どうしてはんすけ?」一升瓶手酌; 町子「1円をえんすけと呼び、鰻頭は50銭だったから?かな」
イシ「奄美の鰻はそら〜大きい。食べ応えあるわ」 料理は父が亡くなってから覚えたと言う町子。
純子「家庭料理は腕前より人生経験♪」 昼間から呑んで、調子出てきたぞ〜純子。
町子「呑ましたらあかんて。とりあげて。呑ましたら〜」健次郎の腕をバシバシ
玄関から「ごめんください〜」 純子「はぁぁぁぁぁい!(≧▽≦)ノ」完全酔ってる;

来客は配達だった。孝子からダンボールと手紙。先日のお礼と、お礼の品。
箱の中身は、くさや! 「10年前の新婚旅行に八丈島で食べて気に入ったもの」 一同「くさぁ〜い」逃げ惑う;
健次郎「コレうまいんで」と振り回す。「やめて〜やめて〜」
 
 

可憐な少女は、孝子ちゃんだったーーと言うオチ。岸田さんはこれだけなん?
ドラマの中でお料理コーナーって珍しいー。
カメラ目線アリだし;なんかすげー。「イシの指導で」が「医師の指導」って聞こえた(笑
さほどコメントも無いので、レシピ残します。
   

 
【おまけ】鶏飯レシピ  〈作り方4人分〉
材料:出汁コブ、干しシイタケ、鶏モモ・ササミ、卵、細ネギ、パパイヤの漬物、島みかん、調味料
1.まずはスープを作ります
 水でもどした干しシイタケ・戻し汁・鶏がら・水1リットルでスープを作る。
 そこに、鶏ササミ・出汁コンブ・戻したシイタケ投入。
2.スープが煮立ったら、しょうゆ・みりん・だしの素・塩で味付け(しょうゆは色がつく程度に)
3.火が通った鶏ササミを取り出し、細く裂く。
4.しいたけをしょうゆ・みりん・砂糖で味付けし、千切りにする。
5卵を薄焼きにし、千切りにする(錦糸卵)
6.細ネギ・パパイヤの漬物・シマみかんの皮を薬味用としてみじん切りする。
7.ごはんの上に鶏ササミ・しいたけ・卵・薬味を盛り、スープをかけたら完成!


update:2006.12.17